ノー・マンズ・ランド映画版

映画の方のNO MAN'S LAND見ました。
TV東京でお昼にやってたやつね。

おおまかなところは舞台と同じなんですが、大きく違うのはマスコミの存在でしょうか。
舞台では「マスコミにかぎつけられちゃったから動かないわけにはいかなくなったの」と一言で済まされている部分が、かなり詳しく描かれていました。
舞台を観たあとに映画の方を観ると、こちらはより色んな人間の愚かさが浮き彫りにされてるって感じでした。
4人舞台だったし、ワンシチュエーションドラマだった舞台版は状況と状態の閉塞感がびんびんに伝わってきましたが
映画版は大勢の人間が動いているのにどうにもならない絶望が表れていたように感じます。
特に、最後のシーンは静かなだけに、怖い。

これTV版だから、だいぶ省略されてたのでしょうか?正味1時間半だったし。
と思ったら、元々98分なんですね(@映画公式サイト)。
じゃああの場面とかあの場面とかは舞台版オリジナルだったのか〜。
演出もよかったし、脚本もうまいとは。鈴木勝秀さん覚えた!