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シンメってなんだろうな(1)

タイトルそのまま、シンメってなんだろうな〜と常々思っておりまして、好き勝手に考えていることをまとめてみました。いつもよりも好き勝手語ってるので、ツッコミどころや宗派的な問題(?)などなどありそうだけどまあ個人の好き勝手なブログ記事なので……。

まあもともとシンメ厨ではあるのですが、なぜシンメがこんなに気になるようになったかといと、Jr.沼にズブズブにはまったから……。そこで驚いたのは、シンメというのが思っていた以上に物理的なものであり、Jr.はシンメ単位で動いていろんな仕事に組み込まれており、それでもある日するっと解体してしまうような儚さも持っているのだということでした。今まで遠目に見ていましたが、バック予想やお仕事予想にまで自担のシンメの動向が関わってくるとは、とびっくり。デビュー組のファンと、Jr.のファンだと、シンメについての認識が全然違いそうです。

シンメはいろいろな意味で使われている

一言で「シンメ」と言いましても、いろんな意味で使っている人がいるように思います。現在使われている意味をおおまかに3つに分けてみます。

(1)ダンスの立ち位置としてのシンメ

ダンスのフォーメーションで、対となって、シンメトリーな立ち位置にいる2人のこと。

(2)固定シンメ

先輩のバックでセンターを割る際、またステージで曲を披露する際に(1)の状態が続き、定着した2人のこと。解体されることもある。

(3)概念としてのシンメ

(2)の固定シンメの特徴を他の関係性などに当てはめたりして使う「シンメ」。

基本的に、ジャニヲタが尊がっているのは(2)の固定シンメのことかなと思います。今回は、(2)を中心にぐるぐる思いをめぐらせていきます。

「シンメ」という言葉をいつ頃知ったのか?

(2)の意味でのシンメがいつ頃から普及してきたのかはわかりませんが、面白いなと思うのは、これがおそらくアイドル側から出てきた言葉だということです。割と最近まで、何となくおたくが勝手に呼んでる言葉のように思ってたんですけど、KAT-TUNあたりはJr.時代普通に「〇〇とはシンメだから似てくる」とかそんな話を雑誌でしていたみたい。もっと言えばA.B.C-Zは「振付の時に『〇〇と〇〇シンメ!』と指名される」と明かしています*1

私が一番最初にシンメという言葉を知ったのは「大町シンメ」からでした。大野智ファンだった友人から、嵐デビュー直後に「大野くんは本当は町田慎吾とシンメだったんだよ。大町シンメは永遠」といった感じで教えられました。今思えば結構な強火だ……。町田さんが雑誌で大野さんに「思えば、あなたとシンメで踊っていた頃が幸せだったのかもしれません」とメッセージを送っていたのも見せてもらったことがある*2
他の友人からは「浜田一男が言ってた」「トニコンのJr.が自分たちで言っていた」(両方97年ごろ)という話を聞いたので、内部で用語が浸透したのはJr.黄金期あたりから? とはいえ、キンキが「シンメトリーの踊りで〜」(確かSMAPのコンサート「Sexy Six Show」の話題)と話しているのも聞いたことがあるので、94年頃にはその前身的なものがあったのかな。まあキンキは普通に、(1)として使っていただけなのかもしれません。

93〜94年ごろのJr.を取り巻く変化

だいたいうろ覚えなんですが、93〜94年ごろを振り返って「振り付け師がいないから自分たちで振り付けた」(長野)、「ジャニーズJr.の数がすごい減って大変だった時があった」(光一)、「ジャニーズの振り付けをしていたけど、TRFの活動が忙しくなってSANCHEに代わってもらった」(SAM)などといった発言があることから、ここら辺でJr.文化の変動があったのではないかと推測されます。つまりサンチェさんが固定シンメをシステム化したんでは……と疑ってるんですがもちろん実際のところはよくわからない。
ちなみに安定のジャニーズ百科事典さんによると、SANCHEさんは1993年からジャニーズ専属振付師らしい。現在の『ザ・少年倶楽部』の前身である番組『アイドル・オン・ステージ』が始まったのも1993年ですね。アイオン〜Jフレデビュー〜黄金期でJr.がたくさんTVに出るようになり、数も増え、ある種のシステム*3となっていったのかもしれません。全くの推測です。
てか今更ですけど、Jr.黄金期ってやっぱりKinKi Kids、V6あたりの盛り上がりと結びついてたのかもしれないですね。いま全然デビュー組の歌番組バックにJr.つかないもんな〜。

ざっくりまとめると

デビュー組のバックでJr.が踊る際に先輩たちをセンターにして、次に来そうなJr.が2人、前の方で大きく映っている、という状態はKinKiや剛健、坂長*4も通っています。

こういった、シンメ(の前身?)たちがデビュー後もコンビ扱いとなり、しかもAfter SMAP時代としてどのグループも解散せず蓄積されていくにつれ、Jr.もシンメ売りの色が強くなったり、本人たちのシンメ意識が強くなっていったりしたのかな。シンメというのはやはりAfter SMAP時代におけるJr.文化の成熟と密接に関わっているのかもしれません。

しかしどこまでジャニーさんが絡んでいるのか、まあ普通にスペオキだからと自ら指定することもあれば、振付師さんの裁量に任されていることもあるんでしょうね。そしてデビュー時にあっさりひきはなしたりする……。

心に残っているシンメ

バックについているJr.は、主にKinKi担として見ていたことが多かったので*5、KinKiデビュー後の歌番組で見ていたタキツバ・にのあい・やまとま・仁亀あたりがとても印象深いです。シンメという言葉を知ったのは嵐デビュー後でしたが、「キンキの後ろのあの状態のことか〜!!」って納得いく感じであった。

またこれを書くにあたって、V6デビュー前の映像、アイオンやら先輩のコンサートバックやらをJr.ファンの目線で見てみようと試みたところ、KinKi(別格)、お兄さんJr.ライン(長野・井ノ原など)、次世代ライン(剛健、小原など)・ちびジュ(翼とか)と現在もあるわ〜ってラインに加えて坂本・長野(ふたりきり)があるのってどういうこと!? となりました。坂本さん大物のバックにしかつかないんですが、その時隣には博しかいない……何者だ。 

