キサラギ@世田谷パブリックシアター

観に行って来ました〜。
映画版も面白かったけど、舞台も面白かったです。
世田谷パブリックシアターは、グローブ座に似てました。

下記はネタバレ感想です。
アイドルファンなら行くべし!映画も観るべし!

映画がすごく舞台ぽかったので(もともと舞台のホンだったとか??)そりゃ面白いだろ〜とは思ってた。
でも映画の完成度が高いのに、なぜ逆に舞台化する必要性があったのか?というのは気になってたんですよね。
そりゃあ舞台にしたら、全体が見渡せるとか空気を共有できるとか、そういう「ならでは」の面白さがあるのはわかってるんです。
でも映画でも十分面白かったから、せっかく舞台化するなら、通常の「ならでは」以上のαが欲しいな〜と思ってたんです。

で、観ていてすごく面白くて楽しかったんだけど、その「+α」はないかもしれないな…とちょっと思ってたんですが…。
最後の「如月ミキラストコンサート」。
あーこれをやるために、舞台化したのかな〜と。…違うかもしれませんが(笑)
でも、設定を「市民会館」にしたのは、会場(特に、おそらくこれから回る地方の市民会館)を劇場とダブらせるためですよね。
本当に、舞台であれをやることでコンサートを再現できて、ミキちゃんも見てるのかなーなんて、勝手に想像しちゃえたのが面白かったです。
(歌は「ラブレターはそのままで」の方が好きだったんですけど…)

そんな感じで客席の私も手拍子してたわけですが、普通にBメロPPPHしてた。ものすごく無意識でした。
隣の席の友人も驚いてました。
あーこれ主演がジャニだったら、絶対みんなペンラ持って振りマネしてたでしょうね。
松岡充さんもすごく素敵でしたけども。
一緒に行った友人が高校の時からSOPHIAファンだったんで、なんとなくいろいろ知ってる気になってたのですが、あんなにやってくれるとは思ってなかったんです。
声も聞き取り易かったし、かわいかった。

今村ねずみさんも、顔ちいさーい背たかーい超かっこいい!
ヲタダンスのキレが違う。50歳であれだけ動けるんだから、トニもあと十数年は大丈夫かな。
中山さんは何を言っても何をやっても面白くてずるかったです(笑)

そういえば、観劇後に友人が「12人の怒れる男」を思い出したと言ってました。
確かに!
密室劇、次々と明かされる真実、当事者の不在。
キサラギは、どんでん返しというよりはドミノのようですが。

ちなみに、舞台では映画よりも明確に「真相は自分達の心にあればいい」ということを言ってました。
そして「如月ミキは虚像だけど、それでもいい」「最高の夢を見せてもらったんだ」という言葉(うろ覚え)。
関係者が集まっていたにも関わらず、「やっぱりあの子はアイドルだったんだ」という言葉。
ああっまたなんか無駄なスイッチ入りそう!考えたくなっちゃう。