Love-tune横アリ単独ライブに感じた、強さ&うまさ&エモさを振り返る

Love-tuneの横アリ単独すごいよかったよね

3月25日に行われた、Jr.祭りのLove-tune単独公演。今更すぎ*1ですがほんとよかった!

正直に言えば、この横アリ単独には、本当にいくつものらぶ担の思いが乗せられていたのだと思います。まずKing & Princeのデビューが決定してすぐに発表された公演だったこと、あともはや忘れかけてるけど萩ちゃん退所の噂が流れていたこと。結局萩ちゃん退所説ってたぶん1人くらいしか言ってなくて、萩ちゃん本人の言動からはあまり感じられず、今となってはなんだったんだ…と言うくらい影も形もなくなったけど、ちょっとどきどきしたし、「そういう可能性があるんだ」と結構はっとさせられました。

さらには、YouTubeのジャニーズJr.チャンネルにLove-tuneだけいない、ジャニーズwebの連載もLove-tuneはやらない、ということで、赤裸々に言っちゃうとなんか言われてるように契約的なのあった……?*2とかモヤっとする気持ちはありました。 だからここへ来て、Jr.の兄組4グループの中ではLove-tune担が感じる横アリだとか、新曲だとか、そういうものに対する思い入れはだいぶ違ったものがあったのかもしれません。今回はね。

でも、横アリのLove-tune単独公演を見て、本人たちはおそういうファンの動揺とか承知済みかな?と思うくらいの意外性、ストーリー性を打ち出してきていて、本当にうまいし、つ、強いな〜〜と、目を開かされる思いでした。

というかなんかLove-tuneの単独公演を見ながら「やべえ、チャクラ開いた……」みたいな感覚がありましたね…いや、スピリチュアルはかじっておりませんので安心して…。

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安井さんのうちわとLove-tuneバンダナだよ!(サムネ用てきなやつ)

ジャニらしさとらしくなさの融合がうまい

いきなり昔の話で恐縮ですが、私の中では「2003年ターニングポイント説」みたいなのがあって、KinKi Kidsの2002-2003コンサート「F concert~Fun Fan Forever」と、V6の2003年「LOVE&LIFE 〜V6 SUMMER SPECIAL DREAM LIVE 2003」で1回だいぶコンサートの作り方変わったな、という印象がありました*3。それまでジャニーズコンサートの"型"を踏襲していた2つのグループが、ツアーのクリエイティブ・コンセプトを明確にして、ジャニーズらしさと外部の風を融合させてバーっと世界が広がった*4、そういうのをLove-tuneの横アリ公演にも、感じた!*5最近はどのグループもみんなコンサート作るの上手だし、らぶが影響受けてるのは全然違うところからかもしれないけど、「あ、Love-tuneここにたどり着きましたか」みたいな、ジャニヲタ人生2周目*6でハッとさせられました。

コンサート自体は、事前に安井さんがらじらーで「ストーリー仕立て」と言っていたように、「スーパーマンになりたい」という夢を大人に馬鹿にされたと落ち込む少年が、「Love」というAIにサポートされて喜怒哀楽という感情を学ぶ… という展開。風isなどの影響*7も感じさせながら、「〇〇のためにいくつかの要素を学ぶ」というのが、完全にジャニワ・ジャニアイ、遡ればSummaryのオマージュになっているところは興味深いです。ここへ来て、ジャニーズメソッドを踏襲するのか、と思いました。特に烈火での「なぜ人は争うのか」というナレーションや殺陣は、完全に帝劇でしたよね。

(…余談ですが、単独後の合同で、すのすとがメンバー紹介映像使ってたの見て、「あれいいな〜らぶはないのかな〜」って言ってたけど、「……あったわ!映像!!」「AIの言葉と喜怒哀楽の映像あった!!!」と爆笑しました。予算の使い方に全く汎用性がなくて、単独公演の流れに全力すぎたのかわいい)

この最後の夢が、「superman」という新曲につながっていたのですが、公演後のらじらーで「supermanという新曲がもらえることがわかって、それに合わせてコンサートを作った」と明かしていて、本当に本人たちは「Jr.祭り Love-tune公演」じゃなくて「Love-tune Live 2018 superman」というつもりで作っていたのかなと思いました。

今までの公演というのは、「ジャニーズ銀座」とか「ガムシャラJ's Party」とか「Summer Station」とか「湾岸ライブ」とか、Jr.公演の枠ありきの構成で、それは単独だったZeppにしても、「Zeppでやる」ということをテーマに行っていたところがあったと思うのですが、今回は新曲をコンセプトにがっつりすえてきた。つまりコンセプトとなるシングルやアルバムがあってコンサートを作るデビュー組のような構成で、かなり衝撃的でした。

しかも本当のデビュー組と違うのは、新曲がもらえるのかすらわからないところ。もっと言ったら今回Love-tune担は結構不安になっていたと思うし、怒・哀・楽のテーマが示される中で「まだ喜びの感情を学んでないよなあ?喜びをあげる!!きいてください、新曲!!」(うろ覚え)と言われた時に「えええええ!?!?」って涙出るくらい嬉しくて、かつ1公演だけでファンによるネタバレとう概念がないから*8こそできる芸当だ……と戦慄しました。どこかデビュー組とJr.の狭間であることを利用した、特別なコンサートの作り方をしているLove-tuneが面白すぎて、コンサート解釈厨としての自分がすごくゾクゾクしました。

走り抜ける姿の尊さ

少し型を外していると思ったのは、コンサートの中にLove-tuneのその場で生まれる感情とか、全力の姿とかを見せる余白があったからでもありました。もちろんダンスパフォーマンスでもそういう一面はあるんだけど、この傾向はやはりバンドもやっているところが大きいと思います。

「CALL」がわかりやすいけど、あれはあの1曲だけで完成されているというよりも、その場のテンションで200%に持っていく楽曲、じゃないですか。Love-tuneのコンサートって、全体的にもまさにそういう感じだと思うのです。

そういった意味では、「僕らのこたえ〜He We Go〜」がとても印象的でした。「俺らの時代だーーー!!!」と叫ぶのもやばかったし、普通外周を走るのって、センターステージ→バクステ→メインステがスタンダートなのに、今回はセンターステージ→バクステ→メインステ→センターステージとかだったのかな?(うろ覚え)とにかく、コンサートに慣れてるおたくが「まだ行く!?!?」って驚くくらい走ってて、センターステージに倒れこんだ7人。こんな動線にしたということは、「いつもより長い距離を全力で走る」ことで観客に伝わるエモさが、構成の中に組み込まれていたようにも思います。

Love-tuneが走る姿は、今回かなり印象に残っています。アンコールでの「CALL」はバクステから続く後方花道で安井さんが顕嵐ちゃんのことを待ってて、やすあら二人で肩を組みながら花道を駆け抜けた姿が忘れられない。許されるなら闇のお写真を貼りたい。検索して!

あとはやっぱりWアンコールのおかわりsuperman。安井さんが「Love-tune集合〜!」と言ってセンターステージに6人集まっていたのに美勇人さんが全然気付かず花道で煽ってて、6人が「みゅうと!みゅうと〜!!」と呼ぶ声に気づいて、美勇人さん猛ダッシュ。絵に描いたように「ハッ!!!」という顔をしてたのもかわいかったし、美勇人さんがダッシュしてセンターステージで6人に抱きついてギュッとなっててアッやばい泣くわこんなの…。

これほど走り抜ける姿が尊いのは、それが劇場やEXシアターやTDCではできないことだから、というのもあるかもしれません。*9

夢を持つこととsuperman

新曲も、増えるたびにいい曲だな〜って言っててまたかよと言われそうですが!Love-tuneって持ち歌4曲、どれも全然違っているのが良いところすぎて。今回の「superman」はおしゃれめのEDMなんだけど、今までの3曲と比べても圧倒的に軽やかで、「こういう曲の選択肢があったのか」と驚かされました。

そんな「superman」ですが、本当にスーパーマンなわけではなく、「空は飛べないけど、あなたたちのスーパーマンになるよ」という歌だったんですよね。「おしゃれなファッションに着替えちゃって今夜くらいは出かけませんか」「空にはちょっと飛べないけど I For you be there.I feel like a sumperman」「忘れられない思い出を作ろう」と語りかけるスーパーマン

ここで歌われてるのはちょっとした特別な一夜のことで、でもアダルティwな意味ではなくて、彼らは今夜は一緒に踊って思い出を作ろう、と語りかけてくる。そして最終的には「君が思い出をくれた」と言ってくれてる。雑誌では「男の子は非現実的な夢を見る。男の子ってばかだな、と思って欲しい」*10と言っていたけど、誰にとってもそんな存在って、つまりはシンプルにアイドルのことでもあるんじゃないかなと思ったのです。

だから、新曲のあとに「どんなに辛いことがあっても、みんなの声が、笑顔が、愛があるから立ち上がれたんだ。僕はひとりじゃない。だから夢を追い続ける。だって僕は……」という子供の声に重なり、Love-tuneメンバーの声で「supermanだから。僕は諦めない。君と僕で、新しい未来を創るんだ!」という言葉に変わった時、「supermanだから」が「アイドルだから」にも聞こえるような気がして、胸がぎゅっとなりました。それは私がアイドルという言葉にどこかすごく、文字通り"夢"を見ているからかもしれないのですが…。

この"夢"という単語は、終盤、何度も言葉にされていました。「今回のコンサートのテーマは夢です」「夢を持って生きていけるって幸せだと思う」「夢を持って生きていこうぜ!!」と煽られ、本編の最後には安井さんがらじらーで予告したようにキスマイの「Dream on」をみんなで歌う展開に。Love-tune担って基本的に一体感はなくて本当にみんなバラバラなんだけど、らぶを前にするとこんな風に歌声がひとつになるんだなって、改めて感動した瞬間でもありました。

