アイドル論の同人誌、アイドル領域 Vol.3

アイドル論の同人誌、アイドル領域 Vol.3に参加させてもらいました。

新刊『アイドル領域Vol.3』夏コミに出ます - ムスメラウンジ

テーマが「アイドルと自己言及」で、私はジャニーズの自己言及ソングについて、全体的なまとめのようなものを書きました。こんな風に文章を書いたのは、大学卒業以来ではないだろうか…。着地点が見えないままはじめてしまったので、書くの苦しかったー!自分の持ってる「書くための武器*1」の足りなさにうわああってなって、最終的には結論づけるよりも歌の構成を紹介する方がメインになっていきました。ジャニヲタの人にとってはけっこういろいろ振り返って面白いと思いますので、良かったら読んでみてもらえるとうれしいです。ジャニヲタじゃない人にとっては、「こんな歌うたってるんだ!」っていうことで興味深いかもしれない。特に触れたのは、グループ紹介ソングと「アイドル」という言葉が出てくる歌についてです。V6担的には「悲しいほどにア・イ・ド・ル〜ガラスの靴〜」を紹介できてうれしいよ!

目次を見るとわかるのですが、自己言及的な歌詞についての話は女性アイドル方面も盛り上がってるらしく、比べてみると面白そうです。他にもみなさん色々なテーマで書かれてますね〜!個人的には演劇もけっこう好きなので、アイドル演劇についてとか、とても読みたい。夏コミで販売とのことですが、通販とかamazonでの委託販売などもあるそうなので、興味がある方はぜひぜひ。私の知り合いだったら頼んでいただければ買いに行くか何かします。うーん買いにいける…かな?平日だし友達からこわいよ!って止められたけどw 何とかはします。


以下はなんとなく自分の興味について思ったこと。

私はつまり、「アイドルとファン」の関係に興味があるんだなあということが今回書いているうちによりはっきりしました。ファン同士のコミュニティとかについて論じている人もいたりするけど、結局、アイドルが発信することについて、"ファンがどう反応するか"というのがいちばん気になる!ただ、それって本当にファン個々人によって違う部分もあれば、ジャニ内でもグループによってだいぶ違ってくる部分もあるんですよね〜。そういうのって、どう解読していくもんだろう。全体に通じる何かがありそうな気もするんですけどね。
大学では文学についてかじっていたのですが、そう考えると興味は継続していて、アイドルとファンの関係性に対しての興味はテクストと読者の関係性に対しての興味に近い。もっと勉強しておけばよかった…。今なんか全然時間がなくて悔しいです。完全に趣味ではありますけど、物事を読み解くために、細々とでも勉強していきたいなあと思ったのでした。

*1:理論とか知識とか着眼点とか