V6のコンサートを振り返る (1) 2001年〜2004年

せっかくV6が紅白に出るので、V6のことを語りたいなーと思って、コンサートについて振り返ることにしました。2014年と全く関係ない上に、最近の自分が年表芸人と化していて恥ずかしいのですが…。 

1995年〜2001年1月

私がV6のコンサートに行っていなかった20世紀。ジャニーズJr.がたくさんバックについて、年始の横アリをV6が担当していた時代。コンサート中に唐突でなぞのコーナーがたくさんあった時代。この時代を知らない私は一生古参を名乗れない気がしている。

V6 Summer Tour 2001 「Volume6」(2001年7月24日〜8月28日)

コンサートの特徴

  • はじめてジャニーズJr.をつけなかった
  • 坂本さん30歳に

ジャニーズJr.をつけない、というのはかなり大きな決断だったのではないかと思います。これは推測ですがJr.の選定や振り付けになると、コンサート演出がV6だけで完結できなくなるのでは…と思うんですよね。「今日はJr.の数が多いと思ったら勝手にステージでオーディションしてた」というエピソードや、コンサートのソロで弾き語りだったのにバックのJr.が踊っている演出になってキレたら「(振り付けの)サンチェのが年上でしょ」と諭されたというエピソードなどあったりするのです。
本人たちは「他のグループとも差別化していかなければならないために決断した」と語っています。ジャニーズのコンサートって意図してかしていないのか、特に若手の頃はある程度同一フォーマットを共有していると思うのですが、そこからの自立を目指した第1歩だったのかもしれません。

全体の印象はというと、私も1度しか入ってない上に初V6コンだったのでそこまで明確な記憶が…ない…! 楽しかったことだけはたしか…。それまでKinKi Kidsとゆずのコンサートしか行ったことがなかったので「こんなに近いの!?」「ファンサって実在するんだ…!」等々のカルチャーショックがありました。MCで坂本さん30歳のお誕生日をお祝い*1するために5人が階段上の馬になり、その背の上を森田さんがぴょんぴょん飛び越えて高い位置のくす玉を割ってたのかわいかったです。あとは、『Over Drive』で長野さんと森田さんのスタイリッシュ強盗みたいな映像…2人で祝杯あげて博が寝ている間に剛くんが宝を独り占めして逃げるんだけど最後博が銃口を向けてくる、という最高な映像でした。そのあと『逃亡者』で6人入り乱れて謎の追いかけっこをするあたり、ジャニーズフォーマットからまだ抜けきっていない感じしますね。『IN THE WIND』のイスのダンスもかっこよかった。

2015/01/15追記:
当時の会報を読むと、2001年1月ごろの坂本さんが「フライングとかクレーンだとか、何かの力を借りて飛んだりというのもすごいけど、そういう力を借りずに、自分らの体だけで見せられたほうが、俺としてはかっこいいんじゃないかなと思ったんだよね。せっかくそれができるグループなんだから生かさなきゃ」と発言(No.23)。またこのコンサート前に「メンバーみんな、6人だけでやってみたいって気持ちは固まっていたけど、誰かが”やろう”と言い出さないといけない雰囲気だったから、オレが”6人でやろうぜ。6人で走り回って、やってみよう”って言ったの。30歳になる男がやるのならって、みんな賛成してくれて」(No.26)という流れだったみたいです。もともと「Jr.をつけないでやってみたい」「パフォーマンスを中心にしたコンサートをやりたい」と思ってたところへ、坂本さんが30歳になることで決心した…ということだったのかな。

個人的な思い出
「長野君いい…!」と言っていた私(KinKi担)を友人(山P担)が「V6のコンサート行ってみようよ」と誘って、学校へ行こうの特別販売でチケットをとってくれたのですが、この年からJr.がつかなくなってしまったのでがっかりしていました。ネットで「風船を持っていかなきゃいけないらしい」という情報を仕入れ風船を買っていったのに、特に使わなかった…。会場のシェルコムせんだいは全席アリーナで良かったです。(友人も私も親の実家が仙台だったので、夏休みの家族旅行中に現地で落ち合った)

V6 ARENA TOUR Feel your breeze "one" summer (2002年7月30日~2002年9月1日)