Love-tuneって、「僕たちがみんなを幸せにするよ♡」というよりも、「みんな夢を持って生きよう!俺たちも夢をあきらめないから!」という感じで、リア恋よりもどこか自己啓発セミナー的、「社会という荒波を生きて行く同志…」的な雰囲気を醸し出してくるところがすごく面白いですよね。でも個人的には、現状が不安だった中で、実は一番欲しかったものだった気もしているんです。そして本人たちがファンの不安な気持ちも分かった上で素晴らしいコンサートを作ってるなら、この先どうなるかはわからないけど、ついてくしかないな、と思わされました。いろんな背景を物語にしている強さ……したたかさと言い換えてもいいのかな。それと構成のうまさ、うまさにとどまらない全力のエモさ*11、があった。

したたかさっていうと、印象が悪いかもしれないけど、みんなデキジュだから、万が一瞬間で何かあっても、多分何らかの形でリカバリ、もしくは利用できる人たちなんじゃないかと…そういういい意味でのしたたかさは、才能だと思うのです。

だから本当に今回は、Love-tuneというユニットに、今まで以上に"夢"を持てるほど、面白いコンサートでした。

余談的なこと

安井さんがらじらーで、「いろんな解釈の仕方があると思うんだけど…あんま俺が言いすぎるとそれになっちゃうから。受け取ったひとの解釈で」と言ってくれたことが嬉しかった。これは個人的にですが、私はいろんな解釈にたくさん触れたい、なるべく違う解釈が読みたい!と渇望しているので、安井さんがそうやって様々な解釈を尊重してくれてるところが、すごいな〜と思います。これまで*12、解釈は違えば違うほどいいって教わってきたし、安井さんも人によって解釈が分かれるタイプなところが好きなのかもしれません。*13

ちなみにPOTATO5月号では安井さんが「"夢"がコンセプトで"superman"がテーマ」と言ってて、肌感としては言葉の使い方が逆か?*14"superman"というコンセプトで"夢"というテーマを表していたのかな?と思ったけど、そもそも「何を言うか」「どういう切り口か」「どう表すか」を切り分けて立ててることがすごい。何かビジネス書とか読んだの!?さなはぎが大学で習った??

そう、今回のコンサートでの文章は、基本的にさなぴが考えたらしいです。しかもそれを安井さんにすごく相談してたというので、「さなやすやばい…」と思ってます。さなやすの間に特別な感情のやりとりある…って真田担さんと震えちゃう。でも誰がどうというわけでもなく、二転三転どころか五転六転しながら最終的に7人でこのコンサートを作り上げたのだと思うと、すごいメンバーだ。

 

ここまででどんだけ時間かけて反芻してるんだよって感じですが、まだまだ語りつくせないので、「Jr.祭り 安井謙太郎萌え語り編」に続かせてください…*15

*1:まじで仕事が忙しかったから…

*2:もともと、ジャニwebで連載をするのはなんらかの契約を結んだグループだとかなんとか言われていた

*3:私がこの2グループしか見てないのと、単純にスタッフが変わった?というのと

*4:ただしコンセプトガチガチすぎるとジャニーズとしては面白くないので、そこらへんはバランス

*5:あの時KinKiとカミセン24歳くらいか〜と思うと、らぶが今、それくらいのコンサート作れるのもちょっと納得するところがあります。トニは舞台班

*6:なんとなくそういう感覚

*7:「 Summer Paradise in TDC『風 is a Doll?』では、人形たちが人間の感情を学ぶという展開だった

*8:そして単独公演のトップバッターだから

*9:これがV6とかになるともう横アリでも走らない!走らなくていいよ!

*10:POTATO 2018年5月号

*11:エモいという言葉を乱用するなという人もいるかもしれないけど、わかりやすいから許して…

*12:大学とか

*13:ただ、悪意すぎる解釈には「はあ〜!?」となってしまうし、「あ〜それもある!」というラインが一番好きなのかも

*14:違ったらすいません

*15:一切タイムリーじゃないんですが、4月って本当に忙しくて…

第1回 Love-tune Liveエモい雑誌レポ選手権

2017年10月にLove-tune初の単独ライブが行われてから、年もまたいでしまいましたが…せっかく途中まで書いていたので、雑誌整理のついでにもったいないかなと思って書き上げてみました*1。と思っていたら、MojoLIVEも発売されたのでちょうどよかったのかもしれない。

ライブの感想についてはこちら。

sasagimame.hatenablog.com


激エモに始まり激エモに終わったLove-tune Live 2017。様々な雑誌でライブのことが紹介されておりましたが、その数々を見て思いました。

 

こ、これは…皆様筆がのっておられる…!

 

いつも写真重視でそんなに文のとこ読まないんですけど、それでも読むと「熱いライブでした☆」くらいのノリだったりするのに、今回のがっつり具合。そりゃ初単独ライブ、しかもジャニーズJr.、さらに普段の会場とは違ってZepp…とまあこれだけポイントがあれば、クリエやサマステの各公演よりも書きやすかったでしょう。

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でもそれだけじゃなくてやっぱり、らぶや会場のファンの熱さに、各誌のライターさんたちもあてられた部分もあったのかな!?と思い、エモかったレポを独断と偏見で!勝手に!!選ばせていただきました。

 

第3位!

 

TVガイド*2

見出し:愛の旋律にのせてーー

リード:グッズTシャツは連日完売、新曲初披露など話題もいっぱい。愛の名を持つグループのステージは、やっぱり愛にあふれていました♡

本文:初の単独ライブに時折涙が浮かんで見えたような7人。彼らが次はどんな未来へ連れて行ってくれるのか、楽しみだ。

最速レポートだったTVガイドさん!愛してる、TVガイドさん!家にTVガイドめっちゃある。

シンプルながら、ポイントとなるのは「彼らがどんな未来へ連れてってくれるのか」という1文。「CALL」にある「I hear the future call」という歌詞にかけて、安井さんがJr.祭りで言ってた「未来に連れてってやるよ」発言を踏まえており、わかってらっしゃる…と思わせてくれる。この1文が入ることにより、これまでのLove-tuneをも包括した内容になっているところがエモい。
あと「愛の名を持つグループ」というのもいいすごく。さすが守護星が金星のLove-tune*3です。

 

続いて第2位!

 

QLAP!*4

見出し:Love-tune前進

本文:多才さを詰め込み趣向を凝らしたステージは、結成2年目とは思えぬ完成度。強い意思を持つ7人が集まり、ディスカッションを重ねながら前へ進む彼らの姿を象徴するようだった。(略)彼らに夢を託す人々が望むのは恩返しではなく、高みを目指して突き進む7人の姿だろう。彼らがこれから作り出す景色(メロディー)に期待が膨らむ。 

本気と書いて"マジ"と読む!強敵と書いて"とも"と読む!景色と書いて"メロディー"と読む!Love-tuneこういうの合うよねわかるわかる〜と思ったQLAPさんです。

 

「彼らに夢を託す人々が望むのは恩返しではなく、高みを目指して突き進む7人の姿だろう」

いやこの一文も、Love-tuneが漫画だったら、すごいピンチの時に偉い人が来てこんなことを言ってくれて事態が好転しそう。それくらいなんか重みがあるしほんとそれ大賞。


そして栄えある?第1位は……

 

月刊Songs*5

リード:バンド×ダンスでアグレッシブなパフォーマンスと、エモーショナルかつキュートな表情で約2500人を魅了した2時間弱。グループ名の通り、観客のたくさんの"Love"とメンバーが奏でる"tune"が一つになったステージの模様をレポート!

本文:彼らの姿を目の当たりにした観客は、"彼らが栄光を掴み取る姿を見たい"と思ったことだろう。彼らにどんな未来が待ち受けているかは分からない。けれど、このファーストライブが新たなスタートとなり、ますます大きな"愛の旋律"を奏でてくれると信じたい。

これはもはや、レポではなく祈り…。しかしこういう音楽誌のエモ文法と、めっちゃ相性が良いライブだったし、相性が良いグループなんだと思うんですよね。

QLAP!さんは「高みを目指して突き進む7人の姿」、Songsさんは「栄光を掴み取る姿」どちらも何かどこか、駆け上がろうとしている7人の姿を見出して、すごく好意的に見てくれている。そう思わせるグループなんだなと思いました。写真の煽りの「I hear the future call…観客からの愛が溢れるライブハウスに"7音"が響く!」というのもグッときました。

ちなみにSongsさんは各メンバーのキャッチコピーもつけてくれてる。改めて見ると、美勇人さん漫画のキャラだったら設定盛り込みすぎって言われるスペックだ。

安井:愛らしさと誘惑的な美の魅力で己の世界観へ惹きつける
萩谷:パワフルなスティックさばきで"Love-tune"を鳴らす
真田:グループと音楽に対する強いパッションを全身で表現
森田:抜群のダンス力と心地よい重低音でチームを支える敏腕デザイナー
諸星:サックスに篠笛…才能あふれるグループの笑顔の要
長妻:無邪気な笑顔とスイートボイスが魅力的な最年少
阿部:クールな表情と甘いマスクのギャップで魅了

特別賞

ここで、もう一つ。なんかフィールドが違ったので入れられませんでしたが、特別賞をあげたい雑誌、それは…

 

女性セブン*6

見出し:先輩たちも熱視線!スキルアップしたメンバーに感動しました!!初単独ライブで見た進化
本文:ジャニーズ応援歴50年の私も『こんなグループ、見たことなかった」と毎回、感心を通り越して感動しきりなのですが、今回は、そのトップを見せていただいた気がします。(略)ジャニー社長からつけていただいた最高の名前と最高に自慢できるファンの存在を最高の味方にして、前進する7人。次回以降の単独ライブも本当に楽しみでなりません。

ご存知・山田美保子御大の愛溢れまくっている文章はもはやおたくのブログか

自身が出演するTV番組「ドデスカ」でも、カメラは入れなかったものの「女性セブンのLove-tune Liveレポートページを紹介する」という離れ技で電波に乗せてくれたみほこさん。しかし「どこよりも速い」と書きつつ、実際TVガイドの方が速かったのはどんまいだよ…。何かと言われることも多いですが、ガチのぉっょぃ同担がいるのはありがたいというか、担当番組にメンバーをキャスティングしてください!