とまあこんな感じでまとまりもなく、2016年に一体いつの話をしてるんだ感もありつつ*6、次回へ続きます。

*1:それが(1)か(2)かはわからないんですが

*2:というかこういうのを読んでたのになんでシンメはおたく発だと思ってたんだろう

*3:完全にシステム化しているわけではないと思うんですが、Jr.でいうラインみたいなものですかね

*4:坂長の場合、”次に来そうな”だったのかは不明ですが……前列で2人で踊っていたのは間違いない

*5:V6を好きになった時はもうJr.がついていなかった

*6:いつものことだ

アイドルとバンドとLove-tune

ちょっと主語が大きいかもしれませんが、アイドルファンは、アイドルのバンド形式をあまり好まないように思います。といってもバンドが好きな人に喧嘩を売りたいわけではなく、逆に好きなバンドがライブで楽器を弾かず踊っていたらバンドファンもたぶん怒る。つまりはジャンルの違いなんです。自担のソロがギター弾き語りだったら正直ちょっとガッカリするし、「俺は本当はアイドルじゃなくて音楽がやりたいんだ」と言われると、じゃあダンスミュージック作ってくれ……と思ってしまう。

少年隊の東山さんが「男子がダンスをするなんてと驚いた」と言っていた時代から、「俺は音楽がやりたい」「いやいや、ファンはダンスが見たいんですけど」な時代を経て、今や2次元も2.5次元も踊り出すようになりました。ようやく「ダンスが見たい」という欲望も許されるようになり*1、アイドル音楽も音楽として肯定されるようになったように思います。そんな時代に現れたのが、Love-tune*2というグループでした。と言ったら、話が大きすぎるとは思いますが、それくらいの感じのテンションで進めていきます。

1曲の中でバンド×ダンスというスタイル

Love-tuneとは。私が現在のめり込んでいるジャニーズJr.の安井謙太郎が所属するJr.内のユニットで、真田佑馬(ギター)・森田美勇人(ベース)・萩谷慧悟(ドラム)という4人組で始まり、今はおそらく阿部顕嵐・長妻怜央・諸星翔希の3人が加わった7人組として活動しています。多分。ここらへんの人数についてのごちゃごちゃ話はややこしいので割愛。

Love-tuneの面白いところは、バンド×ダンスというまあちょっとした隙間を狙っているところです。これまでもジャニーズにはTOKIOKinKi Kids関ジャニ∞Hey Say JUMP、また古くは男闘呼組ザ・グッバイなどバンド形態でパフォーマンスを行うグループは存在していましたが、基本的にはがっつりバンドスタイルか、コンサートの中でバンドコーナーを設けるなどの形を取っていました。

対してLove-tuneは曲の途中で楽器を置いて踊り出す、またはダンスをしながら途中で楽器を持って演奏をしだす、というところに特徴があり、その是非は好みによると思いますが、少なくとも私は「こんな折衷案あったか!!」と驚いたのでした。つまり、アクロバットのような扱いで「演奏」が入って来るのです。ここぞという時にバック転をするように、曲のいいとこで楽器の演奏が入って来ます。もちろん、まるまるダンスの曲もあれば、まるまるバンドの曲もあります。

バンドスタイルでも動けるようになった

Love-tuneの面白さはそれだけではなく、先日行われたジャニーズ銀座、通称”クリエ”公演では、元からいた4人のメンバーに加えて3人の新メンバーが現れました。つまり7人編成になったわけですが、全員が楽器を持った*3のは1曲だけで、あとは演奏3人×ボーカル4人という形が続きました。これも裏の事情はわかりませんが、「アイドルがバンドをやるにあたって不満に思っていたこと」をまた一つ解消してくれるような気がしました。つまり、バンドをやってるとステージから動けない! 問題。

私はアイドルファン、とりわけジャニヲタはかなり飽きっぽいというか、贅沢ものなんじゃないかな〜と思っています。よくアーティストが「音楽性の違いで解散」という話を聞きますが、ジャニヲタは逆に同じような音楽が続くと我慢がならず、コンサートではダンス曲・バラード曲・ポップなアイドル曲などをどれだけバランスよく配置されるかということを重視する*4。「今回のセットリストの構成」がいつも議題として上がり「やっぱりあそこでバラードが続くと客の気持ちも途切れちゃうよね」「ダンスが続くのはいいけど、もうちょっとメリハリが欲しいよね」「外周を回りすぎて、一旦メインステでガツッとパフォーマンスして欲しかったよね」等と勝手に反省会を始めるわけです。

だからバンド形式でずっと前にいるとか、同じような曲調が続くとかだと、「音楽性に統一感がある」ではなく、「単調」と捉えてしまうよな〜と思うのですが、7人編成だと、4人が動ける! かといって、演奏の3人がバックバンドみたいになるわけじゃないんですよね。先ほどのたとえで言うと、”アクロバットができるメンバー”みたいな感じで、楽器をしている人が1曲の中でちゃんとフロントに立てるのがLove-tuneの良いところだ。

裏の話がわからないなりに、振付け師さんとかの力も大きいのだとは思いますが、実際にここらへんのバランスは本人たちもよくわかってるみたいです。

安井「”そろそろ安井も楽器を”っていう声があったりするんだけど、Remixで曲をやったりしてるからね。みんなが楽器を置きにいってる間、オレがその場をつないだりっていうことをやってるの。オレもそこで楽器持ったら、それこそ『ザ・バンド』のライブになっちゃう気がするんだよね。楽器をやるときは全員で、それが終わったら1回楽器置いて踊ってって感じで、なめらかな流れが作れない気がする」(「WiNK UP」’16 7月号) 

もうこれ、アイドルとして、頭が良い……。かといって小利口なわけではなく、実際にコンサートに行くと、大人なファンがもう、ちょっと笑っちゃうくらい全力で曲を弾いてみんなで歌ってるんですよね。青春がすぎてもう眩しすぎてな……。あとこれ、今までJr.内にあったバンドグループはけっこう先輩のバックバンドになってしまって1年中ツアー、みたいなことがあったから、全員が楽器をやらないスタイルは良いんじゃないかなと……。

