ジャニーさん舞台愛好家として、DVDはチェックしていたものの「1回くらい生で観ておきたいな……」と思っていた舞台『DREAM BOYS』。今回はWキャストなんだ〜どっちでも観れたらいいな〜と軽く思っていたのに、うっかり安井謙太郎沼にころがり落ちたため、結局玉森ドリボ1.5回*1、優馬ドリボ3回を見ることになっていました……。
物語としてのドリボは、一応母と子の物語的なところにおさまってはいるんだけど、最終的には青春群像劇として着地しているように思いました。親元を離れて友人たちのコミュニティのみで暮らしている若者たちがぶつかったりする、親の愛も実は根底に存在している、という構造は、WEST SIDE STORY、Hair、RENTといったロックミュージカルの流れを感じるような気がします(言いすぎ?)。私は今までのドリボについてはDVDでしか見ていなかったのですが、パンフレットを読むと玉森チームを中心にかなり手を入れたということで、物語としての着地点が変わってきたように見えるのも、そのためなのかもしれません。また(台本の変更を素直に受けたか)優馬版の3人の演技プランもかなり熱く青春寄りになっていたように思います。
ちなみに私は、優馬バージョンの方が多く観てるから思い入れがあるかな〜。優馬があんなに素敵な歌声の持ち主とは知らず、いろんなミュージカルに出てるところを見たい!!と強く思いました。
あと、今回初めてガチで「好きなJr.が出ているジャニーズ舞台」を経験したら、何回観ても全然飽きなくてびっくりした……。みなさんが通うわけですよねこれは。
そんなこんなで2015年版のDREAM BOYSがいったいどんな話だったのか、あらすじ*2とともに、感想的な何か(だいたいつっこみどころと安井)をざっくり添えて記録しておきます。誰に需要があるのかといったら、私に一番あるやつ。
多分需要がないのにむだに相関図まで作ってしまった
Openeng
♪ Next Dream (Opening Ver.)
- だいたい真ん中の台の安井フッキングをガン見しています。かっこよすぎてしぬ。
- ネクドリの「走れ〜」ってところの走ってる風振り付けがかわいい。
- OPの謎の城はいったい。ものすごいディズニー感。
Seane1 ボクシングジム
子供の頃から一緒に過ごしてきたユウタ(ユウマ)、ケント(フウマ)、トシヤ(マリウス)。高校に入ってから3人の道は徐々にわかれ、ユウタとケントはボクシングの道へ、トシヤは芸能プロダクションを経営するマダムの元で、先輩プロデューサー・リカと共に働いていた。ボクシングで勝ち抜くユウタとケントは新人王の決勝でぶつかりあうことに。しかし、前日ユウタに入った電話により、ユウタは棄権、勝ちをケントに譲ってしまう。二人で最高の試合をしたかったケントは激怒。
ユウタはトシヤに「大金が必要なんだ、新人王の賞金なんてたかが知れている。マダムかリカさんに頼んでくれないか」とすがりつく。異母弟のユウキの心臓病のため、3億が必要となってしまっていたのだ。
Scene2 半年後
♪ 俺にも子供の頃があった
「母親が違ったって関係ない、俺は弟のユウキを救う。チャンピオンになりたいという夢をかなえる」と誓うユウタ。「あれからチャンピオンになったが、物足りない」と焦燥を抱えるケント。「またもとの3人に戻れるといいけど……」と悩みを抱えるトシヤ。
マダムの元に駆け込んだトシヤが、「ユウタが金を必要としている」というと、マダムはリカが進めている映画の企画の主役にユウタをねじこむように命令。リカが進める映画とは、伝説のボクサーであるチャンプ(ケント/フウマ)をモデルにしたボクシング映画だった。「1カ月……いや、2週間で企画を進めなさい!」マダムの命によって撮影は進んだが、現場は問題だらけ。
■感想
- おなじみの人間自転車が出てくる。「急な坂道を自転車のペダルを踏ん張りながらのぼるとき、時代の車輪も回り始める」ナレーションが安井!!