朝日新聞デジタルの連載でも書いてくれている。

www.asahi.com

「歌とダンスとバンドの融合」という、ジャニーズ五十数年の歴史の中でも、いまだかつてない特徴をもっているのが、このグループ。 

こちらでもジャニーズ50年の歴史を強調していて、事務所古参にしかできないアピり方だ…。そして「事務所の呼び込みがなかった」という裏話を教えてくれたため、掲載してくれた雑誌にいっそう感謝の気持ちが湧いたのでした*7

他の雑誌も

接戦過ぎた他の雑誌も素敵でした。ライブで安井さんが「Love-tune、本当にいい名前をもらいました」と言っていた通り、"愛"がキーワードになっているところが良いなあと思います。愛は地球を救うしね。

 

WiNK UP

リード:全力投球&完全燃焼だったLove-tuneの単独ライブ
本文:夢に向かって勢いよく進んで行く彼らの魅力がたっぷりつまった、そんなステキなライブでした!!

前半誌の中でも2ページを割いてくれたWiNK UPさん。好き。

 

■duet

リード:バンド&ダンスパフォーマンスはもちろん、メンバー同士のキズナやファンへの想いにあふれたアツい様子をHOTにお届けです☆
本文:7つの音色の未来に期待大のライブステージでした! 

 Love-tune=7つの音色!

 

■POTATO

見出し:7人が全力で奏でる この上ない"愛の旋律"
リード:ファンと一緒に作り上げた熱狂と興奮の一夜をレポート
本文:練られたセットリストと、それを最大限に演出する出し惜しみなしのパフォーマンス。Love-tuneのライブがもっともっと見たくなる本当に素晴らしい2時間だった。

こちらは文章に凝るというよりも、まっすぐに「よかった」という気持ちが伝わってきてなんだかほっこり。

 

■月刊TVガイド*8

見出し:メンバーが名場面をセレクト!
本文:ファンへの感謝を決して忘れず、この経験を必ず次につなげるという彼らの覚悟を随所から感じるライブとなった。

 ガイドさん、週刊で最速レポをしてくれた上に、月刊ではメンバーに名場面をセレクトさせてくれるという丁寧なお仕事だ…。

 

■月刊TVfan*9

リード:魂を込めた演奏、真っすぐな歌声、華やかなダンス、きらめく笑顔、未来への確かな一歩が刻まれた。7人との増えていく思い出を、これからも  

This is Love Songの「増えていく思い出忘れないように 半分は持っててよ」という歌詞を取り込んでいて、これも涙腺を刺激されるやつ。しかも山口達也長瀬智也のコメント付きという斬新さ。達兄が「まだできて1年のグループだったけど面白かったよ」って言ってくれてるよ!

 

■Myojo*10

見出し:駆け上がれ夢の階段!!
リード:中途半端じゃない、これがLove-tuneだ!
本文:群雄割拠のジャニーズJr.で唯一無二のグループを目指して。次はどんなステージに私たちを連れて行ってくれるだろう? 

さすがジャニーズJr.事情をよくわかっているMyojoさん、「群雄割拠のジャニーズJr.」というフレーズが「それな」という感じです。顕嵐ちゃんの「中途半端を極めればオリジナルになる」という名言も踏まえてくれている。おしゃなカフェでの裏話も泣ける。

諸星:最終日に楽屋に戻ったら、スタッフさんから寄せ書きがあった!
阿部:あと、記録用の映像をDVDに焼いてくれたよね。わざわざパッケージも作ってくれて。
森田:しかも、再生したら3日目の映像で「え、さっきのじゃん!」って。
安井:本当に愛されてるよ、俺ら。

カフェはここらしい。

www.hotpepper.jp

 

■MyojoLIVE!*11

こちらはレポートはないのですが、「セルフPHOTOバトル」と称して本人たちが撮ったZeppの裏側が!いろいろと現場はあったはずなのに、Love-tuneはみんなZeppの裏側。スタッフさんの「ドームに連れてって」という寄せ書きとか、「そうとう泣いたけど」という美勇人さんの言葉とか、言葉をなくすくらいにやばい。

 

■ポポロ*12

見出し:「みんなが自慢できるアイドルになります!」
リード:スタンディングの観客とメンバーが一体となった、ライヴハウス公演の7人のアツい姿をお届けします♪

こちらは、文章ではなくそれぞれの振り返り。このポポロさんの「それぞれがいいと思った写真をチョイスする」というライブレポすごく好きなんですよ。ライブレポの目次には一言「勢い!」って書いてあってじわります。ちなみに、KinKi Kidsは「復活!」、V6は「爆笑!」、A.B.C-Zは「舞台裏!」ですごいざっくりしてるな!!「爆笑!」って!

 

■Dance SQUARE*13

こちらはレポはなしですが、セットリストを本人たちが振り返るという貴重な資料。「Finally over」の位置で後半派と前半派に別れたとか、「Dye D?」の振り付けを誰が担当したとか、細かい情報が手に入るし、何より7人が表紙なので手に入れるっきゃない。

Dance SQUARE vol.22 | 日之出出版

 

■STAGEnavi Vol.18

こちらもレポはなしですが、線を引くところが多すぎてな…。

・7人になった時から「1年後には自分たちだけでライブをやりたい」という話をしていた
・ライブのきっかけは、5年後、10年後じゃないと話せない
Zeppは「デビュー組もあまりやっていない、ライブの箱でやる」という前提で候補に
Zeppでやると知ったのは、嵐のMステバックの時(2017年4月28日)
・毎日スタッフさんが全員楽屋に入ってきてダメ出しの反省会

なんでZeppなんだろ?デビュー組からまわってきたのかな?と思ったら、本当に会場を選んでいたんだと知って驚いた。しかも「Zeppに決まったのは4月下旬」ということは、その前に単独ライブをやること自体は決まっていたんですよね。いつか1万字インタビューでスーパー詳細を聞きたいです…。

安井さんの「終わった後に、『何をもって成功なのか?』をみんなでも考えました」「3日間で得たものや足りないものに気づけたこと、それが何より『成功』だったと思います。すべてが財産になったと強く感じます」という社長ばりの振り返りが最高だったのもステナビ。結成時の話も出てるし買いですよこれは*14

 

www.tvnaviweb.jp

 

日本テレビ「PON!」

雑誌ではないですが、忘れちゃいけない「PON!」。全員の紹介、パフォーマンスの解説、ライブ映像たっぷりで、誰かにLove-tuneのことを知ってもらいたい時はこれを見せたいという最高の特集でした。

青木アナ「歌やダンスはもちろん、男闘呼組TOKIO関ジャニ∞ってバンドスタイルのグループもありますけど、そのどれともLove-tuneは違うんですよね。1曲の中にダンスも歌も融合している。まさにジャニーズの歴史の中でも新たな潮流を作っているのが、Love-tuneなんです。自らの力で道を切り拓いていくLove-tune。そのLove-tuneを、私は見守っていきたいと思います」

俺たちの青木アナ… いいこと言ってくれるよ〜。

 

さて、そんなこんなで第1回 Love-tune Liveエモい雑誌レポ選手権は閉会。今年は第2回Love-tune Liveエモい雑誌レポ選手権を開催できるのか!?期待してるよ!!!

*1:こういう途中までのやつが沢山ある

*2:2017年10月28日号

*3:ジャニアイ設定を勝手にふくらませた

*4:2017年12月号

*5:2017年12月号

*6:11月9日号

*7:でも、V6の20周年ライブで最初に寝っ転がったのは坂本さんじゃなくて博だよ!修正してよみほこ!

*8:2018年1月号

*9:2018年1月号

*10:2018年1月号

*11:2018冬コン号

*12:2018年1月号

*13:vol.22

*14:アフィじゃないよ

ジャニーズとインターネットの関係って?(2018年2月版)

なんかぬるっとついにWEBニュースにジャニーズ解禁ということで、びっくりしました。前にこんな記事を書いたので、2018年版をまとめておきたくなりました。

sasagimame.hatenablog.com

今回のジャニーズ事務所の声明文?を全文載せてる記事を見た気がしたんですが、見つからなかったので経緯が詳しく書いてあるこちらを。

headlines.yahoo.co.jp

と思ったら、全文載ってる記事を教えてもらいました!ありがとうございます。亮ちゃんの顔が出てくるの改めてすごい…でもこの写真赤み強すぎでは…。

www.huffingtonpost.jp

 

まとめた内容について、ざっくりは合ってると思うのですが、細部をすごく調べたわけではないので、何かご指摘ありましたらご連絡ください。書いてるうちになんで私はこんなのをまとめてるんだろ…ってよくわからなくなってきた…ジャニーズってなんなんだ。

雑誌の表紙:NG

かまいたちの夜風になることでおなじみ、雑誌の影化ですがこちらは未だに変わらず。だけど変わっていくかな?中身はともかく、表紙は出した方が訴求力があると思うんですけどね。中身は、一部雑誌はdマガジンやWEB版で文章だけ読めたりします。

bi9rii.hatenablog.com

映画の予告動画:一部OK

基本的に公式サイトでの動画配信はOKとなっています。さらに2014年の段階では、公式のサイト内や有料サイト内でしかNGだったものが、いつの間にかYoutubeにガンガン予告編がアップされている。しかもよく見たら、公式にアップされた奴が埋め込まれたのではなく、各ニュースサイトのYoutubeチャンネルにアップされてるんですね。驚き。

今回の写真解禁のニュースには「段階的な対応として2016年4月に一部映像のYoutube掲載」と書いてありますが、『ギャラクシー街道』(2015年10月)は東宝のチャンネルに上がっている。ざっと見た感じ、公式としてはこれが一番早いっぽいかな?