先日の『ザ・少年倶楽部』で披露したFIRE BEAT*5は、ワンハーフ歌って6人が2×3のシンメになって真ん中に集まって、バッと散ったら真ん中に萩谷くんのドラムが登場してバンドスタイルに……という構成で、振り付けの一部に楽器が入っているようでなんだか胸熱になったものでした。6人でドラムを囲んでピースするのとかも、いやもうめちゃくちゃかわいいんですよ。

エンタメが認められる時代に

本当にロックバンドが好きな方からしたら、何か言いたくなるところもあるのかもしれませんが、アイドルファンからすると、これまでのアイドル×バンド形式に持っていた不満*6を解消してくれる上に、熱い気持ちにもなれるというなかなか画期的なスタイルな気がします。7人になったことで、”バンド”感よりも”ギラギラ”感の方が前面に来たのもプラスだったかも。一般受けするのかはさっぱりわからないですが、一度見るとクセになってしまうことは確かです。あと、みんなダンスもうまいから……。

これ冒頭でも触れましたけど、やっぱり今キラキラしたものを見たいと思っても叩かれないようになり、「アイドルなんて女子供に媚びを売っているもの」という意見から「人を楽しませるプロは素晴らしい」という見方をしてくれる方も増えてきているように感じます。アートも素晴らしいし、エンタメも素晴らしい。そんな風に思う人が増えたから出てきたであろうLove-tuneというユニットを、見ていたいなと思うわけです。もっと言うなら、別に今後このスタイルじゃなくなっても構わなくて、今こういうスタイルを生み出せるLove-tuneというユニットが好きだし、信頼できるという気がします。

まあ、パフォーマンスに技巧を凝らすよりも、とにかく雄としてかっこいいグループが一気に熱狂されることの方があるかなーとも思うんですけど、私はどうしてもこういう芸の細かいグループが好きなんだと思うのでした。

*1:いやもっと遡ったらいろいろあるかもしれないけど。戦国武将の舞とか……

*2:読み方はラブトゥーン

*3:ギター顕嵐、キーボード長妻、タンバリン諸星

*4:そう言ってもなんかグループのカラーはできていきますが

*5:ちなみにこれ「KIS-MY-WORLD」に収録されてる「FIRE BEAT-Remix by DJ FUMI YEAH!」ってやつですね

*6:だから今TOKIO以外が根付いてないのかな〜…

【歴史編】千年メドレーを千年保存する会

前回よりだいぶ時間が開いてしまいましたが…ちょっとクリエが忙しくて……。さて、歴史編です。「アンダルシア」東山バージョンが96年に披露されてからすぐに広まっていたのに対して、千年メドレーは最初に披露されてから後輩に受け継がれるまで若干時間が空いており、さらに時期もバラバラです。こちらの一覧よりご確認ください。

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時期に合わせて、状況を見ていきましょう。

  • 1990年

少年隊PLAYZONE’90 MASKにて、千年メドレー初披露。当時の反響はいかほどだったのでしょうか? でもこれだけ気合い入ってたんだから、ファンも興奮だったんだろうなあ。

  • 1992〜1993年

林田健司のシングル発売。「Jealousy In Love」はメナード化粧品のCM曲、「Heart Of Gold」はミラービールのCM曲だったそうです。当時の少年隊担はTV見てたら「千年メドレーのやつじゃん!!!?」って驚いたのでは。

  • 1994年〜1995年「アイドル・オン・ステージ」需要

この時期は主に「アイドル・オン・ステージ」で歌われていました。現在放送中の「ザ・少年倶楽部」と構成はあまり変わらず、みんな自分の持ち歌だけでなく様々な曲を歌っており、その中には洋楽や先輩の曲が含まれていたために、レパートリーとして入ってきたのかな。KinKiの間で踊ってる小さな森田剛(ただし同い年)の動きがすでに素晴らしく、またその後見られないつよしの千年というのも趣深いです。ダンスうますぎる。

千年メドレーが歌われる前にKinKi Kidsが「Heart of gold」を歌っていることから、林田健司のシングル発売によって千年メドレーの存在が思い出されたのでは? などと想像もしてしまいます。実際、内海光司さんは光GENJIのコンサートで、林田健司バージョンでメドレーを披露したそうです。

  • 1997年〜1998年

こちらは明確に「KYO TO KYO」きっかけです。ジャニーズが京都のシアター1200公演として大々的に「KYO TO KYO」と銘打った、Jr.メインのショー公演をプロデュースしたわけですが、最初の2週間ほどを「こけらおとし公演」として、忍者、光GENJI(内海光司赤坂晃佐藤アツヒロ)、KinKi Kids、V6(20th Century、Coming Century)が出演する公演が行わたのです。各公演の中で、各グループのダンス選抜と言えそうなメンバーが披露したのが「千年メドレー」でした。

さらに、東京宝塚劇場のリニューアル前の一時閉館時に、少年隊、TOKIO、V6、KinKi Kidsが代わる代わる行った公演でも、各グループが千年メドレーを披露しています。最終日には、東山さんをメインに、バックが堂本光一森田剛坂本昌行長野博国分太一山口達也と、豪華すぎる選抜メンバー。この映像がなぜ残っていないのか……。ほとんどのグループが千年メドレーを踊っており、さらに黄金期Jr.がバックについてたりしたわけですから、全世代に広まった感があります。

前後しますが、Mステで披露されたのも大きいでしょう。堂本光一が多数のJr.を引き連れ、また途中からタッキー&翼も出てくる。これ、当時見ていたらどんな感想をいただいたのでしょう。かなり濃ゆい世界観だよ。

とにかく、KYO TO KYO東京宝塚劇場に行けなかった人でも「ああ、あの千年メドレーを劇場でやったんだね」と想像することができる状態になってたんじゃないかな? と思います。

