本当は一切なかったウソの泣ける話 ※ジャニーズも関係ない

先日「本当にあったマッチカウントダウン」という、2014-2015カウコンのレポを書きましたが、これが実は知人であるところのデイリーポータルZライター大北栄人さんが作った「本当は一切なかったウソの泣ける話 36編」というショート・ショートを集めた同人誌からインスパイアされたものでした。ちゃんと元ネタを宣伝しておいた方がいいかなと思って…。 

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ただ、大北さんは「本当にあったいい話」的なところから「本当は一切なかったウソの泣ける話」を書かれたと思うのですが、それをさらに本当にあった話にしちゃったから、結果として特にパロディでもオマージュでもないところにおさまりました。面白い本なので、もしどこかで出会ったら、手にとってみると良いと思います。下北沢の古書ビビビってところと、北品川のカフェククってところで売っているそうです。

ちなみに私の好きな話は下記の通りですので、ご査収のほど、何卒よろしくお願いいたします。

・幻の雪男を追って
・そこにいたはずのおばあさんが
・おもてなしの泣けるうその理由
・泣いた赤アレキサンダー・マックイーン
タイタニック号の沈没
ヘレン・ケラー、ウソの奇跡
・許してくれていた母
・人形の眼

こうやって並べてみると、『幻の雪男を追って』『そこにいたはずのおばあさんが』『許してくれていた母』など、割と怖い話テイストのものが好きでしたね。『泣いた赤アレキサンダー・マックイーン』は、赤いアレキサンダー・マックイーンと青いジャンポール・ゴルチエの話で、名作をおしゃれにしたことでくすっと笑える話ですが、何気にブロマンスの香りもします。『人形の眼』は星新一テイストのオチに思わずうなってしまうことうけあいです。

これだけでは何なので、自分でも書いてみました。

本当は一切なかったウソの泣けるマッチカウントダウン

これはすべてウソの上に怒られそうな話なんですが、聞いてください。

私はジャニーズの大ファンで、毎年の年越しは東京ドームのカウントダウンコンサートと決めています。2014年も激戦のチケットを手にして、高揚した気分でドームにむかっていました。当たった座席はアリーナの一番うしろ。バックステージがあるので、曲によっては最前列という、とても良い席です。「万が一にでも誰か好きな子が来たら」「出演発表がない人もサプライズで来るかも」そう思って、大好きなアイドルのうちわを4人分用意していきました。本当は、気が多すぎるのもいけないことなんですけどね。

いよいよコンサートがはじまり、バックステージにアイドルが来ると、視線は釘付けです。私もうしろを向いてステージに向きあったとき、何か一瞬気になるものがあったような気がしました。よくよく見てみると、なんと、スタンドの1列目に、知り合いがいたのです。
それは、私が昔大病を患った際に、担当してくれた看護師さんでした。看護師さんも、ジャニヲタだったんだ! 必死で手を振ると、むこうも私に気づいてくれた様子でした。看護師さんのおかげで病気を治し、カウントダウンコンサートに来れた感謝をどうにか伝えられたら……そのとき思い出したのは、今日持って来たうちわです。そうだ、これで……。

阿部亮平の「阿」、知念侑李の「李」、千賀健永の「賀」、そして近藤真彦の「藤」。

感謝の気持ちを込めて掲げた「阿」「李」「賀」「藤」のうちわに、看護師さんは泣きながらうなずいてくれました。

ありがとう、看護師さん! ありがとう、阿部君、知念君、千賀君、そして真彦君! 私、これからもジャニーズを応援するね!

 

…大体こういう話が36編ほど入っています。また、私自身はまったくデイリーポータルZとの関係はない存在ですので、あしからず…。*1

*1:こいつネットの人気者とのつながりをアピールしてやがると思われたらどうしようって、ちょっとどきどきする