ジャニーズ・オールスターズ・アイランドのストーリー展開メモ(うろ覚え)

喜多川担として外せない冬帝劇の新作だよ!本当に本当にうろ覚えのうえに、安井さん贔屓みたいなところもあるけど、メモ用なので許してください。。色々間違ってるかもしれないので、また観たら追記・修正などします。小見出しは私が適当につけた。

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【ご報告】自担が結婚しました

2016年11月29日、いい肉の日。私が2001年から15年間応援していた、ジャニーズ事務所所属・V6の長野博さんが、女優の白石美帆さんと結婚されました。Twitterにも色々書いていたんですが、なんとなくまとまった文章で気持ちを残しておきたいと、筆(概念)をとらせていただいた次第です。いやお前、最近安井謙太郎(Love-tune)にずぶずぶハマりすぎでしょとか、祝福する文章なんか読めるかといったようなご意見もあるでしょうが、私のブログだから書きたいこと書くよ。あたしゃ書くよ!!!

だいたいの感想

まあ普通にお仕事していたところに、何気なくTwitterを開いたら「長野くん結婚」の文字。最初に思ったことは、ショックとか辛いとか、逆におめでとうとか、そんな言葉にできるような感情ではなく、とにかく「ちょっとwwwww」でした。これは振り返ると「何の前触れも感じなかった」「誰か結婚するにしても博とは思わなかった」「相手誰だ」「アイドル結婚できるんだ!?」といういろんな感情が入り混じった、つまりは”ツッコミ”だったように思います。
そのあとに、じわじわと「嬉しいなあ」「おめでたいなあ」という気持ちが湧き上がってきました。ここはもちろん、人によって全然感じ方が違うことでしょう。私もなぜすぐに「嬉しいな」と思ったのか、我ながらよくわかりません。だから、よくわからないけど「辛い」「いやだ」と思ってしまう人もたくさんいるんだと思うんです。感情とは難しいものだ。
私の場合はもしかしたら、長野くんが好きすぎて年表を作ったりして、”人生を見守る”感覚になっていたことから、自然と「よかったな」と思えたのかもしれません。みんな、自担の結婚に備えて、自担の年表作っとくといいよ。
また私の根が布教体質であり、常日頃から「世界中の人間が長野くんのことを好きになればいいのに」と思っていたことから、たくさんの人が祝ってくれて、Twitterで「長野くん」と検索したらすごい話題になってて、何なら「美男美女じゃん」とか言われてて、舞い上がってしまったというところもあったでしょう。良いことに聞こえるかもしれませんが、正直なところ、アイドルにすごく恋しているわけではない、こういう信者体質の人間ほど、おたくから抜け出せないものです。みなさんも気をつけてくださいね。私は諦めてるけど……。

折しもこの日は日テレで生放送の音楽特番「ベストアーティスト」が放送される日。ジャニーズ事務所のグループもたくさん出ているわけで、もしかしてものすごく祝福されちゃうかも!?と思ったら余計にどきどきしてしまいました。で、実際に見たら、V6、TOKIO、嵐、関ジャニ∞に囲まれて胴上げされている長野くんがいた。本当にもちろん、そんなの望んでない人もいて、こうやって祝福されているからこそ自分の感情の行き場がなくて嫌だ、という人もいるとは思うし、そういった人が無理をする必要は全くないと思うんですけど、私はもうめちゃくちゃ興奮してしまったのでした。

 

だって、長野博ですよ。いろんなアーティストが集まり、4時間にもわたる大型特番で、長野博が胴上げされてるんですよ。

 

いや別に博担をしてて、すごく不満があったわけでも、博が不憫だと思っていたわけではないんですよ。ドラマの主役も、舞台の主役もたくさんしてるんです。でも、決して目立つタイプではなかったし、歌番組でいつもソロがあるわけではないし、何なら25枚目のシングルまでソロパートなかった*1し、24時間TVでは烏骨鶏によって神隠しにあうし、ファンとして「露出度が少なくても嘆いたり羨んだりしないこと」「動体視力を鍛えること」などの心得を守って生きてきたのに、TVの真ん中でこんなにみんなから祝福されてて。「めっちゃ主役になってる!!!」ってことでなんか胸がいっぱいになってしまいました。長野くんが周りから愛されてることが見えて、すごくハッピーになってしまいました。
長野くんのやり方も、きっとすごく良かったんですよね。1回撮られた後は全く尻尾をつかませず*2、まずファンの元に報告状が届いて、午後に正式報告され、夜に生放送で肉声(テレビだけど)が聞けたという、段階の踏み方がすごい。『ベストアーティスト』も、ドラマ『逃げ恥』放送時間にぶつけてくる気合いの入れようです。長野くんの結婚報告、逃げ恥に勝てたのか若干心配なほどです。いや私も好きだし毎週録画してるよ逃げ恥。

アイドルの結婚について思うこと

これは不思議なもので、「恋をしているわけではない」と言っても、どこかで「異性(恋愛対象の性)だから好き」という感情があるので、基本的にはショックだったり辛かったりする部分はあるんですよね。長野くんの場合は「嬉しい」が勝ったけど、井ノ原さんが結婚した時は、かなりショックだった覚えがあります。あの時は井ノ原さんが浮かれすぎで、今回の長野くんは、緊張してたけど割と落ち着いていたとか、井ノ原さんの苦い経験を元に報告フローが改善されてるとか、そもそもあっちもこっちもあの時とは年齢が全然違うというのもあると思うんですけど。
私は井ノ原さんの結婚報告以上に、あの時に井ノ原ファンがごそっと減ってしまったことがある種トラウマで、長野くんも結婚したらファンが全然いなくなっちゃうんじゃないかとか、叩かれるんじゃないかとか、もう舞台が埋まらなくなるんじゃないかとか、そんな心配をしていたから、自担の結婚というのはそれなりに不安でした。勝手に、そういう事態は長野くんとかも怖いんじゃないかなあと思っていたから、結婚しないかもしれないとも思っていました。でもV6がなんかまた人気になってきて、結婚しててもファンがつくようになっていたりして。想像してたよりもずっとハッピーな感じでこの佳き日をむかえることができたように思います。