ちなみに、マイファースト千年メドレーは、97年9月のMステか、98年発売のKinKi Kidsビデオ「us」に収録されていた、東京宝塚劇場のものだったと思います。ここら辺、記憶が曖昧……。さらにその後遡って買ったローソンコンサート、友達の家でKYO TO KYOなどの映像を立て続けに見て、昔のアイオンなどの映像も見せてもらうようになって「千年メドレーってなんなの!?」と心に引っかけたまま生きてきた感じです。

  • 2000年〜2004年

しかし、こんなにいろんなグループが披露していた千年メドレー、2000年代になるとピタリと継承が止まってしまいます。メドレーの名の通り、2〜3曲をつないで10分程度の長さ、さらにアンダルシアのように数人で踊れるようなナンバーではなかったので、しょうがないのかもしれません。

また、このころになるともう、各グループもコンサートで歌うのは基本的に自分たちの曲、さらにジャニーズJr.もSMAPKinKi KidsTOKIO・V6・嵐といまどきの先輩曲が豊富な中で、少年隊の曲をあまり歌わなくなってきて、だんだん「全世代が共通して歌う曲」というのが減ってきていたように思います。

  • 2005年〜2008年 思い出振り返り期?

勝手にこんな名前をつけてしまっていいのか、というところですが、要は「黄金期に千年メドレーを後ろで踊っていた(もしくは踊れなかった)Jr.たちが、デビューしてから思い出の曲を披露しているのがこの時期……なのかな!? という、推測です。

トップバッターを務めたのが村上信五というところがまた驚きです。やっぱりダークホース村上信五!! 大宮SKは最初千年メドレーをやっていたものの、あまり客席に伝わらなかったため、ツアー後半は曲を変えてしまったらしい。悲しみ。

東山さんもPLAYZONEで披露するものの、2008年を最後に後輩に舞台を譲り、少年隊が新たなパフォーマンスを披露することはほとんどなくなってしまいました。

  • 2010年以降

東山さんが2回披露していますが、両方とも少クラプレミアムで「あのころすごかった伝説の1曲」としての扱い。そして、平家派の千年メドレーが、現在のラスト千年メドレーとなっています。このまま千年メドレーは途絶えてしまうのか? 誰かがその沈黙を破ることはあるのでしょうか?

千年メドレーを受け継ぐ者たち

  • 言わずと知れた東山ライン

やっぱり欠かせない堂本光一、そして内海光司大野智。さらに坂本昌行さんですが、KYO TO KYOでは骨折して踊れず、後には「アンダルシアと千年メドレーは東山さんを超えられないからもうやらない」と宣言しており、もっと受け継いでくれてもいいんYA・DE! と言いたくなります。なんでまーくんすぐ楽曲封印してしまうん?

光一さんは、アンダルシアもきっちり受け継いでいるわけですが、この2曲をJフレ&黄金期Jr.に根付かせ、後進にも見せつけた功績は大きいように思います。自ら行っていたのか、それともなんらかの事務所の流れがあったのか、いつか誰か出世して聞いてみてください。

これ書き出しながらびっくりしたのですが、長野博、どんだけ千年バックやってるの!? という……。もちろん、回数的にはKYO TO KYOメンバーの方が多いと思いますが、「内海光司」「東山紀之」「坂本昌行」バックで千年を行うだけでなく、KYO TO KYOこけらおとし公演では自ら真ん中で千年メドレーを!*1 影の千年メドレニストである。98年の東京宝塚劇場では、原くんとシンメで坂本さんのバックを務めており、デビューしてるのになんでJr.に混じってメンバーのバックやってるの!? と突っ込んでしまうほどの職人です。

ここでもってくる!? って感じですが、なぜか一人だけ千年の季節を歌っており、さらにエイターに「ぶぶぶ」と印象付けるなど、影響力は強い! 振り付けは全然違うのですが、我々保存会が重視している、「メドレーをつなぐ間奏の手の動きの中に地球が見えるか」を微妙に再現しているところもポイントが高いです*2

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↑こういうやつ

ちなみに村上さんはアンダルシアパロディも舞台『if or・・・』の中で披露したそうで、在野の東山フォロワーと言えるのかもしれません。というかジャニーズギャグの体現者なのか?

今後の展望

どうでしょうね〜。千年メドレー、誰かがやってくれたら面白いですが。おそらく、今のJr.でやったことあるのはふぉ〜ゆ〜、They武道、松本幸太、MADEあたりが最後。意外とA.B.C-Zも通ってないのですが、黄金期の最後の方を過ごしていた彼らは絶対知ってるはずなので、どっかでやってくれたらいいのになあ。後は、我らが勝手にジャニーさんの後継者として期待を寄せている佐藤勝利くんあたりはどうか。本当に勝手に見たいだけなので、該当担の方には申し訳ありません。

  

sasagimame.hatenablog.com

 

 

*1:坂本さんが骨折したためと言われている

*2:余談ですがこの動き、最近のJr.がジャニワや紅白でやってる玉を転がす動きに似てませんか!

【導入編】千年メドレーを千年保存する会

ジャニーズ

千年メドレー……そのイントロを聴くだけで、ある一定以上のジャニオタは血湧き肉躍るという。一時期は「アンダルシアに憧れて」と並ぶほどいろんなジャニーズが披露した曲でありながら、ここ数年は披露されていない名曲。我々はこの千年メドレーを保存したいと考え、定期的にカラオケパセラで千年メドレーを鑑賞する会を開いており、その中で集めた千年メドレーの知識を今書き記しておこうと思ったのが今回の記事です。ピンと来た方はお付き合いください……。

千年メドレーとは?