www.youtube.com

なぜかCBC公式チャンネルに上がっている「図書館戦争 THE LAST MISSION」(2015年8月)もあるんですが。

youtu.be

現在は、ジャニーズの予告はだいたいYoutubeに上がっています。しかし、作品によってはジャニーズ抜きの予告などもあり、これの違いはなんだろ?番手かな??例えば小松菜奈主演・重岡大毅出演の『溺れるナイフ』(2016年11月28日公開)の重岡くんはNGだけど公式にはいた。

youtu.be

youtu.be

小栗旬主演・堂本剛出演の『銀魂』(2017年7月14日公開)もNG。子役になってるんですよ。

www.youtube.com

ちなみに福士蒼汰主演・中山優馬出演の『曇天に笑う』はOKでした。

www.youtube.com

埋め込みできる/できないもあるっぽいですね。ケースバイケースすぎてよくわからない上に、めっちゃ検索してジャニーズ映画に詳しくなってしまった。

音楽動画:公式ならOK

CDやライブDVDのCM映像などは、まだ公式サイトじゃないとダメみたい。

avex.jp

CM動画:公式ならOK

CMもほぼ公式のみですね。なんとFlashですよこれ。

www.hisamitsu.info

しかしメイキングやこういうWEBのみの動画コンテンツもOKになっているのは割と進歩か。

www.mercedes-benz.jp

Youtubeにあげられてるのもあったけど、期間が終わったら削除されたとのことです。

youtu.be

残っているこちらも教えてもらいました!2015年7月公開ということで、映画予告が公開され始めた時期とかぶってるかも。しかしリリースとは若干食い違っている。

CDジャケット:2017年8月からOK

普通に予約しようと思って急に気づいたのでびっくりしました。これもかなり進歩という気がします。今回のリリースにも「2017年8月からはCD、DVDジャケット写真をECサイト上でご使用いただけるようにいたしました」と書いてありますね。

https://togetter.com/li/1140039

動画配信:だんだんOKに

リリースにもありましあが、2017年7月、KinKi Kidsの20周年コンテンツがGYAO! に。CMもやっているので、スポンサーであることはでかかった気がしますが。

gyao.yahoo.co.jp

ジャニーズWEST炎の転校生』(2017年11月)はネット配信ドラマとして話題に。

www.tenkousei-netflix.jp

でも今は亡きnottv『シニカレ』(2012年5月)もあったから、有料chに対しては割と寛容な気がします。

また、LINE LIVEに岡田准一が初登場(2017年12月)したことも話題となりました。

natalie.mu

LINEスタンプ:場合によりOK

木村さんのスタンプが2017年12月に発売。画期的ながら「写真ではなくスタンプ」という一休さんのとんちのようなスタンスでした。

www.oricon.co.jp

ネットニュースの取材写真:2018年1月31日からOK

今回OKとなったネットニュース*1。これはでかい…1回で3枚までか〜とか、コンサートや舞台写真はダメなのか〜とか、いろいろあるけどかなりの進歩です。スポーツ紙、ドル誌、TV誌とかなんて、会見写真は結局1枚くらいしか載せてくれないんだから、3枚でも結構十分嬉しいという気はします。飼い慣らされすぎ!?

www.daily.co.jp

映画やテレビドラマなどの場面写真はまだダメっぽいです。線引きがわからん!

WEBのインタビュー:いつの間にか一部OK

いつからかわからないんですが、インタビュー記事に限り、場面写真はOKになっていました。私が気づいたのは「ヒメアノ〜ル」の記事だけど、もしかしたらもっと前にもあったのかも。右クリック禁止になっているので、そういう条件付は多分あるのだと思います。

www.oricon.co.jp

あとこれ、印刷しようとしたら画像だけ消えるわ!!そんな小技が…。

音源配信:ところによりOK

CDなどの視聴は公式サイトではOKですが、itunesなどでの配信は行っていません。レコチョクの着うたフルは、昔はガラケーのみOKだったけど今はスマホでもいける。

recochoku.jp

オリコンがデジタルランキングを取り入れたことで変わるでしょうか?

www.oricon.co.jp

SNSやブログなど:作品やCDのPRならOK

アルバム宣伝では数アカウントが動いていた模様。最初はshamanippon(2011年3月)ですかね…??shamanipponが異質なのは本人がやってるぽいところ。「L album」もあります。でも、結局アルバムの宣伝レベルなので、作品ごとに新たなアカウントを開設するのは、ナンセンスという気もしますね。

twitter.com

中の人が絶対おじいちゃんだよ…と噂されていた「L album」アカウントは動いておりません。堂本剛「カバ」ジャニーズWEST「なうぇすと」のアカウントはもう、ログもない。 

映画やテレビドラマの公式アカウントは、現在普通に運営されております。主演であってもジャニーズの画像やPR映像がアップされないのがもったいないところですが…。

一方で2017年12月に開設されたドラマ「BG」のLINE アカウントでは、普通に写真も送られてくるのでびっくりします。LINEは、CMもやっているのがでかいと思いますが…スポンサーを大事にするジャニーズ事務所
木村さんといえば、安堂ロイドのブログもありましたね。こちらは写真はNGだったみたいです。

www.tbs.co.jp

リリースに「2017年4月には宣材写真のSNS使用を解放」とあるけどそうなんだっけ…?と思ったら本当だ!!

カンヌ合わせで解放されたのかな?

全然知らなかったのですが、嵐の広告を撮ってTwitterに投稿しよう!というキャンペーンも行われていたそうです。ジャニーズなのにめっちゃ画期的じゃないですか…!!

news.mynavi.jp

ドラマや映画や舞台の公式:OK

未だに「NG」のイメージが強いと思いますが、2014年の時点ですでに掲載されていたんですよね。「〇〇にならずに済んだのに大喜利」で、藤井流星くんが飛行機になってた『ミス・パイロット』は2013年だから、そこらへんで変わったのかもしれない。

とはいえ、下記のようなコンテンツでは2014年と一緒でまだ変わってない感じですね。

また、たいていのドラマのサイトにある「あらすじ」「出演者インタビュー」「裏話」などのコンテンツには使ったらいけないっぽい。単純に使っちゃだめなのか、加工する手間を考えて使っていないのかはわかりません。

公式サイト:OK

「Johnny's web」(月額300円)は動画や本人たちの連載を読むことができるのは変わらず。タレントにより顔出し写真OK・NGがあるのですが、これはファンが流出させそうかどうか、という感じなのかな。一回ファミクラのクリスマス&お正月メッセージがSNSに回りすぎてブチ切れられたのも懐かしいですね。

www.cyzowoman.com


また、各ファンクラブでは会員の誕生日やクリスマスなどにメッセージ動画が配信され、2018年1月からはタレントの誕生日にも動画が!2016年11月にリニューアルオープンしたジャニーズJr.情報局では、公演の裏側やダイジェスト映像、メッセージ動画などが配信されております。東京のファミリークラブにファンが押し寄せ、立ちっぱなしでループする映像を見ていた時代はもう終わったのだ…。

コンサートなどのネット申し込み&決済:段階的にOK

今まで郵便局の振込用紙でやってたものが、いつの間にか先抽選ありになっていた…
がちょっと追えないので、分かる人いたら教えてください*2Pay-easy導入は2016年11月のジャニーズJr.情報局からかな?

まとめると

4年でだいぶ変わったなあ、とも思うし、4年でこれしか変わってないのかよ!?とも思います。こうやってみると、2017年末からの変化が大きいので、「新しい地図」への焦りも関係しているのだろうか…という邪推もそりゃ当然…。

個人的には、ジャニーズの若手層が今売れるのに時間がかかるのは、WEBへの厳しさがあるからじゃないかなと思っているので、どんどん解禁してほしい。一方で、SNS等はやらなくて良いとも思っていて。ジャニーズWEBの連載ですら向いている人と向いていない人がいるし、何を言うのかヒヤヒヤしてしまいそうだし、そこらへんの距離感はあってほしい…というのも、もしかしたら古い感覚になってしまうのかもしれませんが。やばいリプする人も絶対いるから…。

今後は雑誌などがどうなっていくのか、という点はやはり気になります。雑誌が好きな一方で、伝統や慣習を守って時代遅れになるのはどうかとも思うので、うまいことやってほしいです。雑な結論ですいません。

*1:どうでもいいですが、ネットニュース、WEBサイト、ニュースサイト、どう言ったら正しいのかよくわからない

*2:疲れてきた

V6、3回の結婚報告を聞いて

12月23日に岡田准一さんが結婚して、V6の既婚者が3人になった。ということで、これまで担当グループの結婚に個人的にどんな感情を抱いたか振り返っておこうと思いました。年始から細々と書いていたら、長野さんも第一子発表となった上にキンプリもデビュー発表してしまった(関係ない)。おめでとうございます。

タイプとしては、けっこう自担の恋愛事情に対して淡白な方なので、全然共感できないよ、という方もいらっしゃるとは思いますが、一個人の気持ちですので、あしからず。

井ノ原快彦の場合

井ノ原さんは、2007年9月28日に、V6のコンサートツアー「Voyager」の初日、代々木体育館第一競技場で結婚を発表しました。MCの時に、急に坂本さんが「井ノ原から、僕らにとっても皆さんにとっても大事なお知らせがある」という真面目な感じの雰囲気で語りはじめ、井ノ原さんが「私、井ノ原快彦は、兼ねてからお付き合いさせていただきます、女優 瀬戸朝香さんと結婚させていただくことになりました」と頭を下げていた。

その時のことはいろんな人が「やばかった」「あれはない」と書いていますが、会場にいた博担としてはなんか普通に「おめでとー!!」と言っていましたし、みんな結構よくわかんなくてそんな感じだったと思います。だから、井ノ原さんも「みんなが祝福してくれてよかった」って泣いたんだと思うし、井ノ原担がどんどん冷えて行ったんだと思う。
ただ私も必死でWアンコールを叫んだ時に、「結婚報告会見してきま〜す!」と去っていった井ノ原さんに「え、ちょ、ツアー初日ww歌ってwww」と思ったことはよく覚えてます*1。ちなみにその時のブログはこちら。

sasagimame.hatenablog.com

 

Twitterか!?*2

 コンサート後の会場には、うちわがちょこちょこ捨てられていたし、友達は「井ノ原の祭壇を見た」と言っていました。ファンが去った席の上、井ノ原うちわを頂点に数々のグッズが置いてあり、銀テープなどがかかっていたというのです。なんだろ、担降りの儀式だったのかな……。私もコンサート後すぐ井ノ原担の友人とごはんを食べに行ったのですが、即「担降りする」と言ってたのを思い出します。当時井ノ原快彦31歳、今の嵐全員よりも年下だったんですよね。
ちなみにタイノッチかけもちだった友人はかけもちをやめ太一担となったのですが、その後TOKIOのコンサートで山口くんの結婚発表にあい、さらに数年後太一さんも結婚したため、「アイドルの結婚を呼び寄せる女」として恐れられています*3