コンサートの特徴

  • オープニングの衣装、上半身が布1枚
  • コンビ曲が充実
  • 肩宙披露

こちらはDVD化している作品です。この年代のジャニーズコンサートあるあるは「オープニングでは衣装を重ね着してもこもこ、コンサートが進むにつれ衣装を脱いでいく」だったのですが、2002年のV6は「オープニングでは上半身に布1枚巻き付けた衣装*2、コンサートが進むにつれ衣装を着込んでいく」という新しいスタイルで驚きました。
全体の構成としてはあんまり特筆する感じのことはない…かも。好きな場面はたくさんあります! コンビ曲は坂本・長野が田原俊彦の『それは幻の海辺』でジャニーズ王道色気、井ノ原・岡田がGOGO僕達というユニット名をつけて自作曲『For you』でほっこり、森田・三宅がケツメイシの『よる☆かぜ』でキュートポップオシャというこれぞV6…! という組み合わせで大好きでした。あとは前半ハイライトとも言える『MAGMA』、2000年代前半のV6を牽引する人気曲でしたね。博の肩に岡田を乗せて飛ばす「肩宙」もこのときが初披露だった…はず。たぶん。(2015/1/25追記:肩宙は2001年Volume6で披露していたようです…! 覚えてなかった!)

ツアータイトルにもなっている『Feel your breeze』は2002年唯一のシングルで、1年間着倒した衣装が「鼠衣装」(灰色だから)と呼ばれ「また鼠かよ!!」と文句言われていたことも懐かしい…。

個人的な思い出
チケット掲示板を利用して譲っていただき、昼と夜の間に受け渡しをしたのですが、そのときの人たちが興奮して「イノッチが…!! スクール水着で出て来た!!!」と教えてくれたときの衝撃、忘れられません。

LOVE&LIFE 〜V6 SUMMER SPECIAL DREAM LIVE 2003〜 (2003年8月14日〜8月28日)

コンサートの特徴

  • 2パターンセットのコンサート
  • クリエイティブコンセプトを明確に打ち出した
  • 2階席前の花道、通称「Vロード」出現
  • ジャニーズコンサートにありがちなファイト演出をセルフパロディに
  • 照明担当の方が、このコンサートワークで新人賞を受賞

はい出ました。私は長いこと「V6は2003年のコンサートを超えられない」が口癖でした。それが2011年のコンサートで破られたわけですが、今でもやっぱり好きなコンサート歴代2位に位置しているし、2003年のコンサートがなかったら今のV6もなかったんじゃないかと真剣に思っています。
最大の特徴は、発表当時から非常に話題となった「2パターンセットのコンサート」。「V Program」「VV Program」という2つのコンサートを2日間かけて見ると、なかなか他のグループもやったことがないような形態でした。今日Vプログラム見て、明日VVプログラム2公演見て、あさってVプログラム見る…みたいな感じで2週間代々木に通い詰めるファンたち…。

この2パターン形態の面白かったところは「もっと近くで見たい、ファンサが欲しい」という要望に応えるコンサートと「ステージパフォーマンスをもっと見たい」という要望に応えるコンサート、両方作ってくれたこと。この2つの要望ってどちらもないがしろにしてもらいたくないという気持ちがあり、アイドル側も両方叶えてくれようとして中途半端になる展開もありがちなものですが、2形態にわけたことで満足できたのはとても良かった。
2つ目は、クリエイティブコンセプトをたてたこと。「V Program」は「LOVE」でファンのみんなに愛を届ける、「VV Program」は「LIFE」で水のない惑星に生命が芽生える…といったコンセプトだったかと。いやVとVVの表したいことの次元違いすぎだろとツッコミたい部分もあるのですが、そこは飲み込んで下さい。

 

各々振り返ると、V Programでは本当に細かく何回も客席に来てくれました。2階にも花道・通称「Vロード」を作り、そこで「お客さんと競争ね〜」と言って客席のウェーブとメンバーがかけっこしてくれたし。コント的な流れで「食いしん坊の長野君がみんなのケーキを持って逃げる」展開も実は花道をダッシュしてわちゃわちゃしてる姿が見れてとてもよかったんですよ…。『逃亡者』という歌で急に戦いはじめるのはV6のコンサートあるあるだったのですが、それを完全にコント化・パロディ化したのも面白かったです。それまで散々やっていた「急に曲中に乱闘」「光る棒を持って戦う」「追いかけっこしはじめる」といった演出は、このあとの年ではなくなっていきましたね。

あと初日『Take me Higher』は長野×岡田のトーテムポールの周りを4人が手をつないでまわるはずがどんどん手が離れていき、更に最後トニ×カミで全員肩宙の予定が、みんなずるずる落っこちていったのが衝撃でした。何度もやってるはずの長野岡田ペアでさえ失敗してしまって、正直めっちゃかわいかった。演出のSAMさんに「みんな、落ち着いて…!」と言われたらしい。芸暦何年だ! その後肩宙はなくなり、トニセンの膝からカミセンがバック転…と変更になりましたので、全員肩宙は幻となりました。そしてアンコール、韓国アイドルとV6がコラボした『One』で女声パートを客席が合唱するの、けっこう賛否両論だった覚えが…でも「LOVE」というテーマから考えると、とてもきれいな展開だったし歌うの楽しかった。サビも全力でハモってるからねこっちは!!