1990年の舞台『少年隊PLAYZONE’90 MASK』の中で東山紀之さんによって披露されたナンバー。「千年の季節」「Ever Dream」「ALL THE WORLD IS A STAGE」の3曲からなり、雅楽を思わせるようなちょっと和っぽいアレンジが特徴的なメドレーです。

千年メドレーがここまでジャニーズ、およびファンに語られるようになったのは、その振り付けによるところも大きいでしょう。ジャニーズのダンスは基本的に「かっこよく見える」ことを主眼においたものですが、どちらかというと「世界観を表現する」ことを重視した、コンテンポラリーダンスのような雰囲気も持っているのがこの千年メドレー。嵐の大野智さんは、こんな風に語っています。

踊りで行ったら大抵の曲って3分4分とかじゃない? 1曲やるの。当時の東山さんのナンバー、千年メドレーというのがあってですね、それがね、フルで8〜9分くらいあるのよ。で、ずっとがっつり踊ってるの。でも当時はそれが踊りたかったの。かっこよかったから。

で、踊ったことなかったの。で、よく少年隊のミュージカルとか見てるだけで覚えちゃうの。好きだから。京都の舞台に少年隊の東山さんが来た時に、大野お前踊るからって「えっえっいいの!?みたいな。で、もう一人*1と俺と3人だけだったの。で、いいの!?まじすか!?みたいな感じじゃん。

で踊った後倒れたよ。で僕らは止まってるんだよ、ハアハア言ってるんだけど、東山さんその後普通の顔して台からバク宙してた時はびっくりしたからね。このひと何者なんだみたいな。そんくらいのナンバーだったんですよ当時は。そんくらいすごかったんですよ。

(2014年08月13日 大野智 ARASHI DISCOVERY

単純に「舞台の中で約10分踊り倒す」というのだけでも、どれほどすごいか、ジャニーズファンならばよくわかるでしょう。

千年メドレーの不思議

実はこの千年メドレー、なかなか不思議が多く、そのためにファンの間でも認識がバラバラになっていることが多いんです。幾つかの謎についてまとめました。

 

  • 不思議1 消えた「千年の季節」

1990年に披露された大元のメドレー構成は「千年の季節〜Ever Dream〜ALL THE WORLD IS A STAGE」という3曲で、「千年の季節」から「千年メドレー」という名前が付いているのですが、歌い継がれるうちに「千年の季節」が消える事態となっています。千年メドレーの歴史の中で、この「千年の季節」を歌った後輩はなんと2005年の村上信五のみ!! まさかすぎる村上信五ダークホース村上信五

ちなみに、この曲が収録されているアルバム『少年隊PLAYZONE’90 MASK』でのトラック名は単に「メドレー2」であり、「千年メドレー」と称されるようになったのは、後の出来事のようです。そして「メドレー1」はBaby Baby Baby〜HEAVEN〜Baby Baby Babyですが、こちらも何気に2015〜2016年の舞台『JOHNNY'S World』や2004年の『Summary』などで披露されています。*2

  • 不思議2 歌詞違いバージョン

千年メドレーの3曲目、実は歌詞違いの「She’s a Woman」バージョンと、「ALL THE WORLD IS A STAGE」バージョンが混在しています。

・She’s a Woman
サビが「Everybody 悲しいね 仮面をつけたまま」で始まって「She’s a Woman」で終わる。恋愛っぽい内容。

・ALL THE WORLD IS A STAGE

サビが「ひそかに震えてる 仮面をつけたまま」で始まって「IT'S A SHADOW」で終わる。舞台っぽい内容。

後輩たちの披露するものも両バージョン混在しており、ファンはみんな自分が接した千年メドレーで覚えるため、余計にごっちゃになってしまうんですよね。

細かく見ていくと、1990年6月に発売されたプレゾンのサントラCDが「She’s a Woman」バージョンで、7月からの舞台が「ALL THE WORLD IS A STAGE」バージョンですので、CDを収録した後に舞台の内容に合わせて歌詞の変更が行われたのではないか? などと考えられます*3。東山さんがステージ上で披露したのは「ALL THE WORLD IS A STAGE」バージョンのみだと思います。

そう、「ALL THE WORLD IS A STAGE」といえばシェイクスピア「お気に召すまま」のセリフとしてよく知られており、実は90年MASKでは「千年メドレー」の前に「全世界は一つの舞台 人間はそこで動き回る役者に過ぎない」と東山さんのナレーション*4が入るのです。ちなみにこのセリフ、JOHNNY'S Worldのシェイクスピアでも出てきましたね。

そして、この千年メドレーの後に披露されるのが、少年隊3人による和装ハムレット。演出は蜷川幸雄。一連の流れが、シェイクスピアを意識したものとなっているので、歌詞を変えた、というのも十分ありそうな気がします。なんだか色々感慨深くなってしまう。

しかし…「ALL THE WORLD IS A STAGE」の歌詞、「今僕らのステージの輝きも ときめきだけを あぁ感じるための 幻さ いつか消える」って、改めて読むとなかなか胸に痛いやつ。

  • 不思議3 元曲?との関係

千年メドレーが林田健司さんの曲であり、「Ever Dream」は「Heart Of Gold」、「All The World is A Stage(She’s a Woman)」は「Jealousy In Love」というシングルとして発売されているのはよく知られているところですが、実は世に発表されたのは千年メドレーの方が先なんです。千年の元曲があるというよりも、林田さんが少年隊に提供した曲を、シングルとして発売したと言った方が良いのかもしれません。

もしかしたら林田さん1990年より前、デビュー前などすでにライブで歌っていたのかもしれないですが、どちらにしてもシングルカットするほど気合いのはいっていた楽曲であることはまちがいないでしょう。ちなみにKinKi Kidsは、歌番組「アイドル・オン・ステージ」で「Heart Of Gold」も披露しています。バックについているのは長野博だよ!

導入編はここまで。次回、歴史編に続く予定です。年表も出てくるよ。

*1:原知宏

*2:アレンジはだいぶ違う

*3:ここに言及している資料などあったらとてもうれしい……

*4:正確に言うと、ジャニーズ舞台おなじみのでかいMASKがしゃべるやつ

滝沢歌舞伎2016と、三宅健という黒船?

観てきました。滝沢歌舞伎2016!