たいていのことは基本的に祝福の姿勢を崩さない私ですが、その後改めて複雑な心境にもなっています。テンションが若くて気持ち悪い!!

sasagimame.hatenablog.com

この時は「(当たり前だけど)私が見ていたV6はV6のそれぞれの人生の一場面に過ぎないということ」「アイドルが結婚しちゃって今後グループの人気とか大丈夫なの!?という不安」「自担(長野博)も今後結婚するのかな?したらファン減るかな?」という気持ちが混ざって複雑な心境でした。
特に今後の人気についてはめっちゃ心配してましたが、嬉しい事に、V6は今絶好調で、2017年最新アルバム「The ONES」は16万枚を超えました。オリジナルアルバム売上が10万枚を超えたのはなんと10年ぶりで、この結婚報告されたツアーのアルバム「Voyager」の2倍くらいとなっています。こんなこともあるんだよって当時の私に伝えてあげたいです。

ともかく上記のようにショックを受けつつ、私は比較的早めに通常業務に戻ってしまったので、界隈の荒れ具合に不思議な気持ちでもありました。コンサートも最初は何聞いても井ノ原&瀬戸カップルの姿がよぎったけど、だんだん普通に楽しめたし、「コンサートで最初にファンの人に自分の口から報告したい」ということが、こんなに怒られる事態とは思っていませんでした*4
そうやって「自分は大丈夫」となった人ほど、「いやそんなことで怒らんでも…」と思ってしまいがちなんですよね。しかし身近なV6ファンが担降りしたり「いやだ」と言っていたのを直接聞いたりしたから、それで傷ついてる人もたくさんいるんだし、ショックを受けてる人の気持ちはその人の気持ちだから、何を言えるものでもないんだと納得できるようになったのだと思います。自分と違う意見の人がいるのは当たり前なんだと思えたのは、おたく人生の中でけっこうでかい出来事だったのかもしれません。
とはいえ、アンチ化してただの誹謗中傷を繰り返すような人はまったく別問題…というのは声を大にして言いたいです*5

長野博の場合

これが真の意味で自担の結婚報告を受けたという記憶で、2016年11月29日、Twitterで騒いだ上に即ブログを書いたので今更言うことはあんまりないかな。
あ、1点、博が結婚報告をしたカードがTwitterにあがった時に「結婚報告のネタバレやめてください!」って言われてたのはめっちゃ面白かったです。気持ちはわからんでもないけど情緒のなさがすごい。

sasagimame.hatenablog.com

ここでも書いてますが、井ノ原さんの結婚報告のあれこれ騒動を見てた上に10年経ってたから割と冷静になれた気がします。ありがとう…。
とはいえこれを書いてから1年経って、やっぱり「自担の結婚」って自分のファン活動において変化はあったな、と思います。単純にあんまりガツガツしなくなった。こんな神輿のたとえもしておりました。

これは、博が白石美帆さんという素敵な方と結婚して、この先の2人の稼ぎで何か困難があっても大体安泰でしょ、みたいな感覚です。やっぱずっとおいしいもの食べててほしいから…。また、アイドルが既婚者になると「あがり」みたいな感覚もあり、これまで「世界中の人が長野博を好きになってほしい」と思っていたところが、「まあ、結婚してるからガツガツしなくてもいいんじゃないかな」という気持ちになるんですよね。もしジャニーズ総選挙が存在していたら、投じる票数は減っていたことでしょう*6。長野さんのことはすごく好きなんだけど、「もっともっと売れてくれ〜〜」というファンのエゴが自然と薄れて穏やかな気持ちだから、悟りってこういう感覚か??

岡田准一の場合

そして2017年12月23日に結婚、24日に報告した岡田さんですが、これはもう正直面白すぎて「おかだーwww」みたいな気持ちでした。一方でまあ色々と荒れてるのは目にして、それはいろんな背景というより、岡田さんが12月24日指定でグリーティングカードをぶっ込んできたのがでかいと思います。クリスマスイブがそこまで大切なのか、みたいな話もちょこちょこ見たのですが、やっぱり向こうがそこを指定しているということで、より大きな意味を持たざるをえない気がする。

私は長野さんが初フライデーされた時のことを思い出していました。過去のことを蒸し返して申し訳ないのですが、長野博は2006年に園山真希絵さんという料理関係の方と撮られたわけですが、写真は3人ショットだったし*7掲載直後は大したことなかった。しかし園山さんと博が同じような写真を別角度からブログに載せていたことで、「匂わせ」だと判断されてネット*8が荒れたのです。ただ写真自体は、複数人いる場で撮ったものだったようではありました。
そのフライデーから8年後くらいに、園山さんが塩谷瞬さん関係で話題となり、芋づる式に「長野くんは園山さんから一方的に迫られていて困っていた」「園山さんは長野さん不在の誕生日パーティーの様子をブログにあげていた(おたく??)」というような嘘か本当か裏話も飛び出してきて、疑いが晴れた?*9んですが…フライデー当時は「長野くんはアイドルとして信用してたのに」と結構な荒れ具合。さらに便乗したアンチにいろいろ言われているのを見て、ギギギ…という気持ちで嵐が過ぎるのを待ちました。本当に今更な話ですみません。

これ振り返ると、ケース・岡田と真逆な気がしたのです。つまり俳優として活躍していたら「アイドルとしての自分を考えてない」となるし、アイドルとして頑張ってたら「アイドルとして信用してたのに嘘だったのか」となる。それはもう業…。でもそうやって言われるうちには、どこかで敏感に「ファンの気持ちをわかってない」ということへの怒りがあるんだろうなと思うから、長野さんの結婚報告は、もちろん結婚自体が嫌な人はいるだろうけど、必要以上に荒れなかった分、かなり丁寧に考えられていたのだろうなと思います。

しかし岡田さんが何かファンにわざわざ波風を立てようとしていたとは考え難く、120%よかれと思って12月24日にクリスマスのグリーティング的な感じで報告したのだとすると、これはもうファンのことを家族かなんかだと思ってるのでは…!?という気がしますよね。なんか年賀状より親しいっぽいし。

そんな気持ち?とは裏腹に荒れてるということで、改めて、アイドルの結婚というのはすごく重いことなんだなあと考え込んでしまいます。「既婚者は無理」「結婚したらアイドルじゃない」という声もあり、それはもう理屈じゃないのでしょう。でも彼らが下す人生の決定を、ファンが覆すことは不可能。となると、せめて穏便に報告して欲しいとは願ってしまいます。

それが「アイドルなんだからこういう風にすべき」「ファンが何にお金を払ってるのかわかってるのか」みたいな話になるとややこしいのですが、本当はシンプルで「明らかに自分に好意を持っている女性(たち)に、どうやって自分の結婚を報告するのか」ということなのかな。そうなると自ずと「結婚します!」「おめでと〜!!」じゃなくて、「俺、結婚するんだ…」「……そっか」みたいなテンションになってしまうのかもしれません。

結局「なるべく波風立たせないように結婚報告しよ」という話になってしまいましたが、最後に、関白宣言*10に歌声をのせておわかれしましょう。

 

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結婚宣言宣言

 

お前が結婚話す前に 言っておきたい事がある
かなりめんどい話もするが ファンの本音を聴いておけ

 

匂わせブログ 書かせちゃいけない
ファンが引くほど はしゃいじゃいけない
詳細うまくぼかせ コンと記念日避けろ
出来る範囲で かまわないから

 

忘れてくれるな 気配りできない男に
人気を守れる はずなどないってことを

 

お前にはお前にしか できないことがあるから
それ以外は口を開かず 黙って結婚して来い

 

*1:ハガキももらった時はそこまで何も考えてなくて、後から「そうかそんなに拒否反応が」と思った。けど今見ると呑気すぎてかわいそうでかわいいです

*2:まだ別のブログサービスでした

*3:今はMADE・冨岡健翔担

*4:これは私が、コンサートをそこまで「夢の世界」とは思っていなかったからかも

*5:線引きが難しいかもしれないけど

*6:実際そういう機会はないし、Jr,大賞ですら死ぬほどめんどいから何もしないかも

*7:もう一人が福岡のラーメン屋「玄瑛」の店主だったという逸話

*8:主に2ちゃんねる

*9:今となっては正直どっちでもいい

*10:この歌自体はそんな好きじゃない

ジャニーズ YOU&ME アイランド、元ネタ&いろいろメモ(2幕後編)

さて!やっと終わるぞ!!これまでのはこちら。 

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みんなの夢

♪見果てぬ夢を(平野)
 PLAYZONE '95 KING & JOKER(1995年/青山劇場) ※植草ソロ、錦織ソロ、東山+植草
 PLAYZONE ’02 愛史(2002年/青山劇場)※錦織ソロ
 PLAYZONE FINAL 1986-2008〜SHOW TIME Hit Series〜 Change(2008年/青山劇場)※錦織ソロ
 ABC座 星(スター)劇場(2012年/日生劇場

「夢」と書かれたどこでもドア登場。princeたちは通り抜けフープだったし、ドラえもん色の強いユメアイ。本当の幸せを忘れてしまった平野爺にヴァサが「おじいさん、そのドアに何が書いてあるの?」「夢…」「そのドアの先に夢がある。みんなの夢、心の叫びが詰まっているんだ」などというやりとりで扉をくぐる爺さん。ショウに戻って「見果てぬ夢を」。

「見果てぬ夢を」は、ニッキが作・演出を務めたプレゾン『KING & JOKER』のテーマ的な曲です。少年隊はみんな歌ってるんですが、基本的には錦織ソロという感じ。平野のソロが、ニッキソロばかりなのは、何か意味があるんだろうか。ニッキさんみたいになって欲しいのかな…。

・Princeの夢

ここで急にみんなが夢を叫び始める!どういうこっちゃ!今までのジャニワなどでも「!?」という場面はたくさんありましたけど、過去最高かもしれない!なぜこんな現実的な感じに…??安井&優斗さんによるとジャニーさんは今回、自分の言葉に変えていいからねってよく言ってたそうですが*1、「変えていい」ってことは基本は台本にあったセリフなのか、そもそも話し合いながら作ったのか?

