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V6新曲「Timeless」のフォーメーションがたぶんすごい

V6の新曲「Timeless」のダンスとフォーメーションがすごい、と思う。

といっても私は素人だから専門的なところはわからないしそもそもほんとにすごいのかもわからないのですが(弱気)、すごいと感じたポイントをきちんと残しておきたいなと思ったので書いときます。

アイドルのダンスとフォーメーション

どこが一番良いと思ったかというと、やはりフォーメーションです。このフォーメーションという代物は、男女問わず昨今のアイドルダンスを語る上でひとつのキーワードになっているように思います。一番わかりやすいところでは、モーニング娘。さんでしょうか。あとはHey! Say! JUMPもよくフォーメーションダンスが話題になっていますね。
V6も昔から「フォーメーションが細かい」「くるくる変わるフォーメーション」等と動きについて言及されることが多かったのですが、これは「立ち位置移動」とか「歌う人をどう強調するか」に近い意味だったのではないかと思います。わかりやすいのは「サンダーバード -your voice-」あたりで、Aメロ〜はワンフレーズずつ2人ずつ×3でせり出してきて、Bメロは坂本さんを真ん中に囲んで5人が周りを踊って……と歌う人をどう見せるかを主軸に置いた、立ち位置の移り変わりが激しいものを”フォーメーションがすごい”と言っていました。トニセン・カミセンとグループ内ユニットにわかれていたり、アクロバットを盛んに取り入れたりしていたことで、フォーメーションに力を入れる振り付けになっていったのかな。
一方、モーニング娘。Hey! Say! JUMPのフォーメーションというのは人数を生かしたマスゲーム的な群舞を指していて、全員がひとつのかたまりになって動いたり、少しずつ列がずれて陣形ができたり、その動きのそろいようを楽しむフォーメーションです。EXILEとかも実はこれに近いのかもしれません。こういった群舞は派手だし華やかだし、誰が見ても「すごい!」とわかるものだから、「V6はフォーメーションがいいとか言われてたけどこんなのに勝てないわ……フォーメーション王の座は譲るわ……」と打ちひしがれたものです。
さらに最近はA.B.C-Zもアクロバットを駆使しながらワンカメショーを行っており、これもフォーメーションをひとつ極めた形だよな〜と思っておりました。V6も初期はアクロバットを多用していたものですが、最近は「A.B.C-Zがやるからいいでしょ(笑)」的な言葉も出てきており、そうですよね……平均年齢38歳だもんね……と少しだけ寂しく思っていたのです。
……いやちょっと盛ってるんでここまで深く考えてはいなかったし別のグループと勝ち負けを競う気もないんですけど、いわゆる「フォーメーションダンスを得意とするアイドル」が多くいる中で、この先V6が表してくれるものってなんなんだろうな〜とぼんやり考えてはいました。だってJ-FRIENDS時代なんて、「TOKIOはバンド、KinKi Kidsは歌、V6はダンス、そしてSMAPは別格!」ってすごくシンプルだったわけですし。

幾何学模様的フォーメーション

で、やっと新曲「Timeless」の話題に戻ってくるわけですが。先日「魁!音楽の時間」という歌番組で披露されたこの曲のダンスフォーメーションがすごかった。数がいないと難しいマスゲーム的な群舞とも、立ち位置重視のダンスフォーメーションとも違った。1秒と同じところにとどまらない複雑な動線で、個々人の動きは少しずつ違うのに、スピログラフで幾何学模様を描くように、全体の動きが設計された美しさがありました。そろえた陣形ではなく、流れるようになめらかにどんどん6人の動きが表情を変えていく様子、何度見ても飽きなくて……。
V6って年齢差があってそれぞれバックグラウンドが違うから、めちゃくちゃにそろったダンスというわけではないんですよ。みんなうまいから踊ってるときの印象としてはまとまりがあるんだけど、一時停止してみたら全員違うポーズになってる! みたいなこともよくあります。そろった群舞はなかなか難しいだろうな〜と思っていたので、こんな手があったか、と驚いたんです。

ちなみに好きなところ↓

  • 森田さんがソロパート歌って踊りながら横移動するときに、どんどん振りが後ろの5人に伝播してくところ
  • 岡田ソロ後に手をはらはらとするところ
  • 長野・三宅・坂本と井ノ原・森田・岡田が対角から斜めに合流してくるところ
  • 6人横並びで交互に横に入り込んでいくところ(どう表現したら……)
  • 「肩を並べて歩く日々が〜」で肩を並べて歩くところ

いやー全然伝わる気がしない。絵とかかけたらね……と今ほど思ったことはありません。

曲線的な振りと動線

こういう入り組んだフォーメーションって、ジャニーズ舞台でおなじみのトラヴィス・ペイン氏振り付けにも近い気がするのですが、あれも大人数を想定している上に、ジャニーズのダンス見せ場って鋭い曲が多いからか、かなり直線的なんですよね。今回のV6「Timeless」はミディアムバラードにがっつりフォーメーションつけているので、振り自体も動線も曲線的になっている部分が多い。円からはじまるところが象徴的です。しかもV6ってあの歳でみんなすらっとしている二次元体型集団なので曲線的な動きも映えるんですよ!
さらに言えば、そもそもの振り付け自体がもうめちゃくちゃ細かい。動きが細かすぎる。それを力入りきらずさらっと、しかしキレキレ優雅に踊っているV6、かなり高いレベルにいる……(気がする)*1。ここ数年、特にs**t kingzさん振り付け曲に顕著な立体的フォーメーションをコンサート等で披露し、世界観をつくりこんだ演出を行ってきた成果がシングル曲へ存分に注がれていることに胸がいっぱいになりました。ちなみに今回もs**t kingzメンバーのkazukiさんが振り付けてくれたそうです。

 

アイドルグループの”フォーメーションダンス”に新しい方向性を示し*2、曲線的な動線を取り入れたV6。もうすぐ20周年をむかえようとしているのに、また新たなパフォーマンスの扉を開けることができるんだ……と、ファンとしても驚くやら嬉しいやらです。*3

ああもう、自分の語彙のなさ&どんなに語っても動画を張れないところが口惜しい……。一応公式サイトでPVを使用したスポット映像はアップされています。なんか特殊カメラで踊るV6が増えていく映像のため、フォーメーションの良さがよくわからないつくりに……いや、これはこれでかっこいいしフルで見たらちゃんと映ってるのかもしれないんですけど。とりあえずまだ歌番組が残ってるのでぜひ周りの人にも見てねって言いたいなー!

*1:といっても他のアイドルのことをそれほど知っているわけではないので、「そんなのうちもありますし?」と言われると謝ることしかできない

*2:ダンス界のことはわからないので、こういったダンスがたくさんあるのかもしれないんですが、よそのかっこいいものをどれだけうまく輸入できるかがアイドルの面白いところのひとつだと思うので

*3:ただ、今後もシングルがバラードだらけになるのは微妙だよ〜