あとは自担が「アイドルだから結婚できない」という人生を送るなら、こっちにすごく罪悪感が生まれてしまうから、嫌だなあと思っていたということもあります。本人が結婚したくないなら全然いいんですけどね。これは、アイドルに向けての配慮ということではなく、単純に私が「アイドルの人生を搾取して楽しんでる」って罪悪感を持ちたくないという、自分勝手なものです。
だからまあなんか、恋愛スキャンダルとかの時に見る「こっちはお金を払ってるんだから、ばれないようにしろ」「プロらしくない」という言い分とかも苦手で。いやもちろん大々的に彼女や奥さんの話をほしいわけじゃないんだけど、アイドルに対して偉そうになりたくないという気持ちがあります。単純に、見たいものがあるからお金を払っているので、見たくないものには払わなければいいという感じでやっていけたらいいなと……。そこに”応援”という気持ちが入りすぎると、「応援してあげてる」「応援してたのに裏切られた」とかなるから、それも苦手だなあと思ったりもします。応援楽しいし、応援としか言いようがないんですけどね。個人的には、見たいものを見せてくれるならそれでいいよ、というシンプルなところにいられればと改めて思いました*3。繰り返しますけど、ショックを受けてる人は無理をしなくていいと思うし、これはあくまでも私の場合の話ですよ。

 

まあとにかく私にとって、自担の結婚はめでたかった。ただもしかしたらこの後、ふとした時に「博はもうお嫁(概念)に行っちゃったんだな……」と寂しくなるのかもしれないという思いはあります。ちなみに”お嫁に行く”の反対がないのが不便ですね。婿じゃなくても、婿でいいのかなあ?

そして最後に一つ言いたいのは、私に「おめでとう」と言われても反応に困る!!ということです。「ありがとうございます」って返すのが正解なの??絶対正解じゃないよね????どうか、長野くんに向けておめでとうって叫んでください。そして「長野くんおめでたいね*4」って言われたら、私も「めでたいよ〜〜〜〜」って返すことでしょう。

 

長野くん、本当におめでとうございます。お前は今でもアイドルさ、幸せになってくれなきゃ困るぜベイベー。そんな感じ!

(BGM:嵐「愛を叫べ」)

 

*1:自己申告による

*2:注目されてないだけと言われるかもしれませんが、その後も「張ったけど1人でごはん食べてた」みたいな記事も載ったりしている

*3:しかし、見たいものを見せてもらうために応援しなきゃいけない時は多々ある

*4:おめでたではない

Love-tune結成から半年とちょっとを振り返る(後)

 Love-tune振り返りの続き。7月〜10月分です。

sasagimame.hatenablog.com

7月

  • 7月7日 前半3誌で7人がLove-tuneとして登場
  • 7月16日 サマステグッズのクリアファイルで安井、真田、森田、萩谷、諸星の5人として登場
  • 7月17日 サマステのサイトで、Love-tune7人記載
  • 7月19日 日本テレビ『PON!』おとなりJr.真田佑馬
  • 7月24日 後半2誌で7人がLove-tuneとして登場
  • 7月25日 日本テレビ『PON!』おとなりJr.諸星翔希
  • 7月26日〜29日 サマステ、高橋海人/Snow Man/Love-tune公演 

サマステのクリアファイルに5人しかいなくて相当ざわざわしましたが、即7人でLove-tuneということがわかって、ひと安心というところでした。時系列的に、6月あたりにクリアファイルの撮影があったのか?5人構想があったのか?と思うと、裏側どうなってたんだ。顕嵐と長妻はセットだったのかな。

 

サマステは運良く初日に入りました。パフォーマンスバトルはないと思ってたので、「これからバトルをやります!」と聞いた時は「今年も我々はデシベルを……」ってがくっとなった*1けど、なんだかんだ勝ち数一緒の仲良しバトルだったのでよかったね。アンコールで、負けチームが後ろでわちゃわちゃしてるのもかわいかったです。

サマステでは、180度ステージでのSnow Manの圧倒的な強さ、ファンの力を感じました。Snow Manのファンも多い中で、Love-tuneは盛り上げきれてないんじゃないか、Love-tuneのファンもまだ盛り上がりきれてないんじゃないか、などと勝手に心配したりもしたのですが、公演が進むにつれて、とにかく客席の空気をつかんでいった7人の姿が印象的でした。「成長を見守る」なんて悠長なものではなく、「PDCAまわしてるな〜!!」という感じだった。強すぎる。

 

そして、ここら辺から掛け持ち問題。もともとTravis Japanに所属していた顕嵐につく肩書きが「Love-tune」のみになっていて、でも美勇人には両方の肩書きがついていて、顕嵐はどうなるのかという。しかし、おたくにもメンバーにもどうすることもできないんですよね。こう「Love-tuneの顕嵐」について話しづらい感覚があったし、Love-tuneはデビューしてないし出来るかもわからないのに、こんな気持ちにならないといけないなんて、理不尽すぎると勝手に怒った気持ちになったりもしました。そこ詰めてくと、noon boys問題も気になるし……。
実際のところ何がどうかはわからないけど、今もらぶとらが仲よさそうにしていたり、互いにメッセージを送ったりしているのを見ると、これもまた強さだなと思います。みんな、互いに頑張ってることを知ってるからなのかな。

8月

出るぞ出るぞと噂されていたA.B.C-Zコン。これけっこう言ってる人多かったけど、バックのお仕事をすることによって、7人がよりまとまったように見えたのが、すごく面白かったです。
Jr.コーナーで披露させてもらった「Masterpiece」、萩安の背中合わせからのノールックタッチに沸き、「一番大切な君と笑い合えるPlace」(安井)「俺の行く先にいつも君がいる」(萩谷)という歌詞の割り振りに沸き、飛び出してくる顕嵐に沸き、最高だったな。誰が演出したかはわからないけど、大サビで花道を疾走する姿を見て「こんな風にちゃんと空間を使えるグループなんだ」と、より好きになりました。