Love-tuneの夢??

真田「なぜ人は傷つけ合う?」
顕嵐「ぜ〜んぶ自分に返ってくるのにな!」
諸星「なあ、あの2つプロペラのついたヘリが落ちたらいくら損するか知ってる?」
長妻「俺が竹槍で落としてやるよ!ヒャッハー」
萩谷「…お前まともか?」
森田「まともじゃねえよ、なあ?」
安井「それでいい、まともじゃダメなんだ。俺にとっての初めてのグループ、誰とも違う道を進まなきゃ、俺たちが集まった意味がない。バンドだけじゃない、ダンスだけじゃない、俺たちはまともじゃダメなんだよ」

なんか感動的かつかわいいPrinceちゃんの後に、明らかに不穏な音楽を奏でる通称まともじゃないLove-tune。2つプロペラのついたヘリってオスプレイのことじゃ…オスプレイ落としたらまずくない…?戦争はじまっちゃわない…?

らぶの場面は真田がジャニーさんと打ち合わせてセリフの振り分けを考えた、ということで、真田が考えたのが振り分けだけならこれも基本は台本にあったセリフということ?てことは「俺にとって初めてのグループ」というのはジャニーさんが盛り込んだのだろうか…謎…と思ってたけど、ニュアンスは安井さんが伝えたとか*2。真田イメージでは自由人の真田&顕嵐、真面目な萩谷、背負ってる安井。その右腕美勇人、はしゃいでる諸星&長妻、という感じらしい*3

♪Bad Luck,Good Luck(Love-tune
 PLAYZONE 2002 愛史(2002年/青山劇場)※東山ソロ

この曲は一体…とずっと物議を醸していましたが、少年隊だった!使われてるのは最後の大サビのところです。

Travis Japan

♪どうなってもいい~It’s BAD(Travis Japan
 PLAYZONE 2001 “新世紀” EMOTION(2001年/青山劇場)※東山ソロ ※元は東山紀之田原俊彦
 PLAYZONE 2010 ROAD TO PLAYZONE(2010年/青山劇場) 
 PLAYZONE→IN NISSAY(2014年/日生劇場
 PLAYZONE2015さよなら!〜青山劇場 PLAYZONE 30YEARS 1232公演(2015年/青山劇場)

なんかTED感のあるプレゼンをする宮近さん!「どうなってもいい~It’s BAD」は、もともと2つの曲だったのをプレゾンのショータイムで東山さんがアレンジし、それを今井翼、そしてトラジャが受け継いでいるという形かと思います。私は「どうなってもいい」のイントロで光一さんが浮かぶ勢です。

Mr.KING

♪It's SHOWBIZ(永瀬廉・高橋海人)
PLAYZONE '03 Vacation (2003年/青山劇場) ※錦織ソロ ※元は少年隊「愛の手紙」 

かいちゃんの客席降り漫談&ショウとの喧嘩の話と、れんれんの「俺のお父さんはパイロットだったから転勤が多かった!」という話。ここ物語の中の展開と実際の話が交錯しまくっててちょっと怖い。あとなんかモルダウ好きだよね。

「It's SHOWBIZ」は、もともと「What' your name?」のカップリングだった曲(「愛の手紙)を錦織さんがアレンジしたという。最近少クラでも歌われてましたね。

・HiHi B少年

♪輝きの日々(東京B少年)
 PLAYZONE '91 SHOCK(1991年/青山劇場)
 PLAYZONE '95 KING & JOKER(1995年/青山劇場)※インスト
 SHOCK(2000年~2004年/帝国劇場)※インスト
 SUMMARY(2004年/Johnnys theater)※薮ソロ
 少年たち(2010~2017年/日生劇場)※インスト
 少年たち〜南の島に雪は降る〜(2017年/松竹座)

ここは最初那須くんが野球について語るセリフでしたが、那須くん不在とともに優斗に。そして「YOU&ME、夢!」とテーマ的なことを叫ぶ優斗。「Love-tuneみんなあそこの優斗のセリフ好きなんだよ♡」(by安井さん)

「輝きの日々」は、「PLAYZONE '91 SHOCK」のテーマ的な曲であり、これまでインストバージョンが生き残っていました。「KOICHI DOHMOTO SHOCK DIGEST」の特典CDに、このインストバージョンが入っていて、当時は「なんでわざわざこの曲をCDに?」と謎に思ったものです。実はSHOCKを象徴する曲だったんですよね。

いつの間にかまた爺さんに戻っていたショウは、みんなの夢を聞いて「あいつらの心の叫びに気づくことができなかった…」などと後悔。これまで自分の夢のことしか考えていなかったショウは、「落ち着いた姿=老人」になったことで、他の人の夢に気づくことができたのでした。これって今のジャニーさんのことなのかな、と思うと、おお…となるんですけど。

ヴァサ「思い出した?今見てたのは僕の夢。つまりおじいさんが見てた夢」平野「俺はお前…?」そして平野がヴァサ(元木湧?)になり「YOU&ME、夢!」と言って若い平野にチェンジ。そのセリフさっきも優斗が言ってたけど大切なことなので2回言いました。

てか、今見てたのは「あいつらの心の叫び」であり「僕の夢」でもあるというのは…?いろいろのっけすぎて謎だ。頑張って解釈するなら、それぞれのスターになりたいという夢は、平野が子供の頃持ってた夢で、みんなも自分と同じだったということに気づけた、って感じでしょうか。

喧嘩&和解

「俺は1人で突き進むことしか考えてなかった…」というショウに優しいレン&Prince。そしてなぜか後ろでブランコしている海人。この時のっかってるベンチはドリボのベンチだと思うんですが、このベンチもドリボでは夢の象徴なんですよね。

玉森「大都会の片隅にある公園。ここに古ぼけたベンチがある。ここは未来の夢を語り合う場所だ。大きな夢、優しい夢、激しい夢。夢を叶えた俺たちはいつかここへ戻ってくる。夢が叶わなかった少年たちはまた別のベンチを探しに行く」(DREAM BOYS 2016より)

これでめでたしめでたしかと思いきや、海人&らぶとらが登場して「一度失った信頼は簡単には戻らない」「お前の思いなんて宇宙の残骸だ!」「お前はもう彷徨うしかない!」などと責め始める。あまりの言いように「ひでえwww」ってすごく笑ってしまった。さらにみんな入り乱れてダンス、裸になるけど一瞬で服を着るので、なぜ裸になったんだ??という謎だけが残る。

※ここの音楽について、情報をいただきました!ありがとうございます!

ケンカを始めるあたりで『新世紀』(2001年)のオープニング?のインスト曲、中盤で『MASK』(1990年)のインスト曲、終盤で『Goodbye&Hello』(1999年)の2幕でヒガシがソロで踊る曲(タイトルが特になくてモーリス・ベジャールの「ボレロ」っぽいということでボレロと呼ばれてました)がたぶん使われていたような気がします。

裸で踊った後、ショウが改めて全員に頭を下げて「みんな、本当にすまなかった」と謝るのに、「今更謝ってんじゃねえ!」とさらにつっかかるらぶとら!さっきも謝ってたけど!なかなか和解しない!そして平野の独白「東京に出てきて真ん中に立つことになってプレッシャーに押しつぶされそうになってた」。だから暴走しちゃった、ってことなんですね。しかしまあこれはなんかノーコメントなやつだな!笑

ここら辺、ショウ謝る→まだだ!→さらに謝る→まだだ!って感じで、「え、デジャヴ??」と不思議な感覚になる。まあ謝るだけじゃダメで、もっと本音を言えってことなのかな。そして、結局岸くんの「俺も母親がいないけど頑張ってる」で締めるあたりなかなか。かつて豊川誕は自分が孤児売りされるのが嫌でジャニーズ事務所を辞めたといいますが…。ちなみにここは真田が平野を「いい加減にしろ!」と殴るはずだったのに「メンバーが殴ったほうがいいから」と変えたという。自分の出番より舞台の整合性をとる男、さすが!!

♪Beautiful world(Mr.KING
 新曲

「最高のショーを作るというとこは良かった、1つだけ大きな間違いがあった。お前は1人なんかじゃねーよ」という感じで3人で歌。

そして地球へ

♪Let's go to the EARTH
 JOHNNYS’WORLD(2012年~2016年/帝国劇場)
 JOHNNYS' Future WORLD(2016年/博多座梅田芸術劇場
 JOHNNYS’ALL STARS ISLAND(2016年/帝国劇場)

そして宇宙船で地球へ。おなじみの場面ですね。

♪I Could Have Danced All Night(踊り明かそう)
 マイ・フェア・レディ(1956年)
 PLAYZONE 2007 Change 2 Chance(2007年/青山劇場)
 JOHNNYS’ALL STARS ISLAND(2016年/帝国劇場)
 JOHNNYS’ 2020 WORLD(2013年/帝国劇場) 

Dreamgirls
 Dreamgirls(1981年)
 PLAYZONE '89 Again(1989年/日生劇場
 JOHNNYS’ 2020 WORLD(2013年/帝国劇場)
 JOHNNYS' Future WORLD(2016年/博多座梅田芸術劇場
 JOHNNYS’ALL STARS ISLAND(2016年/帝国劇場)

去年と同じ流れでNYへ?という感じで、ジャニーズといろいろな人との関わりを紹介。でもよく見ると、エピソードが2000年くらいまでしかないんですよね。

♪Let's Go To Tokyo
 PLAYZONE'90 MASK(1990年/青山劇場)※錦織ソロ
 SHOW劇'92 MASK(1992年/日生劇場
 SHOW劇 MASK(1997年~1999年/日生劇場
 旧SHOCK(2000年~2004年/帝国劇場)
 Endless SHOCK(2005年~2012年/帝国劇場)
 SUMMARY(2011年~2012年/Johnny's Dome Theatre)
 JOHNNYS’WORLD(2012年~2016年/帝国劇場)
 JOHNNYS' Future WORLD(2016年/博多座梅田芸術劇場
 JOHNNYS’ALL STARS ISLAND(2016年/帝国劇場)

