【舞台】7ORDER 〜BOY meets GIRL〜 のとりとめもない感想

もう「【舞台】7ORDER 〜BOY meets GIRL〜」配信のアーカイブが終わってしまう〜〜〜と焦りながら書いてます。感想書くの久しぶりすぎて書き方忘れた!

【舞台】7ORDER 〜BOY meets GIRL〜

https://abema.tv/live-event/89926a12-bc00-408a-8f38-98798a9817d4

※6月14日22:00まで購入可能、23:59まで視聴可能

Blu-ray「【舞台】7ORDER 〜BOY meets GIRL〜」 – 7ORDER OFFICIAL STORE

年末に顕嵐ちゃんの卒業が発表され、最後に6人で舞台を…となった時は嬉しかったのですが、だんだん「ほぼドキュメンタリー」みたいな言葉が出てくるので、どんな内容!?!?と恐ろしくなり、事前のインタビューとかもほとんど読んだような読んでないような、薄目で流し見たような…みたいな感じで挑みました。まあ私ってこれまでの様々な経験もあり*1、せぶんに対しても、「もう追加メンバー入れよ!上田来て!(上田担に怒られる)」と言ってたくらい、どちらかというとおたくとしての精神はゴリラの方だと思っているのですが、そんな私ですら「見に行くの怖いよ~~!!!!」と思ってたわけだからだいぶ怖かったよ…。そんなこんなで見に行き、結論から言うと、

ドキュメンタリーではあった。

しかし、優しい話でもあった。

そこが、異様でもあった。

友達とは「お焚き上げ舞台」と呼んでおりまして、いろいろなファンがいるとは思うけど、個人的にはかなりスッとはまった作品でした。メンバーの名前がそのまま役名になっているような舞台はこれまでもたくさん見てきましたけど、いうて現実とは全然違うトンチキストーリーばかりだったわけで、こんな風にメンバーが「卒業」するときに、まさに彼らの物語を現在進行形で描くような作品には出会ったことがなく。「メンバーが出てくる舞台」も「メンバーの卒業」も世に数多あるだろうに、そこが掛け合わされたがゆえに、「ものすごいもの見たな」という気持ちでした。何回見ても涙が止まらず…… これまでのあれこれが走馬灯のようによみがえってきて、こんなグループなかなかないだろうという気持ちでした。

あらすじを振り返ると…物語のはじまりは3月に行われた武道館公演。それを見に来た顕嵐*2と5人が帰りの電車に乗り込むと、不思議な力で「別の未来」に連れていかれる。子供の頃夢見ていたメジャーリーガーになる未来、コロナ禍で借金を背負っていた未来、ペンギンの会社になる未来、そして6人で音楽をする未来など様々な未来を体験するうち、車掌が顕嵐に「辞めない未来に、1回行ってみたらいいのに」と問いかける。そして連れていかれたのは焼き鳥屋。そこは顕嵐がグループを離れることを伝えた場所で…みたいな感じ。

 

見るのが怖かったというのは、ある種この1年で慣れていた「顕嵐の不在」というものを、再度突きつけられることになるだろうと思ったからでした。しかもどっちかというと最近は、急な怜央の結婚の方に頭がいってたので、ここから顕嵐ちゃんに対しての気持ちを舞台にするというのは若干「いまさら!?」みたいなところもあった。さらに怖さの中で1番大きかったのは、ドキュメンタリー風舞台で、彼らの不和を見せつけられたらどうしようみたいなところで。よく考えたらさすがにエンタメとしてそんなことはしないだろうと想像がつきそうなものですが、何やるかわからな過ぎたので…。

で、実際に作品を見てみたら、とても優しい結末だったと感じました。まあ1回美勇人の”あの”感じを経ているからというのもあるんですけど*3、とりあえず道は分かれても「また一緒にごはんに行きたい」という関係を見せてもらえたことにほっとしました。あとは何と言ったらいいのか、前世はやっぱり辞めた人に触れるのタブーみたいな風潮があったわけで*4、個人的にはその感じを継承してほしくない、そういうしがらみから自由でいてほしいという期待みたいなものもでかかったのかもしれない。前事務所ってか旧ジャニーズは、もうほぼ懲罰感情みたいな感じで辞めた人を排除しようとしてたわけじゃないですか。そういう感じになるのは嫌だという、ある種自分の中の新たなポリシーみたいなのができたというのが大きいのかも。もちろん、人間同士だからどうにもならないこともあるかもしれないけど、なんとなく彼らもそこを大事にしてくれているのだろうなということを感じました。 

 

7ORDERの時空を操っていた車掌=GIRLがまんま元気にキレてるおたくだったのも、大変よかったですね。最初は彼らの空想みたいな未来をたくさん見せてあげて、だんだん顕嵐ちゃんに「楽しいでしょ?6人でいるの、楽しいでしょ?」「辞めない未来に、一回行ってみたらいいのに」「この電車なら、試しにでも行けます!」って声かけて、すごい健気なんよ。それでいて顕嵐ちゃんに「なんかあるでしょ。なんかあってよ」「よくないじゃん!?」「ハ???」とか普通にキレてて、最後には納得していて…自担に対してアッパーにキレてるおたくって見てて元気出るよな…と。脚本・演出の川名幸宏さんはなんであんなにおたくの気持ちに詳しいんだ。自分も顧みて、改めて「キレる時はねちこくではなく、アッパーにキレよう」と決意したりもしたのでした。でも、焼き鳥屋に戻ったくらいじゃダメだと思うよ!?美勇人担にどこに戻ったらいいか聞いたら「セクファミ」って言ってました。

 