- ユウタは新人王戦のあとすぐに「大金が必要なんだ!マダムに頼んでくれ!!」と言って、それからケントがチャンプになり、ケントをモデルにした映画の企画が進行……時系列どうなってるんだ、と思ってたら半年だった。
Scene3 撮影所
♪ THRILLER(ケント) / They Don't Care Aout Us(フウマ)
♪ One Night
ユウタ主演の映画を進めていたが、撮影中にケントのジムの面々が乗り込んできて大金目当てのユウタを責め立て、企画が中止になってしまう。
■感想
- なぜかプロデューサー(トシヤ/マリウス)も撮影に参加しているけどかわいいからよし。
- Twitterでも話題になっていたけど、「興行収入の5%が手に入る契約」……つまり60億くらいあれば3億手に入るってことで、「テルマエ・ロマエ」くらいですか。ボクシングよりは稼げそう。映画とか、完成するのが数年後とかザラだろうけどいいのかな?
- このシーンは95年のプレゾンで映画主演のチャンプ(ニッキ)に外されてうらみをもつスタッフ(井ノ原/坂本Wキャスト)が2階から照明を落として中断させるシーンだなあ〜と思う。
- あと「One Night」でクレーンについて出てくる萩安も95年プレゾンの千年メドレーでバックについてくる博と井ノ原のようでね……*3。
- ケントチャンプの「THRILLER」見所だった!
Scene4 桟橋
♪ 星の光る夜
大金の入るあてがなくなり、途方にくれるユウタ。守ろうとしている弟のユウキも、兄がボクシングをやめてしまったことに反発し、ケントのジムに入り浸っていた。プロデューサーを降ろされたリカは「企画は悪くなかったのよね。問題はあなたとチャンプの関係」と指摘。トシヤが新たなプロデューサーに指名されるが、チャンプの了解はとらなければならない。ジムにむかって飛び出すユウタ。
Seane5 チャンプのジム
♪ BOMB(ケント) / It's Going Down!(フウマ)
♪ Fight Man
その頃、ケントのジムではユウキがスパーリングをしていた。ジムのメンバーも激しいトレーニングを行う。「どうした、チャンピオンになりたいんじゃなかったのかよ!!」檄を飛ばすケントだが、時折頭の痛みを感じている。実はケントの頭蓋骨にはひびが入っており、リカはそのことを知って「悲劇のボクサー」として映画にしようとしていたのだった。
ジムへ飛び込んできたユウタは、あとを追ってきたトシヤが止めるのもきかず、土下座をして撮影再開を頼み込む。そこへケントが出した条件が、「ボクシングで戦って、勝ったら撮影を再開してもよい」というもの。現役のチャンプと闘うことになるユウタだったが、これを了承する。
■感想
- ユウキは心臓病なのにトレーニングしてていいのか。
- ここ、最初にフウマのビクビク!!って感じの頭痛を見ていたので、後で見たケントとのスタイリッシュ頭痛との違いが面白かった。
Scene6 スタジオ
♪ ビューディフルデイズ(トシヤ) / ダンケシェーン(マリウス)
会社に戻ったトシヤは歌の練習をする新人たちに謝る。「ごめん、映画が大変なことになっちゃって」「気にするなよ、俺達はバンド活動がメインだから」。彼ら4人は、リカがプロデュースを目論んでいるメンバーだった。「リカさんはもしかしてマダムに不満があるのかも」心配になるトシヤ。
■感想
- ここ、優馬バージョンだとマリウスがドイツ語でしゃべり、サナダが「気にするなよ〜」安森萩「ドイツ語わかるの!?」ってシーンだったので、結局玉森バージョン見るまでセリフの中身がわからなかったw
- トシヤ「ビューティフルデイズ」バックダンサーお姉さんからもらったチューリップを持って踊る安井がかわいくてね〜〜。
- マリウス「ダンケシェーン」まじでこれほんと安井があまりのかわいさでワナワナしました。あごの下に両手でグーをつくったり頭をぽかぽかーってしたり、見るたびにエスカレートしていったので、もうなんかわかってやってるね??という……。
- 「ビューティフルデイズ」のあとは萩安真みゅでアドリブコーナー。萩ちゃんのデスノートの演技が狂気だった。
Scene7 公園
♪ THE DREAM BOYS (ギターソロ)
外に出ると、ユウタがベンチで自作曲を歌っていた。「懐かしいな〜」仲間のためにつくってくれた曲の思い出にひたるトシヤ。その歌をリカが聞いているとも知らずに。
■感想
- ここマリウスとユウキのやりとりがかわいかったなあ。
Scene8 A 試合会場
その頃、リカはバンドボーカルのヤスイに詰め寄っていた。「まだ見つからないの!子供ひとり探すのに何年かかっているの!?いくら渡していると思ってるのよ!」「手がかりなさすぎなんですよね〜」ヤスイは金をもらってリカの子供を探していた。そこへやってくるマダムとトシヤ。ユウタに勝ち目はない、ユウタを止めてくれるならプロダクションを任せてもいい……嘆くマダムの言葉に、目を合わせるリカとヤスイ。リカはヤスイに鉛の板を渡す。
■感想
- リカとヤスイは何年の付き合いなんだ確実にデキている……。2人だけ元からの知り合いなの?