そしてサマステ8月公演。7月に見たときよりも抜群に客席の煽りがうまくなっていたし、どこかすごく優しいグループになってるな、というのを感じました。これはチーム覇の時にも思ったんだけど、チームであろうとする努力みたいなのが見えるような。覇の時に、チーム覇ポーズを作ったり、「俺たちが覇者!チーム覇!」ってフレーズを作ったり、メッセージVTRの最後は「セーの」って全員で喋るようにしたり、一体感を出すための工夫がすごいなと思って、このたびLove-tuneにも同じことを思いました。単に形から入るということではなく、旗じるしを作るとか、好意的に歩み寄る、みたいなことだと思うんですけど。

サマステ最終日は本当に圧倒されました。熱量がはんぱなかった。5月のクリエではイマイチ乗り切れなかった(と思っていた)「Evolution」も、会場全体がめちゃくちゃにのってた気がする。この最終日では安井が「僕たちの夢は、東京ドームでこれ(サングラス外し)をすることです」と言ったり、「次につなげる公演にしよう!」と言ったり、「六本木に革命起こす準備はできてるか!」と言ったり、やたら未来の話をしていた印象でした。

9月

  • 9月3日〜30日 『DREAM BOYS』
  • 9月6日 舞台『ジャニーズ・オールスターズ・アイランド』制作発表
  • 9月14日 真田佑馬『ダニー・ボーイズ』制作発表
  • 9月27日 新ジュニア情報局(仮)で、Love-tune動画公開 

ドリボ開幕。大きかったのは、オリジナル曲「CALL」&オリジナル衣装!熱望していたオリジナル曲がこんなすぐもらえるとは思わず、だいぶ浮かれました。しかも、何曲もの中から選んだということも知って、今のJr.の環境とは一体……!?恵まれてるんだか、恵まれてないんだか。

オリジナル衣装も、実は3着目ということが発覚。(1)2015年のDREAM BOYSの美勇人デザインの4人衣装(2016年版になって3人のもプラス)、(2)えびコンの「Masterpiece」で河合さんが用意してくれたかっこいい衣装、(3)ショッキングピンク×黒×ハートの衣装。(3)のインパクトが強くて大好きな衣装だけど、(2)もすごく好きなので、少クラで着てほしい!

 

ドリボは会見に出ていたJr.がJohnnys 5(JET BOYS?)だけだったから、ちゃんと出番あるのか心配もあったものの、蓋を開けてみたら出番だらけでしたね。ドリボ組曲Love-tuneのターンもあったし、よかった〜〜〜とちょっと安心。気にしてもしょうがないけど、ジャニーさんから信頼されてるなら嬉しいな〜。フッキングやダンスの見せ場、MASKなど、顕嵐・モロ・長妻、時には萩ちゃん*2が務め、経験豊富な方がサポートしている様子を見て、「OJTだ……」と感心しました。

演技の面でも、いろいろと設定を詰めてるのかな? と毎日のレポを見ながら考えるのがとても楽しかったです。実際にTV fanではそれぞれのキャラクター設定が語られてて、答え合わせみたいで興奮でした。

途中に挟まれたジャニーズ・オールスターズ・アイランドの会見では、各ユニットから2名ずつ登場で、積極的にLove-tuneという名前を出すさなやすの本気。『ダニー・ボーイズ』の会見でもLove-tuneの事を話す真田は、『炎の体育会TV』で長妻がLove-tuneの話をした時に、TVの前でガッツポーズをしたというので、自分もユニットのことを話そうと思っていたのかなあなどと思いました。

あと忘れちゃいけなかった動画。他のグループ3分とかなのに、らぶだけ8分もある。しかも、いっこいっこの話題の情報量が多すぎて、私のようなお勉強野郎にはありがてえありがてえって感じです。

10月

  • 10月1日〜2日 A.B.C-Z Star Line Travel Concert(大阪)

そんなわけで、9月30日のドリボ千秋楽から間髪入れずにえびコン!Love-tune現場はこれでひと段落か、と思いながらしみじみ見ました。ドリボを経たLove-tuneはなんかもうますます「強い」という感じで、でもこれほんとさっきも言ったけど成長というより、PDCAまわしてるんだろうなと。前回「あれ?」って思ったことが、次見たときには解消されてるところ、安心して追っていられるのがすごく良いです。

これからの2か月は個々のお仕事もありつつ、12月のジャニ島が一体どういう事態になるのか怖いけど、まあ本人たちについてはもう信頼しかないので、楽しむしかない。本当に私は根っからのユニ厨ですので、周りのJr.担に驚かれるほどに、Love-tuneができてからどんどんのめり込んでいったわけですが、何がどうなるかわからないということも重々承知しています。ただこの先どんな展開があっても、Love-tuneの事は一生好きだろうなと思える時間を過ごせたし、この半年がさらに素敵な未来につながっていたら嬉しいとだけ、思っています。

*1:途中のパフォーマンス(曲なし)でバトルをして、勝った方がアンコールを歌えるという企画

*2:去年のドリボでは、途中から真田に見守られながらフッキングをしていた

Love-tune結成から半年とちょっとを振り返る(前)

いつの間にかJr.ユニット乱立時代となっていたこのご時世に、新たに現れたユニット・Love-tune。2016年3月4日に突如として名前が発表されたのちに、メンバー増員等でおたく界隈を騒がせ、現在7名で活動しています。この半年、と1か月とちょっと、ファンの心をワクワクざわざわとさせながら駆け抜けたLove-tuneの動きを振り返っておきたいと思いました。Love-tuneのはじまりを、ちゃんと残しておきたい。

 

と、ちょっとセンチメンタルな感じで初めてみましたが、要は、絶対忘れるからね……。本人たちもおたくも時が経つと記憶がめちゃくちゃになるというのはV6のデビュー時について調べていた時によくわかったし、むしろすでに忘れそうになってるので、現場が落ち着いたところでいったんという気持ちです。バリバリ主観&淡々&ブツブツと語ってるのでよろしくお願いします。

参考までに現行のJr.ユニットの結成年を並べるとこんな感じ。2015年5月のSixTONES結成以降、1年でユニット激増。7ユニット増えてるのやばい。

MADE:2001年 ※現メンバーは2008年5月
They武道:2008年
(Mis Snow man:2009年1月)
ふぉ〜ゆ〜:2011年4月
Travis Japan:2012年
Snow Man:2012年
SixTONES:2015年5月
Mr.KING:2015年6月 ※当初はMr.King VS Mr.Prince
Prince:2015年6月
HiHi Jet:2015年10月
天才Genius:2015年12月
Classmate J:2015年12月
Love-tune:2016年3月 

