安井謙太郎に至る病 〜2年くらいのあれこれ〜

すっかりLove-tuneにはまっていて、もはや驚かれもしない今日のこの頃です。巷ではJr.への担降り・掛け持ちブログが盛んと聞きましたが*1、私はけっこうぬるっとはまっていったので「いったいいつから」と言われることが多く、自分でもどうして沼にはまっていったのか記録しておこうかなと思いました。主に、2013年12月〜2016年5月くらいのできごととなります。V6の20周年と並行して何故…!?と自分でも思うのですが、おそらく血中ジャニヲタ濃度が強まっていたのだと思います。恐ろしいですね…。

安井さんのことを知ったのがいつ頃かは、全く覚えておりません。いつの間にか「安井姐さん」と呼ばれている人が存在しているのは知っておりましたし、なんでかとにかく顔が覚えやすいので、その頃Jr.には疎かった私も即覚えていました。この「顔が覚えやすい」というのは安井さんのすごい武器だと思います。かわいいし*2。ちょうどBS!スカパーの番組「ジャニーズJr.ランド」が始まったあたりから、周囲の濃いオタクたちがJr.の名前をどんどん覚えていくのを感じていましたが、このころは謎選抜*3の映像を見せてもらっても「動体視力がおいつかねえ〜」と思っていました。

転機が訪れたのは、ドラマ『49』のころ。2013年ごろから始まった日本テレビの土曜深夜ドラマ枠、ちょこちょこ視聴するくらいでしたが、野島伸司脚本のこの作品には完全にはまっていたのです。そんなこんなでむかえた2013年12月29日の『49』最終回。安井さん演じるバスケ部のキャプテン・矢代健太が、学校の屋上から飛び降りる加賀美暖(佐藤勝利)を助けるというシーンが放送されました。

ここで当時のツイートを振り返ってみましょう。

急に何かが弾けた感じがしますね。

この場面、実は私がKinKiファンになってから見てめちゃくちゃに泣いたトラウマ野島ドラマ『人間・失格〜たとえば、ぼくが死んだら〜』のとあるシーンのオマージュだったんですよね(おそらく)。堂本剛演じる誠が、光一演じる留加から差し伸べられた手を拒否し、屋上から飛び降り、ウサギ小屋にぶつかって亡くなってしまう……というシーン。

だから、暖を救った健太*4は、時を経てあの時の堂本剛を救ってくれたメシアと言うべき存在である。あの誠を救ってくれた安井さんに反応してしまったのは必然といえるでしょう。そう、すべては野島の導きだったのです。野島ドラマを定期的に作るべきなのです。こんな結論でいいのか??

SHARKも安井さん目当てでした。

 

ジャニーズJr.勉強会という罠

まあそんなこんなあり「推せる」ぐらいの状態と自分でも軽く見ていたのですが、2014年6月あたりに身体の異変を感じます。ちょうどJr.のみの番組『ガムシャラ!』等も放送が始まり、今や恒例となった夏のEX現場である「ガムシャラSexy夏祭り」も発表、ジャニーズJr.全体が盛り上がっている感じだった当時、友人たちが「ジャニーズJr.勉強会」を開いてくれたのですが、安井さんのソロを見ると「うう……」という呻き声とともに震えが止まらなくなり、自分の太ももを叩き続けることしかできなくなってしまったのです。理性ではそんなに萌えていないつもりでも、身体は正直であった。

何がそんなに……と思うものですが、今振り返ると、やっぱりダンスだったのかな?安井さんのしなやかなダンス、本当に好きなんです。目線のやり方とか、手足を美しく動かす姿*5とか、安井さんのダンスは「自分の身体を一番魅力的に見せる」ことに長けているようで、品があるのにどこかキッチュでセクシー。それまでV6ファンとして結構ストイックなダンスを見ていた私にとって、ドラッグのように刺激が強いものでした。

そしてそんな様子を見た友人から「安井さん出ますよ」と言われてホイホイ「ガムシャラSexy夏祭り」に行く。軽い気持ちだったのに2回も行く。

「ガムシャラSexy夏祭り」では、Jr.たちが4チームに分かれてパフォーマンスバトルを行っていた中、安井さんは1人、総合司会のような立ち位置でした。雑誌のインタビューなど読むと「20時までに終わらせなければいけなくて、ちゃんと時間内に収まったときは1人でガッツポーズをした」「最終日にみんなスタッフに労われてたけど、自分のところには誰も来てくれなかった」など、すごく大変だったんだなということが伝わります。

しかしJr.感度の低い私にとっては、一人全体をまとめ、ソロも披露していた安井さんの立場が、めちゃくちゃわかりやすくて見やすかったのでした。そして「全体MCを務めるのに、ソロがあるってすごいな!?」と思いました。MC枠の人ってソロとかで真ん中に立つと、ちょっとふざけたり茶化したりする演出にしてしまうこともあると思うのですが、全く何のてらいもなく歌って踊ってて「逸材かよ!!」と思いました。