- リカさんは常に鉛の板を持ち歩いているのか。
- あんなにかわいく踊ってたのに悪い顔すぎるヤスイ。
Scene8 B 試合
♪Fight! (試合)
ユウタとケントの試合の日が来た。両者は勝敗を譲らず、戦いは続く。しかしケントが頭の痛みに怯んだことで、隙が生まれる。カウンターにより、ケントに勝利するユウタ。勝利に喜ぶユウタのグローブをうばったヤスイは、その中に鉛の板を入れ、「見ろ、鉛の板が!!」と叫ぶ。一瞬にして凍りつく会場。「ユウキ、ユウタを恨むな……」担架で運ばれていくケント。殺到するマスコミからかばうように、謎の女(マダム)が導く。
■感想
- 鉛の板が!!→騒ぐ皆の前でハッ…って感じで笑う→後ろに2〜3歩あるいてクルッと振り返り「でもほんとに入ってたんだ!!」この一連の流れがね〜〜!
- 実際鉛の板の細工でどうなると思っていたんだろうか?ユウタはズルをしたボクサーとしてやり玉にあがり、映画は撮影できず、プロダクションは手に入らないのでは……。ヤスイとリカはマダムの失脚を狙ったのかな。てかユウタが負けてたらどうするつもりだったんだよ鉛の板を。
- あと、よく言われてるけど、鉛の板をグローブの内側に入れたら絶対自分の手の方が痛いからねやらないよね。
- でも鉛の板がなくなったら寂しい。鉛の板ストラップとかグッズでほしい。
- マスコミ殺到シーンはジャニーズ舞台あるあるですね。
Scene9 廃墟の芝居小屋
♪ 仮面の世界
♪ パフォーマンス
♪ 母の祈り
♪ Crazy My Dream(ユウタ) / Be Myself (ユウマ)
♪ 悪夢
廃墟で眠りにつくユウタ。悪夢を見る。一方ケントの仇をとるため、ユウタを探していたジムの面々は、リカのプロデュースするバンドのメンバー・萩谷をボコボコにして居場所を吐かせる。
■感想
- ユウタがすやすやしている映像が後ろに流れてとても笑う。
- 悪夢のショーもジャニーズ舞台あるあるだなあ。
- マダム「ここはユウタのために作った小さな劇場」なぜボクサーを目指していたユウタに劇場を。しかもヤマモトたちに「きったねえ廃墟だよ!」「ユウタにお似合いだな!」的なこと言われてて気の毒!
- 仮面シーンのあごが伸びるやつ、1990年のMASKと同じやつだ〜。
- 優馬バージョンでは悪夢の中でユウマの技「ゆうまわる」が成功したときの大成功〜!的な音楽にどうしても笑ってしまう。
- 甲冑、仮面、傘と補助の多い萩安。まっすぐ前を見つつ、目を動かして傘がひらくのを確認している安井を双眼鏡でじっと見てました……。
- 萩ちゃん「居場所を吐いたら何もしないって言っただろ〜!!」って言ってるのにボコボコにされる。They武道こわすぎる。
- 「Crazy My Dream」ではGロケッツの補助もする安井・森田。
Scene10 街中
♪ 乱闘のテーマ
♪ 逃亡のテーマ
♪ 1幕エンディング
ヤマモトは一人で飛び出し、ユウタにナイフを向ける。そこへユウキがやってきて、止めようとする。もみあいになるうち、ヤマモトをナイフで刺してしまうユウキ。ユウタはユウキの投げ出したナイフを拾うと、「俺がやったことにする、お前は逃げるんだ」と促す。警察に囲まれたユウタは、手錠をかけられるが、「何もかも引き受けてやろうじゃねえか!!」と逃げ出すのだった。
■感想
- ここでびっくりしてるヤスイ。なぜか一瞬ユウキの肩を抱いてから舞台の真ん中に駆け寄るヤスイ。だいたいここで「まさかこんなことになるなんて……」というお芝居をしている。
2幕へ続く…