そしてLove-tuneというグループについてはこちらの素晴らしい記事を参考に……。

plan-j.hatenablog.com

 

2016年2〜3月

  • 2月6日 真田佑馬『コインロッカー・ベイビーズ』出演発表
  • 2月22日 「ジャニーズ銀座2016」メンバー発表(Cクリエ:安井、真田、森田、萩谷)
  • 2月25日 安井謙太郎『三婆』出演発表
  • 3月4日 クリエ当落発表&Love-tune名前発表
  • 3月17日 雑誌『女性セブン』でラブトゥーンだと明かされる ※”J7”として現Love-tuneメンバー掲載
  • 3月20日 安井謙太郎 NHKラジオ『らじらー!サタデー』パーソナリティ発表
  • 3月30日 週刊『TVガイド』Love-tune結成時の話が出る
  • 3月30日 『ザ・少年倶楽部Love-tune名前が出る

2月に発表されたクリエCメンバー*1にまさか、まさか名前がついた!!という衝撃の展開。確かにJr.の世は空前のグループ乱立時代。ジャニワで多くのグループが活躍しているのを見て切ない気持ちになり、安井はどうなっちゃうの……と思っていたのが、こんな唐突に叶うなんて思ってもいませんでした。なぜ名がついたのかは、その後ちょこちょこと語られるように。

安井:まぁびっくりしたよね。レッスンしてたらジャニーさんが来て、「安井〜」って言われて。で、行ったら「名前を悩んでるんだけど」って。(週刊『TVガイド』2016年4月8日号)

萩谷:ジャニーさんが29日から始まるコンサート「ジャニーズ銀座」のポスターを見て、グループ名がないことに気付いて考えてくれました。(読売中高生新聞 ジャニーズJr.の小箱 4/29)

 いやいやそんなゆるい感じ!?そしてジャニーさん、重要な時はYOUじゃなくて安井って呼ぶの?こうやって改めて振り返ると、真田・安井とお仕事決定ラッシュだったんだけど、そういうのは関係あるのかないのか。

発表から2週間くらい”ラブチューン”だと思ってたら読み方が”ラブトゥーン”だと発覚したのが『女性セブン』。クリエポスター以外で最初にLove-tuneという名前が出たのが、現7人メンバーが”J7”という煽りで登場した『女性セブン』だったんですよね。ちなみに、この7人は2015年12月にも女性セブンに出ており、予告でJ7と書かれて話題になったけど、記者座談会記事によれば、単純に「女性セブンが2016年に注目するJr.7人。神セブン的な???」という話らしい。今や、そのメンバーで7人組になっちゃってるんだからすごい。

・4月

  • 4月6日 NHK BSプレミアム『ザ・少年倶楽部』春休みSP「粉もん」で「Love-tune」のテロップ
  • 4月9日 TV朝日『真夜中のプリンス』開始
  • 4月18日 サマステ ジャニーズキングダム出演発表(後に、ジャニーズキングに名称変更)

ここら辺は少クラ、雑誌、真夜プリを中心に、4-tuneで割と穏やかに過ごしていましたね。真夜プリ、発表時ではPrince+ClassmateJという座組だったのに、なぜか今もPrince+らぶ4でまわしてるのは、やっぱりガムシャラで培った安定感を買われたのだろうか。ジャニーさん判断なのか、事務所の他の人判断なのか、局側の判断なのか、など地味に気になるところです。ちなみに、番組自体はジャニーさんがPrinceに「YOUたちで新番組やっちゃえばいいじゃん」といってできたらしい。

Love-tuneとして少クラで色々と曲も披露してくれました。2015年のドリボ後はほぼ4人くくりだったし、ユニ名がついたからといって「この4人でデビューって……ないよね!?」とは正直思っていた。でもこの4人が離れずにすむのはよかったな〜、これから色々できるといいね、って浮かれていた。4人って人数少ないから、PrinceとくっついたりKINGとくっついたり、トニセンポジでワンチャンなくもないんでは、とかすかなかすかな期待も持ってました。 

5月

  • 5月6日 クリエ初日(4人)
  • 5月21日〜22日 クリエにSPゲスト登場
  • 5月23日 NHK BSプレミアム『ザ・少年倶楽部』収録(4人)
  • 5月31日 クリエ千秋楽(7人+ゲスト)

いやー、事件でしたよね。初日で何度も「次変わってるかもよ??」って言ってたのフラグすぎた。歌舞伎との兼ね合いもあったのか、そもそも日程も飛び石でイレギュラーだったじゃないですか。いつから何がどう決まっていたのか謎すぎる。

21日の率直な感想。

これに尽きる。あと、モロの盛り上げ力、長妻の長身ダイナミックアクロバットにもびっくりした!

6日の4人クリエ、これはもう今振り返ったら、最初で最後の4人だけのステージだったんだって涙が出そうになるけど、終わった後は「もっと新しいものも見たかった」という話もしていて。実は21日にがらっと変わったステージを用意してたんだから、むしろ6日のクリエだけでしかやってない曲を何曲も何曲も用意して構成してたのがすごかったんですね。

21日からは毎日SPゲストの紹介の仕方も変化してて、22日からモロは紹介されず最初からしれっと出てくるし、ゲストに高橋颯くんも加わり、谷村の名前も呼ばれたりして、混乱に次ぐ混乱であった……。

 

でもまあ7人なんだろうな〜と思えたのは、途中で披露していた、ジャニーズWESTの『なにわ侍!ハローTOKYO』のパロディのような*2コント風の流れ「Love-dogs」で、「現在の4人に加えて必要なのは顕嵐、長妻、諸星」と明言されていたから。途中も7人がメインのパフォーマンスだったし、アンコールで歌ってたのは「SEVEN COLORS」でしたし。
6日に「変わるかもよ?」と匂わせておき、21日の増員で混乱する会場に、途中のコントで「俺たちが売れる*3には何かが足りない!モテる奴が必要だから顕嵐!アクロバット長妻!そして(モロササイズで会場を一つにした)諸星!」って理由まで出して納得させようとしてくるのが本当にすごいなと思いました。ただ、このコントの入りが「これからみなさんを不思議な世界へお連れします…」って雑すぎたことはめっちゃ笑った。

 

巷で「テコ入れ」と言われているのを見てくそ〜と思ったりもしたけど、正直「メンバー増員されるくらい、気にかけられてたの?」というのも驚きでした。しかも明らかに売れそうなメンバー入れてきたな!みたいな。3月に名前がついた経緯を知った時に「ゆるっ!!」って思ったし、いったいどこまで正式なユニットとして見ていいんだ?とも思ってたので、「売る気あったの!?!?」とびっくりした!!