あまりにも彼らの物語なので、最初はこれ何回も自分たちで演じるの!?やばくない!?!?と思ったのですが、観ていくうちにだんだん「ドラマセラピー的に、演じる/見ることを繰り返して昇華していくのかな…」と考えるようになったのも面白かったです。顕嵐ちゃんも、この作品がなかったらもっとドライに終わっていた気もする。顕嵐ちゃんがあまりにもいきいきと演じているので、最初は「辞める人って晴れやかな顔するよな~(サラリーマンあるある)」と思って見てたんですけど、なんか「アランちゃん、演じることを通して気持ちが深まってきたのカナ…」という気持ちにもなった。知らんけど!!*5あとあの、場に入りきってないスンとした顔って再現可能だったんだ…とも思って面白かったです。まあメンバーもそうだと思うけど、顕嵐ちゃんに対しては「よくぞここまできてくれたものだよ……」という気持ちもでかいのですよね。だからこういう物語になるのはわかるし、丁寧に送り出すことで、より彼らの絆が深まったのならよかったな。何年先かわからないけど、できたら彼らの時間が合う時に気軽に一緒に歌って踊ったりする未来があってほしいなと思っております。

セラピーであるとしても、これを何回も演じるのは強メンタルすぎるとも思います。もう子供の頃から芸能界で繰り返す出会いと別れ、選別、自己開示等で良くも悪くも感覚が全然違うんだろうな…。みゅうたろう再会酔っ払い事変の時にもそう思いましたが、それくらいのメンタルじゃないと生きていけないくらいの世界なんだろうなと、改めて思った次第でした。さらけ出した方が楽なのかな…!?でもまあ、ちょっとでも辛かったら開示しなくてもいいからね…。

別におたくはそこまで望んでないのに、どっちかというと彼らの方から「僕らが伝えたい思いはこれです!」ドーン!と出してきているので、なんなんだこれは……と思いつつ、彼ら的には「すべてをさらけだす」行為でありながら、結果としては「優しい神話」を作り出そうとしているんだよな〜と、ナラティブの強さについて思いをめぐらせたりもしました。作中で「散々話し合ったけど、顕嵐ちゃんは言いたいことを全部言ってないように見える」「でも心の声が聞こえるようになったら、別に言いたいことは全部言ってたことがわかった」*6というのも秀逸な作りで。まずなんで心の声が聞こえるのかはもうGIRLの「不思議な力」でしかないと思うんですけど、それまで散々不思議展開を見てるからなんか納得しちゃう。で、やっぱおたく(not顕嵐担)的には「言葉少なな顕嵐ちゃんに、もっと本音を言ってほしい」という思いがけっこうあって、でも絶対に言ってくれないだろうなというのもわかってたから、物語という形でもひとつ答えを示してくれたことによって、すんなり飲み込めたというところがありました。とはいえ物語化って強すぎるから、そこに取り込まれたくないと思う人も一定数はいるのだろうな〜とも思う。私自身としては「語り手が語りたい物語」を楽しみつつ、「それ本当?」と検証したりしたいタイプなので、そういう意味ではドンピシャなところに豪速球を投げられてしまった感覚はあります。

とにかく終盤の「7ORDERのこれまでとこれから」以降は、何回見ても絶対に涙が止められなかったな。安井さんの、そしてメンバーの表情の変化にも、ダンサーさんによるほぼ美勇人(ほぼみゅ)にも、これまで見てきたものがフラッシュバックしまくって、今も「夢想人」*7と「True Spark」を聴くと涙してしまう。

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「True Spark」って、あまりにも前世現場で得られるサプライズ新曲だったんだけど、これは円盤にならないらしく、音源配信はどうなんですか…???頼みます!!*8そんで改めて振り返ると、安井担としては、チーム覇のHairから、ヒプステまでも続いたやすあらのシンメでもない何か(ツートップ?)が終わるんだ……というのがぐわって襲ってきてやばかったです。サウナの会話、「俺は続けるわ」「ごめんね」一連の流れ、死ぬかと思ったよさすがに…。

 

あとは冷酷悪徳弁護士安井が最高とか、ペンギン安井のかわいさがすごすぎたとかいろいろあるんですけど、ちょっともう映画「死神遣いの事件帖 -終(ファイナル)-」にも行かねばならないのでね…(急な日記)。主題歌「いつか」も、このタイミングで「さよなら、また、いつか」というテーマで安井謙太郎が作詞するというすごさを噛み締めています。あと安井さんの声が!めちゃくちゃいい!!ハイトーンプッシュしてくれたさなぴーありがとうございます。

 

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ちなみにしにつかについては、この「東映ムビ×ステ」枠で続いてくれること、そしてちゃんと終わらせてくれることの方がイレギュラーだろと思っているので、寂しいけど「終」までやってくれるのはどえらいことだなと認識しています。十蘭って、安井担の集団幻覚の具現化だから。ただもちろん「終」の先があったらそりゃ嬉しいので、他担の方もよかったらよろしくお願いします…。

*1:と言いつつ好きなグループの脱退は経験がなかった系の方なんですけど

*2:見に来てました??

*3:今はよかった…

*4:今はだいぶ違うのかもしれない。と言いつつ新社長はどうなるんですかね~

*5:顕嵐ちゃんどこかなおじさんが恋しい

*6:より正確にいうと「グループを離れても一緒にご飯に行きたい」と言いたかったという、優しすぎる物語

*7:この表記はいまだにどうよとは思ってる

*8:ちなみに安井さんが「1人じゃない」で顕嵐ちゃんを指さしてたけど、別に顕嵐ちゃんは1人じゃないよな…(A Storm)(S-SIZE)と思ったのでそこは面白かった。てか松田誠さんっていま何なんですか?S-SIZEの後ろにいるんですか??