ジャニーズ舞台自体が好きなため、タッキーのパフォーマンスを見ようと行っていた滝沢歌舞伎に、まさかのV6・三宅健投入。震えました、本当に。カミセンはほとんどジャニーズ舞台に関わらないままここまで来ていたので、まさかの爆弾でした。

三宅健という存在について

実際に観てみたところ、想像していた以上に三宅さんが「異物」のまま滝沢歌舞伎に入り込んでいることに、びっくりいたしました。あの滝沢歌舞伎の中で、三宅さんは、何をやってもスタイリッシュな三宅健でした。いやだって、去年の北山さん薮くんは、でかい書道とか、ローラースケートコントとか「これぞジャニーズ」といったパフォーマンスを披露してたじゃないですか。あとタッキーがでかい太鼓の上でタップするし、最前列のお客さんがプレゼントを順番に渡していくこともある滝沢歌舞伎ですよ。健ちゃんもでかい手で手話とかするのでは……? もしくは流鏑馬とかするのでは……? と思っていたのですが、完全におしゃれな楽曲、ダンスで魅せる方向性に来ていたので「こんなのありなんだ!」と驚きでした。

よく考えてみれば、いわゆるジャニーズ舞台、つまりジャニーさんプロデュース舞台に、先輩がゲストで入るということは、今までなかったんじゃないかな。SHOCKや滝沢革命に出演していた少年隊は、むしろ立ち位置的にはジャニーさんプロデュース舞台の伝道者でしたし、ジャニワの内PもがっつりSHOCKを経験してからのゲスト出演。また大倉くんとか薮北とか、座長より後輩がゲストの場合は舞台の方にがっつりパフォーマンスを寄せてくるものですし、ある種「異物」のままで入ってきた、でも紛れもなくジャニーズの先輩としてタッキーと時を過ごしてきたバックグラウンドを持つ、三宅健という存在の貴重さに思いを馳せてしまいました。黒船来航くらいの印象でしたが、そんな三宅さんをどう迎え入れるかは、きっとタッキーにとっても挑戦だったんだろうな。とりあえず、全体を通してジャニーズ伝統感が薄くなっていたことは確かだと思います。個人的には、滝沢歌舞伎という世界の広がりや、懐の深さを感じて非常に面白かったです。しかし改めて滝沢歌舞伎ってなんなんだろ!? 

V6ファンにとっても、後輩と触れ合う三宅さんという光景が飛び込んできて、Jr.がかわいくなってきた人も多いのではないでしょうか! V6は2001年のコンサート以来ずっとバックにJr.をつけないでやってきましたし*1。私は最近Jr.の世界をよく見るようになっていたけど、もともと好きだったV6の世界とつながるなんて思ってなかったから、素直に嬉しかったです。個人的は、最後の曲『LOVE』において、怪我を押してフライングする健ちゃんを、長身Jr.たちが4〜5人で騎士のように受け止めてる姿が感動的すぎて、気がついたら涙が出ていましたよ……。

タッキーとジャニーさんの違い

もう一つ面白かったこと。滝沢歌舞伎を観ると、タッキーが非常に明るい人なのだなということがよくわかるような気がします。ジャニーさんの持っている陰の部分というか、「こ、こんなの見ちゃっていいの……!?」っていう「見世物小屋」のような禍々しさが全然ないんですよね。

結構端的に出てるのは「お化け」なのかなと思ったのですが、これスクリーンの見せ方とか、もう「現代ホラー」だったように思いました。林くんの熱演もあってとても怖いんですけど、なんかアッパーな怖さというか。『呪怨『リング』*2のキャラクター的な怖さと、江戸川乱歩的な怖さと、種類がちょっと違うと思うんです。

そういえばタッキーの変面も、バッ! シャキーン!! ジャーン!! って感じだけど、ジャニーさん演出の時は動きもおどろおどろしく仮面を付け替えていきますよね。ジャニーさんとタッキーって根が全然違うのかもしれないなと、改めて思った滝沢歌舞伎でした。って、ここまで熱弁しておいて、ジャニーさんの手がだいぶ入ってたらすみませんですが……。

 

さてここからは細かい感想をだらだらと書いていきます。

*1:トニセンコンサートのバックにはJr.が付いていましたが

*2:リングとか、本当に怖いのは別のところだと思うんですが、結果的には貞子というキャラクターが立ってきている

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はまるとはまらないの間にあるもの

ここ最近、いろいろなものを見て気づいたことがありました。それは私がどうにも「歌って踊る男性たちのパフォーマンス」が好きということです。そんなことはまあ元からよくよくわかってはいたのですが、実は少し思い違いをしていた部分もありました。それは自分が「男性の集団の物語」が好きだと思っていたことです。

小さい頃から本が好きだったし、舞台や映画、ドラマを見るのが好きでした。大学でも現代文学を専攻したし、自分は物語が好きだというのは、やはり根本にあるのだろうと思います。だから、アイドルも「物語」として見ているところが結構大きい。一方で、こんなに「チーム男子の物語」が好きなんだから、もしかしたら今後、スポーツなどにはまることもあるかもしれないな……と考えてもいました。実際に周囲には野球にはまっている友人、サッカーにはまっている友人、バレーボールにはまっている友人等たくさんいて、互いに沼を紹介しあって騒いだりしていました。

しかしよくよく考えると、私は試合の内容を、全く覚えられていなかったのです。気付いたきっかけはスポーツ漫画の話をしているときでした。「物語」が好きで「男子の集団の青春」が好きなので、名作バスケットボール漫画ももちろん嗜んでいましたし、最近では人気のバレーボール漫画も読んだりしたのですが、試合以外のストーリーは覚えているのに、試合の展開が全然思い出せない……。「バスケがしたいです」って崩れ落ちたところはよく覚えているのに、誰が点を入れたとか、どこが勝ったとか、さっぱり思い出せない。漫画だけでなく、昔リアルで見に行った試合の内容も思い出せない。というかよく考えたら、なんでこの人たちボールをつきながら走ってるんだ? 網にボール入れてるんだ? みたいな。ご、ごめんなさい!!