すでに5月時点で7人のLINEグループができてて、20日の夜に真田から熱いメッセージが送られてきてたとか話されているのを雑誌で読んで、本人たちのほうが先に7人を受け入れてたんだとは思うのですが、クリエでは絶対に「7人でLove-tune」と言わなかったね。しかも雑誌の取材が入ったのは6日の初日のみだから、初めての7人公演の記録が残っていないのも切ないところなんですよね。本当にまだ、固まりきっていなかったんだろうな。

 

というわけで長すぎますよね???後編に続く……。

 

sasagimame.hatenablog.com

*1:厳密に言えば、なにわ侍やらオーシャンズやらドリボやらみたいな流れもあると思うんですけど、そこらへんは私もちゃんと追ってないし、キリがないので割愛します

*2:ここで「粉もん」歌ってるし、確信犯だろ

*3:コント上、売ってるのはたこ焼きだったけど

シンメってなんだろうな(1)

タイトルそのまま、シンメってなんだろうな〜と常々思っておりまして、好き勝手に考えていることをまとめてみました。いつもよりも好き勝手語ってるので、ツッコミどころや宗派的な問題(?)などなどありそうだけどまあ個人の好き勝手なブログ記事なので……。

まあもともとシンメ厨ではあるのですが、なぜシンメがこんなに気になるようになったかといと、Jr.沼にズブズブにはまったから……。そこで驚いたのは、シンメというのが思っていた以上に物理的なものであり、Jr.はシンメ単位で動いていろんな仕事に組み込まれており、それでもある日するっと解体してしまうような儚さも持っているのだということでした。今まで遠目に見ていましたが、バック予想やお仕事予想にまで自担のシンメの動向が関わってくるとは、とびっくり。デビュー組のファンと、Jr.のファンだと、シンメについての認識が全然違いそうです。

シンメはいろいろな意味で使われている

一言で「シンメ」と言いましても、いろんな意味で使っている人がいるように思います。現在使われている意味をおおまかに3つに分けてみます。

(1)ダンスの立ち位置としてのシンメ

ダンスのフォーメーションで、対となって、シンメトリーな立ち位置にいる2人のこと。

(2)固定シンメ

先輩のバックでセンターを割る際、またステージで曲を披露する際に(1)の状態が続き、定着した2人のこと。解体されることもある。

(3)概念としてのシンメ

(2)の固定シンメの特徴を他の関係性などに当てはめたりして使う「シンメ」。

基本的に、ジャニヲタが尊がっているのは(2)の固定シンメのことかなと思います。今回は、(2)を中心にぐるぐる思いをめぐらせていきます。

「シンメ」という言葉をいつ頃知ったのか?

(2)の意味でのシンメがいつ頃から普及してきたのかはわかりませんが、面白いなと思うのは、これがおそらくアイドル側から出てきた言葉だということです。割と最近まで、何となくおたくが勝手に呼んでる言葉のように思ってたんですけど、KAT-TUNあたりはJr.時代普通に「〇〇とはシンメだから似てくる」とかそんな話を雑誌でしていたみたい。もっと言えばA.B.C-Zは「振付の時に『〇〇と〇〇シンメ!』と指名される」と明かしています*1

私が一番最初にシンメという言葉を知ったのは「大町シンメ」からでした。大野智ファンだった友人から、嵐デビュー直後に「大野くんは本当は町田慎吾とシンメだったんだよ。大町シンメは永遠」といった感じで教えられました。今思えば結構な強火だ……。町田さんが雑誌で大野さんに「思えば、あなたとシンメで踊っていた頃が幸せだったのかもしれません」とメッセージを送っていたのも見せてもらったことがある*2
他の友人からは「浜田一男が言ってた」「トニコンのJr.が自分たちで言っていた」(両方97年ごろ)という話を聞いたので、内部で用語が浸透したのはJr.黄金期あたりから? とはいえ、キンキが「シンメトリーの踊りで〜」(確かSMAPのコンサート「Sexy Six Show」の話題)と話しているのも聞いたことがあるので、94年頃にはその前身的なものがあったのかな。まあキンキは普通に、(1)として使っていただけなのかもしれません。

93〜94年ごろのJr.を取り巻く変化

だいたいうろ覚えなんですが、93〜94年ごろを振り返って「振り付け師がいないから自分たちで振り付けた」(長野)、「ジャニーズJr.の数がすごい減って大変だった時があった」(光一)、「ジャニーズの振り付けをしていたけど、TRFの活動が忙しくなってSANCHEに代わってもらった」(SAM)などといった発言があることから、ここら辺でJr.文化の変動があったのではないかと推測されます。つまりサンチェさんが固定シンメをシステム化したんでは……と疑ってるんですがもちろん実際のところはよくわからない。
ちなみに安定のジャニーズ百科事典さんによると、SANCHEさんは1993年からジャニーズ専属振付師らしい。現在の『ザ・少年倶楽部』の前身である番組『アイドル・オン・ステージ』が始まったのも1993年ですね。アイオン〜Jフレデビュー〜黄金期でJr.がたくさんTVに出るようになり、数も増え、ある種のシステム*3となっていったのかもしれません。全くの推測です。
てか今更ですけど、Jr.黄金期ってやっぱりKinKi Kids、V6あたりの盛り上がりと結びついてたのかもしれないですね。いま全然デビュー組の歌番組バックにJr.つかないもんな〜。

