劇団☆新感線/いのうえ歌舞伎・壊「蜉蝣峠」@赤坂ACTシアター

蜉蝣峠」観て来ました〜。
パンフレット、橋本じゅんさんのページに森田剛つんからのコメント。

じゅんさんは父親か兄のような存在、じゅんさんの声をきくと気合が入る、腹を割って話せる。
ごはんを食べた時、実はその日が誕生日だったことを言うと「帰れ。誕生日に男4人でごはんを食うことほどさびしいことはない」とそのまま解散。
じゅんさんとはまた絶対一緒に芝居をしたい、血のつながりのある役で。
もう少し年齢がいったら、僕が兄役でじゅんさんが弟役でもありですよね?

こんな感じの内容でした。
兄・剛つん、弟・じゅんさんは…アリなのか!?(笑)

表記が「森田剛(タレント)」というのを見て、タレントなんだ…と思ったり
剛つんだけ「(談)」になってて、取材入ってたり(他の人は多分、コメントテキストを寄せたんだと思います)、開演前にいろいろニヤニヤ。

舞台の方は、とりあえずミーハー的な発言ですみませんが、堤さんが死ぬほどかっこよかった…!!!
何しててもかっこよかった。着流しからのぞく脛にちょっとドキっとしたことを告白しておきます。
パンフのビジュアルも、すてき…。

…ほんの少しだけ、「こんな感じの坂本君が見てみたい」と思ってしまいました。
すみません。

以下ネタバレ

ストーリー的には…
1幕は、あんまり話が進まなくて、「どうしよう…」と思いながら(なぜか)観ていたのですが、幕間前〜2幕の怒涛の展開・カタルシス。
私個人的に、「Aという事象が、別の角度から見ると実はBという感じになっていたのである」というシーンが大好きなので(なので木更津〜も大好きだった)
闇太郎の過去が明かされる場面での、角度違いで繰り返される真相部分には、ゾクゾクしっぱなし。
転回する舞台と、目をつぶされたがめ吉さんが気づかなかった、誤り。
この部分の繰り返しと対比の場面、もっかい観たい。

闇太郎は、過去を捨てて未来を手に入れたのに、結局蜉蝣峠で見たものは、過去だったんだなあ。
「母上」って言った闇太郎で終わった時に、ものすごくぐっときたんだけど、後から考えると、あの時感じた以上に切ない。
結局、お泪も闇太郎を蜉蝣にしてしまったし…。
って、そんな解釈だと、救いがなさすぎるのかなあ。

しかし、殺しが好き(?)だなあ〜。みんな死んでしまった。
もう少しメイン3人にフォーカスしてほしくて、登場人物はもっとしぼってもいいのでは…と思いましたが、天晴VS闇太郎は殺陣の場面が見せ場だったから良かったか。
天晴、けっこうあっさり端っこに転がってしまって…でも堤さんから発せられてた退廃感の残り香のようなものが背中から出ているような気がして、一瞬オペラグラスを手にとってしまった。
いやー堤さんかっこいいわ。

途中、Perfumeのパロディしてるところがあって(ヤクザ・イン・ヘブン)大爆笑しつつ、うらやましかった。
トニセンでperfumeのパロディが見たい…。