そして思ったのは、これはミュージカルにあまり親しんでいない方がよく言う「ストーリーは良かったけど歌は思い出せない」「なんでミュージカルで突然歌い出すのかわからない」と同じことなのではないか? ということでした。

さらにそんな感じのことを踏まえて、いろいろな物語を思い浮かべてみると、例えば「アクション」「ミステリ」「特撮」「戦記物」など、乱暴に言って「物語パート」と「パフォーマンスパート」に分かれるようなものは沢山あるのでした。で、そのジャンルにハマるには、やはり「パフォーマンスパート」への思い入れが肝になってくる。

と考えていくと、アイドルはとてもミュージカルに近いです。私は雑誌のインタビューやTVや現場から垣間見える様々なエピソードから彼らの物語パートを楽しみ、歌やダンスをパフォーマンスパートとして楽しんでいます*1。彼らの歌に彼らの物語を見出す事も多いです。だから私は結局「ミュージカル物語」が好きだったんだなあと思ったのでした*2。逆に、歌って踊るパートがある男性の物語だったら、2次元も2.5次元も3次元も行き来できるんだというのも気付きでした。

 

これは本当に個人的な好みによるし、スポーツものもミュージカルものも両方好き! というように、いろんな種類のパフォーマンスが好きな人がいても全然おかしくありません。また勘違いされたくないのは、あくまで「ズブズブに沼にはまるか」というレベルの話をしているのであって、例えば普通に何かのスポーツの試合を観に行ったり、友達から選手のエピソードを聞いたりするのはとても楽しいということです。

ただ、「Airはコンサートで3回歌ってるけど、やっぱり私は2010年が一番好きだな」とか「〇〇の今年の演出は少しここが違っていて印象がこうなったね」とか話すように、「〇年のあの試合での〇〇の一投が云々」みたいな風にはハマれないのではないか? という気がしています。何かが悪いということではなく、さっきも言ったようにパフォーマンスパートへの思い入れが肝になっていて。自分は物語だけではまれるんじゃないかと思ってたけど、そうではなかったんだな〜という気づきがあったということです。当たり前だったらすみません。

繰り返しになりますが、好きな「パフォーマンス」が複数ある人もいるだろうし、物語パートだけではまれる人、パフォーマンスパートだけではまれる人、あるいはもっと別のところではまれる人、そもそも物語として見てないわ! 等いろいろな人がいるだろうと思います。もしかしたら、私もこんなことを言っておいてころっとスポーツにはまることがあるかもしれません。ちなみに今回スポーツを例に出したのは、私の周りにスポーツが好きなオタクは沢山いるし、じぶんもチーム男子が好きなのになぜはまらないんだろう? と考えたことがきっかけでしたので、スポーツを別のものに言い換えてもいいと思います*3

もしこの世にジャニーズがなかったら、歌って踊る男性がいなかったら、自分はこんな欲望に気づかないまま生きていたんでしょうか? もしくは、別のものにはまっていたのでしょうか? そこはまったくわからないな。

 

余談ですが、この「スポーツのパフォーマンスパート」を「歌とダンス」にしたのが、「テニミュ」などの作品であれば……これはちょっと怖いですよね! もしスポーツにはまるとしたら、スポーツものの舞台→その題材のスポーツ、と流れていくのではないかと予想しております……。

*1:ミュージカルも、実際「楽屋裏もの」が沢山あって、ショービジネスの世界を描いた作品が沢山ありますしね

*2:パフォーマンスパートのない普通の物語だったら、作品単体ではまったりすることもありうる

*3:しかし、スポーツを好きなのは男性が多くて、歌って踊るのを見るのが好きな人は女性が多いのはなんでだろう不思議

キンプリ(ジャニーズのユニットではない)を見てきたよ

キンプリといえば、ジャニーズJr.のユニットMr.King vs Mr.Princeだった我々の前に突如現れた別のキンプリ。そう、アニメ「KING OF PRISM by PrettyRhythm」。あまりにも話題になっていたので私も見てきました。なんかすごかったです……すごかったです(2回言った)。
見たときはわーっとなったけども、そのあとは意外とじわじわきいている感じで、ふと思い出したように「キンプリ」と検索をしたり、iTunes storeで曲を1曲ずつ買ってみたり、もう1回だけ行ってみようかな……と悶々としたりしています。
そんな気持ちをはきだすべく、行ってきた感想を書いておきたいなと思いました。勢いもエモさもまったくなく、まとまってもいない、本当に雑感という感じです。

キンプリとは? という説明についてはこちらの記事を。

kai-you.net

こちらも参考になりました。

jetstarmine.hatenablog.com

「プリズムの煌めき」という言葉

見に行った人が口々に「プリズムの煌めきにやられた」と言っており、またテレビシリーズでも「プリズムの煌めきを広める」という言葉が出てくるそうです。この言葉が、なんかいいなと思いまして。

アイドル好きとしては、やっぱり他の人から「歌うまくないじゃん」「ダンスもダンサーの方がうまい」「衣装や曲がダサい」等々言われ続けてきたわけで、友人たちとはよく「いやいや技術とは違うアイドル力的なものがあるよね!」「歌が下手でも、元気が出るのはアイドルだけだよ!」「このダサさがいいんだ!!」と慰めあっていました。だから、当時は笑われていた「アイドル力」的なもの(トンチキ要素も含まれる)が一周回って認められているどころか、積極的に評価されているなんて、良い時代だなあと思ったのでした。

もちろん「プリズムの煌めき」はアニメやゲームの設定ありきであって、ジャニーズにそのままあてはめられるものではないのでしょう。ジャニーズにはプリズム空間なんてなくて、衣装のマジックテープ技術に情熱をかけつつジャニーズJr.が早着替えを手伝っているだけです。でも歌やダンスの技術とはまた違う次元*1で「キラキラしてて幸せな気持ちになれるし世界が輝いて見える!!」パフォーマンスが存在していることを、今はみんなわかってるってことなのかな、と思ったんです。あのキラキラしたエフェクトやトリップする感じは、実際にアイドルを見ているときの感覚ととても近いですし*2

ジャニーズもこういうの何かほしいですよね、なんだろう「13月の輝き」とか…!? 舞台「ジャニーズワールド」では、「見る人の心を幸せにする、真実のショー」というものが出てくるので、近い概念なのかもなーとは思うんですが。
詳しい人にきいてみたら、「心のきらめきを失ってしまうと、プリズムジャンプも飛べなくなる」といった設定もあるらしい。ジャニワの場合は、「悲劇も見つめることのできるものが、真に客を幸せにできるショーをつくることができる」といった展開だったので、その違いもちょっと面白いです。*3

プリズムジャンプのジャニーズオマージュ?