ざっくりまとめると

デビュー組のバックでJr.が踊る際に先輩たちをセンターにして、次に来そうなJr.が2人、前の方で大きく映っている、という状態はKinKiや剛健、坂長*4も通っています。

こういった、シンメ(の前身?)たちがデビュー後もコンビ扱いとなり、しかもAfter SMAP時代としてどのグループも解散せず蓄積されていくにつれ、Jr.もシンメ売りの色が強くなったり、本人たちのシンメ意識が強くなっていったりしたのかな。シンメというのはやはりAfter SMAP時代におけるJr.文化の成熟と密接に関わっているのかもしれません。

しかしどこまでジャニーさんが絡んでいるのか、まあ普通にスペオキだからと自ら指定することもあれば、振付師さんの裁量に任されていることもあるんでしょうね。そしてデビュー時にあっさりひきはなしたりする……。

心に残っているシンメ

バックについているJr.は、主にKinKi担として見ていたことが多かったので*5、KinKiデビュー後の歌番組で見ていたタキツバ・にのあい・やまとま・仁亀あたりがとても印象深いです。シンメという言葉を知ったのは嵐デビュー後でしたが、「キンキの後ろのあの状態のことか〜!!」って納得いく感じであった。

またこれを書くにあたって、V6デビュー前の映像、アイオンやら先輩のコンサートバックやらをJr.ファンの目線で見てみようと試みたところ、KinKi(別格)、お兄さんJr.ライン(長野・井ノ原など)、次世代ライン(剛健、小原など)・ちびジュ(翼とか)と現在もあるわ〜ってラインに加えて坂本・長野(ふたりきり)があるのってどういうこと!?となりました。坂本さん大物のバックにしかつかないんですが、その時隣には博しかいない……何者だ。 

とまあこんな感じでまとまりもなく、2016年に一体いつの話をしてるんだ感もありつつ*6、次回へ続きます。

*1:それが(1)か(2)かはわからないんですが

*2:というかこういうのを読んでたのになんでシンメはおたく発だと思ってたんだろう

*3:完全にシステム化しているわけではないと思うんですが、Jr.でいうラインみたいなものですかね

*4:坂長の場合、”次に来そうな”だったのかは不明ですが……前列で2人で踊っていたのは間違いない

*5:V6を好きになった時はもうJr.がついていなかった

*6:いつものことだ

アイドルとバンドとLove-tune

ちょっと主語が大きいかもしれませんが、アイドルファンは、アイドルのバンド形式をあまり好まないように思います。といってもバンドが好きな人に喧嘩を売りたいわけではなく、逆に好きなバンドがライブで楽器を弾かず踊っていたらバンドファンもたぶん怒る。つまりはジャンルの違いなんです。自担のソロがギター弾き語りだったら正直ちょっとガッカリするし、「俺は本当はアイドルじゃなくて音楽がやりたいんだ」と言われると、じゃあダンスミュージック作ってくれ……と思ってしまう。

少年隊の東山さんが「男子がダンスをするなんてと驚いた」と言っていた時代から、「俺は音楽がやりたい」「いやいや、ファンはダンスが見たいんですけど」な時代を経て、今や2次元も2.5次元も踊り出すようになりました。ようやく「ダンスが見たい」という欲望も許されるようになり*1、アイドル音楽も音楽として肯定されるようになったように思います。そんな時代に現れたのが、Love-tune*2というグループでした。と言ったら、話が大きすぎるとは思いますが、それくらいの感じのテンションで進めていきます。

1曲の中でバンド×ダンスというスタイル

Love-tuneとは。私が現在のめり込んでいるジャニーズJr.の安井謙太郎が所属するJr.内のユニットで、真田佑馬(ギター)・森田美勇人(ベース)・萩谷慧悟(ドラム)という4人組で始まり、今はおそらく阿部顕嵐長妻怜央諸星翔希の3人が加わった7人組として活動しています。多分。ここらへんの人数についてのごちゃごちゃ話はややこしいので割愛。

Love-tuneの面白いところは、バンド×ダンスというまあちょっとした隙間を狙っているところです。これまでもジャニーズにはTOKIOKinKi Kids関ジャニ∞Hey Say JUMP、また古くは男闘呼組ザ・グッバイなどバンド形態でパフォーマンスを行うグループは存在していましたが、基本的にはがっつりバンドスタイルか、コンサートの中でバンドコーナーを設けるなどの形を取っていました。

対してLove-tuneは曲の途中で楽器を置いて踊り出す、またはダンスをしながら途中で楽器を持って演奏をしだす、というところに特徴があり、その是非は好みによると思いますが、少なくとも私は「こんな折衷案あったか!!」と驚いたのでした。つまり、アクロバットのような扱いで「演奏」が入って来るのです。ここぞという時にバック転をするように、曲のいいとこで楽器の演奏が入って来ます。もちろん、まるまるダンスの曲もあれば、まるまるバンドの曲もあります。

バンドスタイルでも動けるようになった

Love-tuneの面白さはそれだけではなく、先日行われたジャニーズ銀座、通称”クリエ”公演では、元からいた4人のメンバーに加えて3人の新メンバーが現れました。つまり7人編成になったわけですが、全員が楽器を持った*3のは1曲だけで、あとは演奏3人×ボーカル4人という形が続きました。これも裏の事情はわかりませんが、「アイドルがバンドをやるにあたって不満に思っていたこと」をまた一つ解消してくれるような気がしました。つまり、バンドをやってるとステージから動けない!問題。

私はアイドルファン、とりわけジャニヲタはかなり飽きっぽいというか、贅沢ものなんじゃないかな〜と思っています。よくアーティストが「音楽性の違いで解散」という話を聞きますが、ジャニヲタは逆に同じような音楽が続くと我慢がならず、コンサートではダンス曲・バラード曲・ポップなアイドル曲などをどれだけバランスよく配置されるかということを重視する*4。「今回のセットリストの構成」がいつも議題として上がり「やっぱりあそこでバラードが続くと客の気持ちも途切れちゃうよね」「ダンスが続くのはいいけど、もうちょっとメリハリが欲しいよね」「外周を回りすぎて、一旦メインステでガツッとパフォーマンスして欲しかったよね」等と勝手に反省会を始めるわけです。