この時のツイートを見ると、ガンガンに落ちていっているのがよくわかります。今振り返ると盛りすぎ!と言われるかもだけど、それくらいがーんときたんです。

またこの時の公演、CS放送ありで映像がすぐ手に入ってしまったのもやばかった。そしてガムシャラと少クラを毎週録画し始め、雑誌を手に入れ始めるのでした。今考えると、ここら辺がガチではまったラインだったのでしょうね……。

理想の死に方も変わった。

お茶の間ファンからガチのやつへ

月日は流れ1年後、のらりくらりとお茶の間安井ファンをしつつ『オーシャンズ11*6や、『ジャニーズ2020ワールド』等の現場に行っていた私に、さらなる転機として現れたのが「チーム覇」の存在です。1年前は総合サポーターとして活躍していた安井さん、2015年の「ガムシャラ! サマーステーション」で行われたチームバトルで、インラインスケートを披露する「チーム覇」*7に所属していました。

チーム覇は橋本涼&井上瑞稀の14歳コンビ、阿部顕嵐&宮近海斗の17歳コンビ、そして24歳の安井謙太郎という年齢差のあるチーム構成でしたが、V6・トニセン担の私、年齢差のあるグループのお兄さんポジが大好物というのはわかりますよね?折しもその頃、会社でリーダー的な職をやらなければならなかったこともあり、『ガムシャラ!』で放送されるチーム覇の数々のハードルにおける安井さんのポジティブなリーダー力を見て非常に感銘を受け、参考にさせていただきました。いい大人としてどうなのか*8

リーダー的なことに疲れ、安井さんの下で働きたすぎていた。

本当にこの後は、転げ落ちるみたいに加速していきました。周囲に、すでにJr.沼に沈んでいたプロ達が手ぐすねを引いて待っていたのもありがたくも恐ろしい環境でした。特に森田美勇人担の友人*9にはお世話になり、言われるがままにチケットをとり、少クラ観覧も初体験し、そうこうしているうちにLove-tuneができて、さらにずぶずぶにはまる。気づけば立派なJr.担のできあがり、という状況になりました。

どうしたらはまるのか、振り返り

そんなこんなで「あのパフォーマンスを見た時に『運命かよ…!?』と思った」みたいなできごとは一切なく、ちょっとずつはまっていった感じです。Jr.担にだけはならないぞ…と思っていたけど、なるとかならないとかじゃなく、勝手になっているものでした。わらう。昔、Jr.担の友人に「Jr.担だけはむりだわwww」とか言ってしまった過去を思い出し土下座したい気持ちです。心ないことを言った…。そしてこうやって振り返ると、やはりきっかけとしてテレビは大事というのもよくわかります。ど深夜だろうと、ドラマの役がはまっていたとか、バラエティでパーソナリティが見えるとか、強い。

ネットでも映画でも舞台でもいいっちゃいいけど、わざわざ検索したり足を運んで観に行ったりするのはやはりハードルが高すぎる。それに、ハマるものを探して積極的にいろんなところに行く方は良いかもしれないけど、私のようにちょこちょこ他の現場をのぞくけどすぐ沼にはまらないような人間は、やはりテレビからちょっとずつ刷り込まれたものが爆発するパターンなんだなと思いました。

私はあの深夜ドラマ枠があってガムシャラがあって、というたった数年のJr.メディア露出期にまんまとはまってしまったので、それらがほぼなくなった現在のJr.はもったいないよな〜という気もします*10。あと単純に、安井さんはテレビ向きだな、と思ったりもします。おたくのひいき目かもしれませんが、安井さんの声の明るさとか通りやすさ、喋るとめちゃくちゃに「テレビだ!!」となるし、安定感がすごい。ドラマでも絶対いいと思う。あ、今やってるラジオもすごく向いてる気がします。

かけもち体質なので担増しなんですけど、自分が小学生からジャニーズのおたくで、これだけいろんなアイドルやエンタメがある中で、本当に熱狂的になるのはこの世に3人*11だけなんだよな、と思うと不思議。安井さんは好きになりがいのあるアイドルだし、Love-tuneも好きしかないので、これからも見ていけると思うと楽しみです。

*1:書き始めたのがJr.祭り直後で盛んだった

*2:息をするように褒める

*3:山田涼介「ミステリー・ヴァージン」のバックに集められたJr.たち

*4:厳密に言うと、ここは暖の父親・寒の霊が暖を目覚めさせるため、予め健太たちに救ってもらう段取りで飛び降りた

*5:背が小さいから気付かれにくいが、実は手足が長い

*6:大阪遠征だよ

*7:我・武・者・羅・覇の5チーム

*8:その後がっつり追いかけると、時々ひやひやすることや、意外と詰めが甘い!と思ったりすることもあるけどそれはそれで

*9:この友人は私をずぶずぶにはめた後、あんスタの沼にはまっていった

*10:逆に『真夜中のプリンス』はすごいチャンスな気がする。Love-tuneも出してくださってありがとうございます

*11:堂本剛長野博安井謙太郎です。なんなんだこの並びは。ひろむは別枠