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「ザ・カブキ」@東京文化会館

「ザ・カブキ」を観て来ました〜。
学校へ行こう上野水香さんが出たときに踊ってた「ボレロ」の振付けも担当した、モーリス・ベジャールが手がけた作品です。
歌舞伎の仮名手本忠臣蔵を元にしていて、「和」のテイストが取り入れられてる。面白い。
学生席だったので3階でしたが、普通に観れました。まあ、ドームとかと比べればな(笑)

最近この作品について調べる機会がありまして、でもその時には作品自体が観れなかったので、ようやく実物が観れた〜!って感じです。
パンフやらインタビューやらを漁っていたときは、歌舞伎とバレエに共通する身体表現における象徴性がどうのこうのとか
ベジャールという一人の外国人が見る日本の「武士道」「忠誠心」とはとかなんとかごちゃごちゃ考えていたのですが、いざ観終わってみるとシンプルに「討ち入りかっこいい!」だったり。
47人(実際にいたのかは不明)そろっての群舞は本当に壮観!
忠臣蔵は色んな媒体で作品になってるけど、討ち入りの場面での47人という人数を一番活かせるのはバレエなんじゃない?と思いました。
元々コール・ドが発達してた分野だから相性が良かったんじゃないかな?

どこらへんが和のテイストかというと、義太夫が使われてたり、バレエではありえない内股の動きやすり足があったり、見得を切ったり。
でもかなり基本の動きは「バレエ」って感じで、そのバランスが面白かったです。
ふんどしの人たちが出てきたときは思わず友人と顔を見合わせましたが…(笑)
しかもそのふんどしの男達、開脚してケツを見せ付けたりした後に(いや別に見せ付けたわけではないだろうが)
みんなで手をつないで横に一列になったかと思うと、そのまま列を巻き始めたから驚き。
巻く、ってほんとに巻いてるんです。
一列になった人間が、ポスターを巻くようにくるくると動いていき、最後にはおしくらまんじゅうみたいな状態になっていた。
前では顔世が踊っていて、これは顔世の踊りに合わせて黒子が彼女の着物を動かして魅せる、けっこうな大きい場面だったわけですが
背後で赤フン男達が巻き巻きしてるもんだから目が離せなかったよ…!
そういえば黒子も和的な要素でしょうか。海外にあるのかな?
あれが出てきても、なんとなく意識の中で「ないもの」として扱っているのが面白い。
外人が初めて見たら「What!?」てな感じだったりするのだろうか。

最後四十七士が日の丸(朝日)を背に全員で切腹する場面は、ジャパーンって感じでしたね。
ヒノマル、カミカゼ、ハラキーリー!
機会があったらまた観たいと思える舞台でした。