 

VV Programは今も折りにふれて見返しています。Vプロで客席に近づいて満足させた分、ステージに全力で見所が多すぎる! あえてしぼって3点挙げるなら、やっぱりまずは『MIX JUICE』『LOVE SONG』『reprise…』の2×3メドレー。坂本・三宅、井ノ原・森田、長野・岡田の3組がメドレーで歌うんだけど、このバックを務めるのが歌っていない方の4人なんですよ…最高…。バック4人はハットをかぶっていて、メインを交代するために自分のかぶっているハットを受け渡す瞬間がとても好きだ。これなにげに振り付けも曲アレンジも今やってくれても違和感ないくらいかっこいいです。
次に『DANCE』ね。まるまる1曲分インストで踊り倒す、そんな素晴らしいことあるかと。惑星を思わせる岩のごつごつしたセット、穴から出て来て爆発したりセットの上部からロープを伝って降りて来たり、地面と平行になって登ったり(もちろんフライング用のひもつけて)、セットを縦横無尽に使って派手にやっていたところも大興奮でした。この後に井ノ原さん作曲・三宅さん作詞の『LOVE&LIFE』を歌うと、惑星に水が生まれて、花が咲くのですよ…感動…花は上からスタッフがぶっさしててちょっと笑えたけど…。
最後はアンコールの『羽根〜BEGINNING〜』。「雨に打たれて 陽に灼かれ 僕は歩いていく」という歌詞のとき、上下に稼働する円筒状のステージにのった6人のまわりを囲むように雨が降って来て、更にアウトロで虹色の光が照射されるのです。虹色に光る雨の向こう側にいる6人があまりに神々しく…私の表現力では全然うまく伝えられなくてもどかしいけど、はじめてみたときは「こんなに美しいコンサートがあるんだ」と頭がぐらぐらして、客席から立てなくなったことをよく覚えています。これは本当に、生で観れて良かったと思う。このコンサートによって、照明を担当した方が第23回日本照明家協会賞の新人賞を受賞されていました。

個人的な思い出
こんなにべた褒めしているVV Program初回、チケットを忘れて30分くらい遅刻した…。2つのコンサートをあわせた最終日の特別公演VVV PROGRAMに入れなかったのが、これまでのヲタ人生の中で一番の後悔です。

V6 SUMMER SPECIAL DREAM LIVE 2004(2004年7月31日〜8月25日)

コンサートの特徴

  • 「TOKYO DREAM&OSAKA DREAM」「SUMMER DREAM V Program」「SUMMER DREAM VV Program」3形態のコンサート
  • コンサート中に、カミセンコンサートとトニセンコンサートをやった

2003年がとにかく評判よかったため、今度は3パターンだ!! となったのか…DREAMが多すぎて「真夏の夜の悪夢」と揶揄されておりましたが、さすがにネタ切れ感がすごくて気の毒だったな〜! あんまり内容を覚えていない…。

3形態のうち、私が一番好きだったのは「TOKYO DREAM」でした。V6の人文字でカウントダウン、片目に仮面を付けたファントムな『Going Back 2 R・e・a・l』(坂本・長野・三宅)、坂本さんがトイレに行きたいコントだった『Toughness』、6人がいろんな組み合わせで出て来ておもちゃばこみたいだったシングルメドレー…特にシングルメドレーはもう1度見たい。2〜3人ずつでいろんなところから出て来て歌うの楽しかった。
V Programではコンサート中にカミコンとトニコンをやるという斬新な展開。トニコンでは、博が死んでしまって天使となって出てきました。不謹慎コント! でも天使衣装とてもよかった…。
VV Programでは坂本・長野のpuzzleがとてもとてもあざとい衣装でした。和装の片肌を脱いで脇腹が見えてるの。あとは2003年の『UNLIMITED』演出のパロディとして、長野・井ノ原・岡田バージョンが観れてうれしかった。

こんなに言うことがないのは、本当にネタ切れ感が満載なコンサートだったからで…でもそれも責められない。この2年間で5パターンのコンサートを作ったV6すごいがんばったね…。

■個人的な思い出
何も覚えてない…!

*1:メンバーが30になったからJr.wをつけない決断をした説もあるかも?

*2:カミセンはインナー着用。森田さんの墨が…