だからバンド形式でずっと前にいるとか、同じような曲調が続くとかだと、「音楽性に統一感がある」ではなく、「単調」と捉えてしまうよな〜と思うのですが、7人編成だと、4人が動ける!かといって、演奏の3人がバックバンドみたいになるわけじゃないんですよね。先ほどのたとえで言うと、”アクロバットができるメンバー”みたいな感じで、楽器をしている人が1曲の中でちゃんとフロントに立てるのがLove-tuneの良いところだ。

裏の話がわからないなりに、振付け師さんとかの力も大きいのだとは思いますが、実際にここらへんのバランスは本人たちもよくわかってるみたいです。

安井「”そろそろ安井も楽器を”っていう声があったりするんだけど、Remixで曲をやったりしてるからね。みんなが楽器を置きにいってる間、オレがその場をつないだりっていうことをやってるの。オレもそこで楽器持ったら、それこそ『ザ・バンド』のライブになっちゃう気がするんだよね。楽器をやるときは全員で、それが終わったら1回楽器置いて踊ってって感じで、なめらかな流れが作れない気がする」(「WiNK UP」’16 7月号) 

もうこれ、アイドルとして、頭が良い……。かといって小利口なわけではなく、実際にコンサートに行くと、大人なファンがもう、ちょっと笑っちゃうくらい全力で曲を弾いてみんなで歌ってるんですよね。青春がすぎてもう眩しすぎてな……。あとこれ、今までJr.内にあったバンドグループはけっこう先輩のバックバンドになってしまって1年中ツアー、みたいなことがあったから、全員が楽器をやらないスタイルは良いんじゃないかなと……。

先日の『ザ・少年倶楽部』で披露したFIRE BEAT*5は、ワンハーフ歌って6人が2×3のシンメになって真ん中に集まって、バッと散ったら真ん中に萩谷くんのドラムが登場してバンドスタイルに……という構成で、振り付けの一部に楽器が入っているようでなんだか胸熱になったものでした。6人でドラムを囲んでピースするのとかも、いやもうめちゃくちゃかわいいんですよ。

エンタメが認められる時代に

本当にロックバンドが好きな方からしたら、何か言いたくなるところもあるのかもしれませんが、アイドルファンからすると、これまでのアイドル×バンド形式に持っていた不満*6を解消してくれる上に、熱い気持ちにもなれるというなかなか画期的なスタイルな気がします。7人になったことで、”バンド”感よりも”ギラギラ”感の方が前面に来たのもプラスだったかも。一般受けするのかはさっぱりわからないですが、一度見るとクセになってしまうことは確かです。あと、みんなダンスもうまいから……。

これ冒頭でも触れましたけど、やっぱり今キラキラしたものを見たいと思っても叩かれないようになり、「アイドルなんて女子供に媚びを売っているもの」という意見から「人を楽しませるプロは素晴らしい」という見方をしてくれる方も増えてきているように感じます。アートも素晴らしいし、エンタメも素晴らしい。そんな風に思う人が増えたから出てきたであろうLove-tuneというユニットを、見ていたいなと思うわけです。もっと言うなら、別に今後このスタイルじゃなくなっても構わなくて、今こういうスタイルを生み出せるLove-tuneというユニットが好きだし、信頼できるという気がします。

まあ、パフォーマンスに技巧を凝らすよりも、とにかく雄としてかっこいいグループが一気に熱狂されることの方があるかなーとも思うんですけど、私はどうしてもこういう芸の細かいグループが好きなんだと思うのでした。

*1:いやもっと遡ったらいろいろあるかもしれないけど。戦国武将の舞とか……

*2:読み方はラブトゥーン

*3:ギター顕嵐、キーボード長妻、タンバリン諸星

*4:そう言ってもなんかグループのカラーはできていきますが

*5:ちなみにこれ「KIS-MY-WORLD」に収録されてる「FIRE BEAT-Remix by DJ FUMI YEAH!」ってやつですね

*6:だから今TOKIO以外が根付いてないのかな〜…

【歴史編】千年メドレーを千年保存する会

前回よりだいぶ時間が開いてしまいましたが…ちょっとクリエが忙しくて……。さて、歴史編です。「アンダルシア」東山バージョンが96年に披露されてからすぐに広まっていたのに対して、千年メドレーは最初に披露されてから後輩に受け継がれるまで若干時間が空いており、さらに時期もバラバラです。こちらの一覧よりご確認ください。

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時期に合わせて、状況を見ていきましょう。

  • 1990年

少年隊PLAYZONE’90 MASKにて、千年メドレー初披露。当時の反響はいかほどだったのでしょうか?でもこれだけ気合い入ってたんだから、ファンも興奮だったんだろうなあ。

  • 1992〜1993年

林田健司のシングル発売。「Jealousy In Love」はメナード化粧品のCM曲、「Heart Of Gold」はミラービールのCM曲だったそうです。当時の少年隊担はTV見てたら「千年メドレーのやつじゃん!!?」って驚いたのでは。

  • 1994年〜1995年「アイドル・オン・ステージ」需要

この時期は主に「アイドル・オン・ステージ」で歌われていました。現在放送中の「ザ・少年倶楽部」と構成はあまり変わらず、みんな自分の持ち歌だけでなく様々な曲を歌っており、その中には洋楽や先輩の曲が含まれていたために、レパートリーとして入ってきたのかな。KinKiの間で踊ってる小さな森田剛(ただし同い年)の動きがすでに素晴らしく、またその後見られないつよしの千年というのも趣深いです。ダンスうますぎる。

千年メドレーが歌われる前にKinKi Kidsが「Heart of gold」を歌っていることから、林田健司のシングル発売によって千年メドレーの存在が思い出されたのでは?などと想像もしてしまいます。実際、内海光司さんは光GENJIのコンサートで、林田健司バージョンでメドレーを披露したそうです。

  • 1997年〜1998年

こちらは明確に「KYO TO KYO」きっかけです。ジャニーズが京都のシアター1200公演として大々的に「KYO TO KYO」と銘打った、Jr.メインのショー公演をプロデュースしたわけですが、最初の2週間ほどを「こけらおとし公演」として、忍者、光GENJI(内海光司赤坂晃佐藤アツヒロ)、KinKi Kids、V6(20th Century、Coming Century)が出演する公演が行わたのです。各公演の中で、各グループのダンス選抜と言えそうなメンバーが披露したのが「千年メドレー」でした。