チャールズ・ストラウスに作ってもらったのがよっぽど嬉しかったのか、スペオキ中のスペオキ…って感じですね。でもこの曲も、実はニッキのソロだったのである。光一さんのSHOCKを改めて見直したけど、コウイチが出てくるまでの尺の使い方が贅沢すぎて「どんだけ…」と思いました。

見上げてごらん夜の星を
 坂本九(1963年)
 フォーリーブス(1973年)
 見上げてごらん夜の星を(1973年 フォーリーブス結成7周年記念ミュージカル)
 堂本剛(2001年 「Hey! みんな元気かい?」収録)
 JOHNNYS’ALL STARS ISLAND(2016年/帝国劇場)

エンドロール的な感じでインスト。フォーリーブスがミュージカルにしてたのか…そしてそんな曲をソロで歌い、主演ドラマの挿入歌にもする堂本剛。「今日も世界のどこかで戦争が起こってる。僕らのショーが平和の象徴と信じて…」と言った平野のナレーションで締め。

♪明日に架ける橋
 ※1幕と同じ

幕が開いた時に手つないでる安井さんとれお〜。膝ついている安井さんをれおがピョーンと引っ張り上げるバージョンもあるらしいですが、私が見た時ははにかみながらそっと手を離す感じだった。そしてらぶとらがすれ違う時にハイタッチするのが好きだったし、朝日が安井さんの手をぎゅっとして離さなくて「もー!」ってなってるところがかわいかったなあ…。

だんだん疲れてきて、適当になってきたのがよく分かる感じでしたが、これで今年について書き残すことはない…気がする…。自分のためにも毎年残しておくのが一番楽だな、と思いました。

*1:「らじらー!サタデー」2017年9月9日

*2:月刊TVガイド 2017年12月号

*3:TV fan CROSS

ここがすごかったよ!Love-tune Live 2017

Love-tune Live 2017 in Zepp DiverCityおつかれさまでした~!!!エモいポエムのようなブログを書きたかったのですが、書いていくうちに全くそんな雰囲気でなくなったので、情緒も何もないタイトルになりました。Love-tuneのファンたちがそろってしかばねのようになっていますが、ここが良かった、すごかったな~という点をぜひ残しておきたいです*1

 

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Love-tuneのためのライブだった

トートロジーかよという感じですが、Jr.の沼にズブズブ行ってから初めて「〇〇のためのライブ」を見たんだなということに気づいて、衝撃でした。クリエやサマステやJr.祭りなど、デビュー組だけを見ていた頃から考えられないくらい現場は増えたけど、それはあくまでも「ジャニーズJr.全体のイベント」で。Love-tuneのためだけの会場、Love-tuneのためだけの照明、Love-tuneのためだけのグッズ、Love-tuneのためだけのツアーロゴ…これらが特別で、当たり前のものではなかったんだということに気づいてびっくりしました。本人たちもTVガイドの座談会で「勉強になった」「嬉しかった」と言ってたけど、そりゃそうだろうな~!!ステージ上の「Love-tune」というネオンボードもテンション上がりました!

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Zeppの入り口の表示ですでにテンション上がる!

意外とお金がかかっていた

そもそもなんでZepp公演が決まったのかさっぱりわからなくて、何かの穴埋めでは??とか、それにしては平日3日間っておかしくない?だとか、考えてもわからないものはわからない。ただ、数少ない情報として「みんなのおかげで実現した」(安井)、「事務所の人に『できるの?』と聞かれて、『できます!』と言ったけど、足がガクガクしてた」(真田)、「自分たちで会場をおさえて(るグループもあっ)た」(SixTONES)などという証言はありました。

だから、本当にもし自分たち発信ではじめたならすごいけど、内容は相当手作りなのでは…などとも予想していたんですが、ふたを開けてみたらデザイナーの手は入っているわ、映像がちゃんとしてるわ、セットもしっかりだわ、新曲はあるわで、ちゃんっと「ジャニーズのコンサート」だった!というか、「ジャニーズのデビュー組のコンサート」みたいだった!!今までどんだけ安そうな現場に入らされてきたんだ!もちろん、Myuto Morita大先生という素晴らしいユニ内デザイナー兼モデルが存在しているのはでかいと思うけど、本当に全てのクオリティが高くてびっくりしたし、何も考えずに楽しむことができました。特にもろれおの「上田ジャニーズ陸上部」特別映像は、TV局と連携して映像使わせてもらってる!デビュー組のコンサートで見るやつだ!!と興奮しました。

180度のライブハウス、客席降り・移動なし

これは後から気づいたんですけど、Jr.界隈に来てから、客席降りもバルコニーや花道等の移動もなしの公演って初めてだったかもしれない。後から気づくくらい、楽しさが先に来てました。ファンの方も感極まって「入れるだけで幸せ」くらいの気持ちでいたとは思うけど、見せる時は見せるし、盛り上げる時は盛り上げるというライブ構成の素晴らしさも絶対ありました。

今年のキントレの時に「Love-tuneの公演はバルコ移動が少なかった」と言われて、そうなのかと驚いたのですが、タオルをブンブン回したり、アンコールでみんなでジャンプしたり、「席が遠くても楽しめる」ところが、Love-tuneのいいところというか、目指すところでもあるのかもしれない。ファンとしては「見たい」が一番強いから、今回はモニターを設置してくれてすごーく良かったし、もっともっと大きい会場になっても全然やっていけるなと思いました。ちなみに「踊らない」発言が話題となっていたけど、全然踊ってたよ!あれで「踊らない」ライブなら、本来どれだけ踊るつもりだったんだ。

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写真を撮る習慣がないのでお友達が送ってくれた写真を借ります…

グッズがかわいい

Myuto Morita先生が周りから「寝なよ!!」と揺さぶられても「納期があるからあ…!!」と売れっ子漫画家のようになってデザインしたかわいすぎるTシャツ!「CALL」の歌詞を入れてあるのもエモすぎる最高の逸品*2です。3日間だけのライブだから、「1種類だけならグッズを作っていいよ」と言われ、「ちゃっかり2色展開」(by萩谷)するあたりもLove-tuneぽい。

これまでのオタクとしての経験からくる勘が働いて、「これは絶対初日に手に入れないとやばくなるやつ」と手に入れましたが、本当に正解だったと思います。15時半販売開始なのに、最終日は午前中から並んでも買えなかったというし、各色1枚の購入制限というのも初めて聞いた。

ひねりもあった構成の巧みさ

べた褒めすぎてすいません!MC前は「君だけに」「GREATEST JOURNEY」以外、今までやったことのある曲なんですよね。初めての会場だけど、「知ってる!知ってるぞ!」と盛り上がる感じ。そして「GREATEST JOURNEY」は知らなかったけど、タオル曲だからついていける。Jr.の公演って持ち曲が少なくて、先輩曲を歌う方が圧倒的に多いので、初見では何の曲だかわからん…ということが多々あり*3、だから前半はこれまでのLove-tuneがやったことある曲でみんなをあっためるぞ!という気迫を感じました。その中でも、YOU&MEアイランドで披露した新曲「烈火」のモロの篠笛(今世紀最大のドヤ顔してて最高だった)&やすあらの三味線や、「君だけに」のモロのサックスソロ(天才諸星)等、驚く要素も入れてくれててすごく良かった。

そして後半は新たなパフォーマンスを続々投入。3・2・2に分かれてのパフォーマンスもあり、新しく披露するKAT-TUN曲ありつつ、満を持してのバンド曲「象」で完全燃焼。「象」はあまりにも周りのらぶ担さんが「歌ってほしい」と言っていたから聞いてたけど、本当にかっこいいし、それ以上にとにかく気合いと迫力が凄かったです。そこから安井さんの挨拶で、最後の新曲「This is Love Song」がきらっきらで泣くのこれ。詳細は後述。

さらにさらに、アンコールでビートくん*4ハロウィンバージョンが登場し、7人がゴスロリ吸血鬼で「Dye D?」。これ、普通ライブの一番盛り上がるところで出すやつじゃないですか。アンコールに持ってきちゃう巧者っぷりしびれる!!!ソロ歌ってる人に群がってたり、全員でクタッとなってたりすごいやばい(語彙力)んですが、やっぱハットかぶった顕嵐ちゃんがものすごいキレイな顔で安井さんの首筋に噛み付いたところで何か叫びながら全身の力が抜けました。会場揺れた破壊力…。安井さんはこてん…となった後にやって振り向いて吸血鬼になって歌い出すから…しかも腰からすごい繊細なレースのスカートみたいなのがバーッってなってて「なにこれ…闇に捧げられし吸血鬼の花嫁じゃん…†」って頭をかかえた*5…。

とまあそんな感じでアンコールゴリゴリに仕上げてきてる&そのあと「MU-CHU-DE恋してる」でかわいく見せてくるんですが、最後の最後に「みんな、Tシャツ姿見たいよなあ!?」と煽りながら、ゴスロリ服を豪快に脱いでカスタムTシャツ姿を見せてくれるんですよ…!!*6「グッズのTシャツ着ないわけないだろうけど、着替える時間もなさそう…?」などと思っていたから驚かされたし、全部の思考読まれてる!と思ってビビりました。生着替えも最高だ。 

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安井さんが熱望していたインスタのフレーム

新曲が良すぎる

もうずっと3日間らぶ担と「新曲最高かよ〜〜」という話をしていたんですが、「This is Love Song」この直球すぎるタイトルの歌が、本当にかわいくて。1番はバラードっぽく始まって「へ〜いい曲だな」と思ってたら、2番から転調してきゅるんきゅるんにかわいく踊りだすんですよ!!あ、アイドルだ〜!!!って驚く。Jr.の兄組、つまりすのすとらぶとらってギラギラしてなんぼみたいなところあったと思うんですが、こういう曲もありか!!って本当に虚をつかれてキャーとも言えず、目を見開いてしまった。

