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大仙窟

さて。
今回の旅行で最大のインパクトを残してくれたスポット、それはずばり石手寺
四国八十八箇所、51番目の札所のこのお寺、ただものではない。
私たちは本道ではないわき道から入ってしまったのだと思いますが、まず目についたのは、静かな境内に並べられた妙な仏像たち。
中にはキリストがシェーをしているようなものもあり、「ここは…」という不安感が少しずつ蓄積されていきます。
そのまま本堂を求めて進んでいくと、外国風の建物が。
要はビルマ戦線で命を落とした方々が向こうで弔われたものを、分祀(仏教でなんていうのかわからないけど)したようなものらしい。
中には遺品なども展示されていて、いろいろと考えさせられます。
他にも、石手寺にまつわる伝説が赤子に関係することからか水子供養がされていたり、世界平和を祈って折鶴がこれでもかとつるされていたり、子宝祈願があったり、
多分ひとつひとつのものは良いものなんでしょうけども、それがこう一箇所に雑多に集まることで非常に落ち着かない気分にさせられる…。

極めつけは、裏手にあった洞窟。
洞窟内になんかいろいろ飾ってあるみたい?とのことなので、かるーい気持ちで入ってみたのですが…ここはやばい!!

中の通路はロープで別れており、行きと帰りそれぞれの道らしい。
最初は「こわーい!」「ここ落盤とかしたら死んじゃうかな〜」「暗いねえ」なんて進んでたんです。
しかし、我らをお出迎えしてくれる鬼の像や、壁にある不気味なタッチの仏様の絵が暗闇に浮き上がっている様子などから次第に無口になっていく私たち。
暗くて前が見えないのでロープの支柱らしきものにつまづき、思いっきりその支柱らしきものにつかまるわたくし。
が、よく見ると支柱にされていたのは無数のお地蔵様だああ!!
怖ああああ!!!

洞窟内にはところどころ広くなっている場所がありまして、そこには仏像が転がっていたり、上からコードがぶらさがっていたり。
最初の広場ではコードはぶらさがっているだけで、しかもコンセントまでさがっていたので一体なんだろうと思っていたのです。
が、次の広場でなぞがとけた。
バチバチとまるで記者会見のストロボのようにランダムに光りまくるコード。
そして真ん中に安置(?)される仏像…。これを触りなさいという注意書き。
一応触ってみましたけど、その間も絶えず光がバチバチしてるわけです。
なんだこの演出は!!
これが遊園地のお化け屋敷とかだったら、全然怖くないんです。
だって、怖がらせる、というよりむしろ楽しませるためにわざとやってるでしょ。機械でしょ。
でも、この演出はなんか背後に本気のメッセージ性を感じて、こわかった…。

そんな思いをしながら出口にたどりつくと、外にも仏像仏像…!
ふと見た山の上にも仏像…!
どこまで続くんだこれはーと思いつつ、時間もないので洞窟をUターンし、入口にあった分岐に向かいます。
(後にネットで検索してみて、こっちも行って見ればよかったと後悔した)
今我々が通ってきたのはマントラ金剛界胎蔵界?まあよく覚えていないのですが、そこらへんの仏教的理念?を体現したとかなんとかいうところだったのですが
この分岐の先にあるのは資料やなにやららしい。
えーと、この壁に浮かびがる仏の絵がそれであろうか…。
なぜこんな飾り方をするんですか…。
こわごわと壁の絵を見つつ、先へ先へと進むと突き当たりはまた広場のようになっています。
そこには、やっぱりいたー無数の仏像が!
意図をもって配置されているのか、打ち棄てられているのか、わかりません
面を上げると、正面にもまたたくさんの仏像。
しかしこれは整然と配列されています。そう、曼荼羅を立体化したものでした。
凝ってますねえ。
気になるのは真ん中の像。

「なんかさあ、あんまよく知らないけど曼荼羅って真ん中にいるの大日如来とかだよねえ」
「だよねー。でもこれってさ…」
「……空海っぽいよね〜……」
「住職オリジナル曼荼羅とかなのだろうか…」

なんかよくわからないけど、そういう解釈とかもあるんでしょうか?
すごかったわ〜。
その後外に出て、ツアーの観光客などをみたらほっとしました。下界に戻ってきた感じ。
とにかく、いろいろな意味ですごいので松山に行ったら訪れることをお勧めします。

ちなみに、写真を載せてらっしゃるサイト様たち↓
写真撮る勇気なかったよ…。

★珍寺大道場 様

★カジノロワイヤルの逆襲 様

★大坪家の書庫 様