さらに、東京宝塚劇場のリニューアル前の一時閉館時に、少年隊、TOKIO、V6、KinKi Kidsが代わる代わる行った公演でも、各グループが千年メドレーを披露しています。最終日には、東山さんをメインに、バックが堂本光一森田剛坂本昌行長野博国分太一山口達也と、豪華すぎる選抜メンバー。この映像がなぜ残っていないのか……。ほとんどのグループが千年メドレーを踊っており、さらに黄金期Jr.がバックについてたりしたわけですから、全世代に広まった感があります。

前後しますが、Mステで披露されたのも大きいでしょう。堂本光一が多数のJr.を引き連れ、また途中からタッキー&翼も出てくる。これ、当時見ていたらどんな感想をいただいたのでしょう。かなり濃ゆい世界観だよ。

とにかく、KYO TO KYO東京宝塚劇場に行けなかった人でも「ああ、あの千年メドレーを劇場でやったんだね」と想像することができる状態になってたんじゃないかな?と思います。

ちなみに、マイファースト千年メドレーは、97年9月のMステか、98年発売のKinKi Kidsビデオ「us」に収録されていた、東京宝塚劇場のものだったと思います。ここら辺、記憶が曖昧……。さらにその後遡って買ったローソンコンサート、友達の家でKYO TO KYOなどの映像を立て続けに見て、昔のアイオンなどの映像も見せてもらうようになって「千年メドレーってなんなの!?」と心に引っかけたまま生きてきた感じです。

  • 2000年〜2004年

しかし、こんなにいろんなグループが披露していた千年メドレー、2000年代になるとピタリと継承が止まってしまいます。メドレーの名の通り、2〜3曲をつないで10分程度の長さ、さらにアンダルシアのように数人で踊れるようなナンバーではなかったので、しょうがないのかもしれません。

また、このころになるともう、各グループもコンサートで歌うのは基本的に自分たちの曲、さらにジャニーズJr.もSMAPKinKi KidsTOKIO・V6・嵐といまどきの先輩曲が豊富な中で、少年隊の曲をあまり歌わなくなってきて、だんだん「全世代が共通して歌う曲」というのが減ってきていたように思います。

  • 2005年〜2008年 思い出振り返り期?

勝手にこんな名前をつけてしまっていいのか、というところですが、要は「黄金期に千年メドレーを後ろで踊っていた(もしくは踊れなかった)Jr.たちが、デビューしてから思い出の曲を披露しているのがこの時期……なのかな!?という、推測です。

トップバッターを務めたのが村上信五というところがまた驚きです。やっぱりダークホース村上信五!!大宮SKは最初千年メドレーをやっていたものの、あまり客席に伝わらなかったため、ツアー後半は曲を変えてしまったらしい。悲しみ。

東山さんもPLAYZONEで披露するものの、2008年を最後に後輩に舞台を譲り、少年隊が新たなパフォーマンスを披露することはほとんどなくなってしまいました。

  • 2010年以降

東山さんが2回披露していますが、両方とも少クラプレミアムで「あのころすごかった伝説の1曲」としての扱い。そして、平家派の千年メドレーが、現在のラスト千年メドレーとなっています。このまま千年メドレーは途絶えてしまうのか?誰かがその沈黙を破ることはあるのでしょうか?

千年メドレーを受け継ぐ者たち

  • 言わずと知れた東山ライン

やっぱり欠かせない堂本光一、そして内海光司大野智。さらに坂本昌行さんですが、KYO TO KYOでは骨折して踊れず、後には「アンダルシアと千年メドレーは東山さんを超えられないからもうやらない」と宣言しており、もっと受け継いでくれてもいいんYA・DE!と言いたくなります。なんでまーくんすぐ楽曲封印してしまうん?

光一さんは、アンダルシアもきっちり受け継いでいるわけですが、この2曲をJフレ&黄金期Jr.に根付かせ、後進にも見せつけた功績は大きいように思います。自ら行っていたのか、それともなんらかの事務所の流れがあったのか、いつか誰か出世して聞いてみてください。

これ書き出しながらびっくりしたのですが、長野博、どんだけ千年バックやってるの!?という……。もちろん、回数的にはKYO TO KYOメンバーの方が多いと思いますが、「内海光司」「東山紀之」「坂本昌行」バックで千年を行うだけでなく、KYO TO KYOこけらおとし公演では自ら真ん中で千年メドレーを!*1 影の千年メドレニストである。98年の東京宝塚劇場では、原くんとシンメで坂本さんのバックを務めており、デビューしてるのになんでJr.に混じってメンバーのバックやってるの!?と突っ込んでしまうほどの職人です。

ここでもってくる!?って感じですが、なぜか一人だけ千年の季節を歌っており、さらにエイターに「ぶぶぶ」と印象付けるなど、影響力は強い!振り付けは全然違うのですが、我々保存会が重視している、「メドレーをつなぐ間奏の手の動きの中に地球が見えるか」を微妙に再現しているところもポイントが高いです*2

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↑こういうやつ

ちなみに村上さんはアンダルシアパロディも舞台『if or・・・』の中で披露したそうで、在野の東山フォロワーと言えるのかもしれません。というかジャニーズギャグの体現者なのか?

今後の展望

どうでしょうね〜。千年メドレー、誰かがやってくれたら面白いですが。おそらく、今のJr.でやったことあるのはふぉ〜ゆ〜、They武道、松本幸太、MADEあたりが最後。意外とA.B.C-Zも通ってないのですが、黄金期の最後の方を過ごしていた彼らは絶対知ってるはずなので、どっかでやってくれたらいいのになあ。後は、我らが勝手にジャニーさんの後継者として期待を寄せている佐藤勝利くんあたりはどうか。本当に勝手に見たいだけなので、該当担の方には申し訳ありません。

  

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*1:坂本さんが骨折したためと言われている

*2:余談ですがこの動き、最近のJr.がジャニワや紅白でやってる玉を転がす動きに似てませんか!