プリズムスタァたちは「プリズムジャンプ」という技を持っているそうなんですが(ここらへんの認識があいまいですみません)、その名前が80年代ジャニーズのオマージュみたいなところ、ちょっと気になります。プリズムスタァというか、もしかしたらヒロ様関連だけなのでしょうか? 映画で「情熱熱風スターライトキス!」という技が出てきたところで、「そこは"せれなーで"じゃないの!?」とつっこみたくなりました。ほかにも最後の「スターライトエクスプレス」とか、それ川崎麻世が出演して光GENJIがデビュー曲「STARLIGHT」でプロモーション担当したミュージカル……!!となったし、検索してたら*4「絶対アイドル愛NG」は田原俊彦の「エル・オー・ヴイ・愛・N・G」? 「君にZOKKON 放課後フォーリンラブ」はシブガキ隊の「ZOKKON 命」!? と、次々とパロディぽいのが出てきた! 
私は割とにわかなんですが、ここ数年で少年隊や光GENJIのビデオを買ったり、フォーリーブスのCDを買ったりしてて、見てみると確かに昔のアイドルのドラッグ性はすごいんですよね。かつてはファンじゃない普通の人も熱狂して、そのあと一度「かっこ悪い」って今度はみんなが否定したようなものが、さらに今一周回って(一部でかもしれないけど)熱狂されているのかと思うとすごい*5光GENJIパラダイス銀河」「太陽がいっぱい」のアニメPVとか、最高ですよ。

あっ忘れちゃいけない、突然未成年の主張的なものがはじまったのも、V6ファンとしてはうれしかったです。

オバレ担がんばれ

これは完全に余計なお世話だけど、作中世界のオバレ(Over the Rainbow)担が荒れそうなところが気になります。ゴーストライター騒動、ハリウッド行き、メンバー脱退、新メンバー投入、本人たちは男子同士爽やかに仲直りしていても、ファンはやばいだろ……! ヒロ様は夢要素が強いけど、実は「プロフェッショナルな世界観をつくるヒロ様が好き」というファンが多そうだ。コウジはハリウッド行きの空港でフライデーされて学級会が開かれそうだし、カヅキ先輩のファンは意外とりあこでお花畑かもしれない、などと考えてしまいます。ところで男子プリズムショーは女性ファンに向けた要素が強いけど、女子プリズムショーにはあんまり男性ファン向けの要素はないんですかね? 

アニメ自体が流行ってる?

映画を観て設定を調べて詳しい人に聞いて、と完全にプリズムのきらめきにやられている感じの私ですが、これが3年前だったら、おそらく観に行っていなかったと思います。私が今だから観に行ったというのは、3つほど流れがあると思っていて、1つ目は、Twitter上でのクラスタの混在がどんどん進んでいること。これまで各々の世界で暮らしていた人たちがTwitterというひとつのツールを使うことで、いろんなグループの情報が混ざってきていたのですが、最近はさらにジャニーズ以外の情報もどんどん入ってくるようになっているように思います。フォローしている人が他のものにはまったとか、単純に情報がRTされてくるとかいろいろあると思うのですが。たぶん逆もまたしかりで、アニメからジャニーズに来たという方もいるだろうし、2.5次元とか宝塚とかバレーボールとかの情報も入ってくるし、大きな「オタク」というくくりでの潮流が、周りにできあがってきている気がします。*6
2つ目は、「アイドルアニメ」がたくさんあること。私の場合は、友人が「うたの☆プリンスさまっ♪」にはまったことで、「アイドル」*7という共通言語ができ、急速に交流が進むようになりました。CDを貸し合い、ライブDVDを見せ合い、カラオケで歌い合い……2次元アイドルが身近なものとなっていたので、キンプリの映画もすんなり「観に行こう」と思えたのかもしれません。
3つ目としては、私の周りでアニメ自体が盛り上がってるぽい流れがあること。業界の流れなどはわからないし、職場などではだいぶ違うので、あくまでも私の周囲の話なんですが。AKBやももクロが話題になりはじめた時のように、おそ松さんやキンプリが話題になっている気がする。第2専攻としてサブカルなど*8を嗜んでいたおたくが、二次元に行っている気がする。
個人的には年齢のせいか時代のせいか、圧倒的にハイになれるものや、露悪的であってもリアルすぎないものを求めてしまう気持ちがあります。だから3次元の持つ重さを脱ぎ捨てたアニメの表現が、最先端に見えているのかもしれません。「昔からアニメはすごいよ!」と怒られたら謝る。

ジャニーズもいいぞ

もはやこれがキンプリの話なのかよくわからなくなってきましたが、逆にジャニーズもよいものなので、2次元アイドルやプリズムスタァが好きな人もぜひおいでよ!といった気持ちもあります。テレビで見ているジャニーズは一般向けの部分であり、氷山の一角なのです。コンサートやステージで見るキラキラなトンチキ(ほめている)は、プリズムのきらめきととても近いところにあると思います。ジャニーズが円になり昇天していくサークルフライングや、タッキーが無限に増える姿、腹筋で太鼓、龍、薔薇のゴンドラ、自転車の前輪と後輪がジャニーズJr.(たぶん公道では禁止)など、ちょっと挙げただけでもすごく近いところにいるような気がします。2次元も3次元も自由に行き来して、プリズムのきらめきを感じながらJETでDOするLIFEなうできたらいいな、というところで結びとさせていただきます。

*1:もちろんうまいに越したことはない

*2:やばいこと言ってる気もする

*3:息をするように自然にジャニワと比べてしまう

*4:おたくなのですぐに検索をする

*5:こうやって考えると、おそ松さんも似たようなところがあるのだろうか

*6:しかしTwitterがなくなったらまた散り散りになりそう。そして若い子たちの間ではどうなっているのかわからない

*7:2次元3次元という違いがあるものの

*8:アイドルもアニメもサブカルだと思いますが、もっと狭義的なサブカル