読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

@The Globe Project Volume2

舞台

いつの間にか充実したHPが出来ていて驚いた!
てなわけで、今日は「@ザ・グローブ・プロジェクト」第2弾を観て参りました。
去年と違って、今年は演目が2つ。
「俺達に明日は・・・・あって欲しい」と「巨大宇宙人何もせず帰る」です。
去年は最前列でしたが、今年は最後列。極端(笑)
気づいたらチケット発売してたから、A席しか買えなかったんですよ。
でも、1200円は安いし、3階B列かなり観易かったので満足でした。

プログラムのキャスト、「佐藤アツヒロ」って文字だけでかくて笑った。
061119_0148~01.jpg

以下ネタバレ感想↓

「俺達に明日は・・・・あって欲しい」
アパートの一室でパチンコ店の強盗に成功した5人の若者が金の取り分でもめていると
隣の部屋の女が怒鳴り込んでくる。
更に別事件の犯人を追う刑事が、向かいのマンションを監視させて欲しいと
訪ねてきて、部屋に居座ってしまう。
刑事の話や隣人の様子を見て
実は隣人こそが刑事の追っている犯人だと気づいた強盗たちは
なんとか隣人にばれないように刑事に真実を伝えようとするが、
隣人は刑事に「ホの字」になってしまっていて……。


といった感じのコメディです。
「ばれちゃいけない!」ってコメディの王道だと思うのですが
最初は、若者たちが隣人や刑事から強盗の証拠を隠そうとしている姿が、途中からはなんとか刑事に隣人の真実を伝えようとする姿がキモになってます。
アッくんは刑事さんの役ね。
始まってしばらくは、「ここで笑うのかな…」と思いつつ入り込めなかったんですが、アッくんが来てからがらっと空気が変ったのが印象的でした。
まあ私がジャニファンだってこともあるのかもしれませんが(笑)学生のコメディって、難しいんだよね〜。力が入りすぎてるのかな?
同じようにテンションが高くても、プロの劇団のを見るとすごく面白かったりするんだけど、そこの違いって何なんでしょうね。
最初っからそういう意図の演出なのかもしれないけど、ほんとアッくんが出てきてから
会場内が素直に「笑える」雰囲気になったのがすごいと思いました。

あとびっくりしたのは、客席から拍手が起こった場面でしょうか。
うっかり寝てしまった刑事を起こして真実を伝えるために
強盗の一人が「あばよ〜とっつぁ〜ん(このセリフだかは忘れた)」と、ルパンのモノマネをすると
刑事が「待て〜い、ルパ〜ン!」と復活する…って場面です。
言葉で説明すると、全然面白くないんだな(笑)
でも、「早く伝えなきゃみんな殺されちゃう…」+「刑事起きろよ!」+ちょっとだけ「早くアッくんしゃべんないかな〜」って気持ちがここの「ルパ〜ン!」で解消されるんですよ。
カタルシスへの持って行き方がうまかったので、みんな自然と拍手をしていましたね。


「巨大宇宙人何もせず帰る」
アパートに引越して来た5人。彼らは自称「地球防衛軍」。
和室があり、東京タワーが見える防衛軍らしくない新基地の中で見えてくる隊員たちの苦悩。
そこに一人の男が帰ってきた。


みたいな感じ。
こちらの演目は、事情が説明されることがありません。
大きな動きもありません。
だから、人物の会話だけで観客が背景を想像しなければならない。
こういう説明調の長台詞はありません(笑)
会話が進むうちに、防衛軍の人たち=科学特捜隊、帰ってきた男=巨大宇宙人と同化を解いた男っていうのが見えてきます。

私はけっこう「裏側」「おとぎ話の続編」みたいなパロディ話が好きなんで、「科学特捜隊・その後」みたいなこの話もけっこう好きな感じでした。
だいぶ違うけど、東野圭吾の「名探偵の掟」思い出したりして。
おそらく怪獣との戦いで?全身が不随になってしまい、言葉さえ紡げなくなり怪獣のような唸り声で意志を伝えようとするリーダーとか
地球防衛軍の活動をするため30過ぎてもバイト暮らしな隊員とか
どうせがんばっても自分達は役に立てない、あの巨大宇宙人がやっつけてくれるんだから…とか
怪獣は倒さなければいけない、でも怪獣はやさしい、とか
自分も怪獣墓場へ連れて行ってくれ、とか
かなり閉塞感が漂っています。どん詰まりです。
もちろんこの舞台の世界はウルトラマンの世界そのものではないのですが
意識させる台詞の数々にTVで活躍するヒーロー達の姿が重なって余計にものがなしい。

で、この背景なんですが、実は想像するには前知識がいるのだと思うのです。
もちろん台詞の中にはずばりそれみたいな言葉も含まれているんですが(ひかりのくにとか、ウルトラの国とか、「ウルトラマンでもないのに…」とか)
たとえばアッくん演じる金城が、プログラムにも「金城」としか載っていない金城が、
「ハヤタさん!」
って呼ばれたときに、「おっ」ってひっかからないと辛いと思うんです。
金城さんは同化してるタイプで、その友達は変身するタイプで…って言った時に
「あ〜」ってなるとか、
金城さんの友達の恋人で、いなくなったその人をさがしてる女の子が「ユリアンちゃん」ってとこで「友里アンヌ隊員」が浮かばないときついかなーと。
(ちなみに、そのいなくなった恋人はひかりのくにに帰ったと見せかけて神奈川あたりで日雇いの仕事をやっているらしい)
私もティガとティガ関連本で見たような知識しかないので他にもいろいろあったのかな、と思うわけなのですけども。
(金城さんって名前、ティガの49話「ウルトラの星」にも出てきた金城哲夫氏が元かな?)

これがもっと上の世代の男性がメインターゲットの舞台だったらいいのかもしれない。
でも、観客のほとんどが女性である時に、これらの「ウルトラ」的要素って共通認識として働くのだろうか…と疑問に思ってしまいました。
女性じゃなくても、出演してる学生の友達とかでも微妙じゃないのかな〜なんて。
作品としては好きなんですけどね。
あと、学生キャストもがんばってたんだけど、間が多い芝居なので観客をひきずりこむのが難しそうだな〜と思いました。
てか、左隣の友達が超ガクガクしてた(笑)
右の友達の隣の方も危うかったぽい…。
私ももう一回ちゃんと観たい…背後を想像するのでいっぱいいっぱいだったなあこれ。

終演後、偶然同じ回を見ていた友達も一緒にごはん食べながら「去年と今年とどっちが好き?」という話をしました。
私は今年のが好きなんだな〜。2作ともきれいにまとまってるし、「おっ」って思わせるし。
友人達は去年派が多かったです。理由は「去年の方が熱かったから」それもわかるなー。
来年でとりあえず一区切りなんでしたっけ?続けてほしい企画です。
あー今日の日記分の字数を卒論にまわしたいよ…私のばかばか