Love-tuneは中性的でもある」「かわいいのもいける」ってメンバーが話していたけど、ほんとそれだよ。顕嵐ちゃんが「中途半端と言われるかもしれないけど、中途半端を突き詰めればオリジナルになる」と言っていたらしく、目からウロコでした。こんな面白いユニットになるとは思わなかった。ちなみにサビ前の「好きなんだよ」「大好きだよ」「好きになっちゃう」をメンバーで分けてるんですが、安井さんの2番の「好きになっちゃう♡」があまりにも甘くて、ハートついてる…って感じで、いつでもAKBでやっていけそうでした*7

新曲があるとは、全く予想していなかった、というのも嬉しさを後押してしているのかもしれません。今のJr.の新曲って、ジャニーさんの舞台に出た時にご褒美…いや演出の一貫としてもらえる、みたいなイメージがあって。Love-tuneの単独ライブなんてただでさえ嬉しいのに、新曲までもらえるなんてそんな!?そんな贅沢なことある!?って、貧乏に慣れてしまったから優しくされてもなかなか信じられないみたいな気持ちになった。

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ライブハウスぽい!お酒飲みたかった

メンバーの熱さ

最終的にはこれに尽きるんだけど…やっぱり安井担だから、安井さんが「言葉が出てこない」って言ってたことでうわ〜〜となってしまいました。でもわんわん泣くとかじゃなくて、みんなキラキラして、達成感に溢れていた。初日の最後に、安井さんがもう本当にふにゃふにゃで、「…えへへ♡」って笑ってた*8のがあんまりにもかわいすぎて…。Zeppに下見に来たり、アイランド中に打ち合わせを封印されたり(舞台に集中しなくなるから)、普段来ない先輩が来てくれたり、なんだか本当に特別なことだったな、と思いました。

コンサート中も、ファンがいたるところで「ハァ〜〜〜」みたいな感極まった声を出してたね…。私もずっと出していた。願わくば、これが今後特別なことじゃなくなってくれたら嬉しいけど、「次があるかわからない」とはっきり言ってくれた*9のもLove-tuneらしいし、「僕らは絶対に諦めない」という言葉の強さも、ものすごく素直に受け止められました。そんな中で、萩ちゃんが「課題も見つかったよね!!次も絶対やろう!!」と言ってたと聞いて、最終日の挨拶で反省会するまっすぐさにまた「うう…」ってなりました。

 

何がどうなるのかまったくわからない時代だけど、Love-tuneがこんなに素晴らしい単独ライブを見せてくれたから、もっともっとこの先も見れたらいいなと強く思いました。楽しかった!

*1:Zeppの写真もサブリミナル効果的に入れていく

*2:写真撮ってないから後で追加しておきたい

*3:イントロのキャー!でおたくの出身がわかる

*4:キントレで登場したLove-tuneのマスコット。夏はペイントで描いたみたいな感じだったけど、ちゃんとプロの手が入っていた!

*5:しかし本当に記憶が飛んでるので、頼むから何か映像をください

*6:安井さんはファンの期待通りオフショル気味にしてくれてありがてぇ

*7:坂道ではない

*8:本当に口に出していた…恐ろしい

*9:というレポを見て

ジャニーズ YOU&ME アイランド、元ネタ&いろいろメモ(2幕前編)

さて2幕です。もう終わってだいぶ経つけども…!2幕で結構びっくりしたのは、宇宙の扱いが小さくなっていたことと、少年隊の2000年代の曲がたくさん使われていたことでした。

 

宇宙の扱いについて、今までは「地球が崩壊したから宇宙へ」「飛ばされたプロデューサーを追って宇宙へ」「宇宙に行かないと宇宙に未来がないことがわからないから宇宙へ」「宇宙から地球を見下ろして地球について俯瞰的に語り合う」などといろいろな理由があったのですが、今回は抜群にあっさりしてます。そしてそこで話されることも、いや大事だけどそれ劇場の屋上で話し合うのでもいいかな…?という感じのことだったりします。
これまでのジャニーズ舞台における宇宙はかなり万能な存在で、生と死の間にあり、過去と未来を自由に行き来できる、日常を超越した空間という感じ。超空間だからこそ過去・未来を見渡し地球という規模のでかいものについて語り合っていたのです。そしてプロデューサーも最後に宇宙にとどまるのか地球に戻るのか、という点が死のメタファーとなっていた、と解釈していました。
それが、今回プロデューサーがいなくなってしまったことで、場所が宇宙であることの必然性が薄くなり、より現実的な話が繰り広げられるようになっています。これはやっぱりジャニーさんいよいよ自分のいない世界を…などと考えてしまいますが、一方でジャニーさんの演出舞台というジャニーズ屈指の箱庭で夢を叫ばせるのはどうなのよ、という気もします。ネット解禁してもっとテレビに売り込んだ方が…。ただ、改めてこの物語を整理していて「幼い自分と出会う」という展開のために、時間を超越した空間である宇宙が必要だったのかもしれない、と思いました。

そして少年隊の2000年代の曲について。これまでも少年隊の曲は色々歌われてきましたが、基本的に大舞台で歌われるのは1999年くらいまでの曲でした。これは特にSMAPJ-FRIENDS・Jr.黄金期という三世代だった嵐結成以前の時代に、(多分)「KYO TO KYO」などをきっかけにJフレとJr.黄金期で同じように少年隊の楽曲を歌い、少年隊が世代を超えて共通する言語になっていたということが理由なのかなと思っておりました。まあそこまでいかなくてもこのころまでの思い出がすごいから、何回も歌ってるのかな?とか。
しかし、今回はデビュー組が少年隊の歌を歌わなくなった2000年代の曲がかなり入っています。つまりここら辺の歌は、J-FRIENDSや嵐などは知らない・歌うことができない楽曲たちなのです。単純に映像見返して「この時代もいいじゃん!」ってなっただけなのかもしれないですけど、なんで急に…??とびっくりしました。結論は出ません!

そんなわけで前置きが長くなってしまいましたが、2幕についてつらつらと書いていきます。

宇宙

♪Mysterious Dance(東京B少年→Hi Hi B少年)
 PLAYZONE 2005 ~20th Anniversary~ Twenty Years(2005年/青山劇場) ※東山ソロ
 ABC座 星(スター)劇場(2012年/日生劇場
 ANOTHER(2013年/日生劇場
 ANOTHER(2016年/大阪松竹座

ミステリアスダンスだけ即特定されてたのは、こんなに歌われてたからなんですね!少クラでも安井さんたちが歌っていたのか。

2幕の最初、B少年のゼロ・グラビティからスタートです。会見の際の安井さんの「2幕の頭は亀梨くんや玉森くんがやっていたイメージがある。そこを任されるところにすごくジャニーさんの気持ちを感じる」という、「推されてる」をうまく言い換えた発言がめっちゃ面白かったです。ジャニーさんのお気持ち表明…。あとマイケル・ジャクソン的な人は、JOHNNYS' Future WORLDの時に九州男児新撰組の子がやっていました。九州男児の残り香がすごい。

そしてこのあと平野「子供たちは未来があっていいな。俺たちものんびりしてたら足元をすくわれる」美勇人「もうついていけねえよ!」平野「おままごとなら勝手にやれ!」岸「ショウの気持ちもわからないのか!」海人「俺だって辞めてやる!」みたいな感じで揉める(うろ覚え)。この時神宮寺が安井さんの手を掴む→顕嵐ちゃんが止めるという細かい芝居が繰り広げられていた。

♪宇宙序曲~HOW HIGH THE STARS~?(平野)
 JOHNNYS’ALL STARS ISLAND(2016年/帝国劇場)

ヴァサイエガ渉「お兄ちゃんは何を目指してるのか自分でもわかってないんでしょ?どうやら体験しないとわからないようだね…」怖いよおおお。ここで球体フライング。そしてまたヴァサ「ここはお兄ちゃんが学ぶための場所だよ。太陽の裏側。地球のようで地球でない。楽園でもあり墓場でもある」お、おう??

平野が「どこへだって行ってやる!ここにあるのは俺の未来なのか、それとも…」と開き直ると、「答えにたどり着くのにちょうどいい姿、落ち着いた姿にしてあげる」「幼い頃に見たあの夢を思い出して」と爺さんにされる。

しかし今までのプロデューサーは「狂ってる!」と非難されていても、最終的には「実は狂ってると思われてる人の方が正しかったんだ!」みたいな感じで全肯定されてたのに、今回は「暴走しちゃダメだよ」というメッセージを感じる。ま、まさかSMAPのことがトラウマに…?

・歴代爺さん
 錦織一清PLAYZONE’92、PLAYZONE’05、新春滝沢革命’09〜’12)
 東山紀之PLAYZONE’05)
 滝沢秀明(新春滝沢革命’09〜’12)
 薮宏太(JOHNNYS’World ’14)
 山田涼介(JOHNNYS’World ’14)
 戸塚祥太(ABC座星劇場’12)
 内博貴(JOHNNYS’ALL STARS ISLAND’16、JOHNNYS' Future WORLD’16)
 平野紫耀(JOHNNYS' Future WORLD’16)

ニッキさんの92年やニッキ&ヒガシの05年は、若者が急にじいさんにされるというより、単純に未来の描写なんですが、よく引き合いに出されるので記しておきます。勝利は爺さんにならないんだな~!

♪WITHOUT YOUR LOVE(永瀬廉、Prince)
 JOHNNYS’ALL STARS ISLAND(2016年/帝国劇場)※藤ヶ谷&玉森曲 

「俺たちの未来はショウとともにある」「俺たちも宇宙へ行こう!」と言い出すれんれん&Prince。そんな簡単に行けるんかいなどというツッコミはもはや意味をなさない。

♪憧れの星たち?(HiHi Jet)
 JOHNNYS’ALL STARS ISLAND(2016年/帝国劇場)

We are ユニバースみたいな曲、これかな?ローラー組(HiHi中心)は「まだかなあ~」などと言って先に宇宙についていた模様。

♪The Shining star(永瀬、Prince、HiHi B少年)
 JOHNNYS’ALL STARS ISLAND(2016年/帝国劇場)

中央の丸い輪っかからどんどん出てくるれんれんとPrince。完全に通り抜けフープ。この歌去年の安井さんかわいかった思い出なので今年は出てこなくて寂しいです。

♪"D"(平野)
 PLAYZONE 2005 ~20th Anniversary~ Twenty Years(2005年/青山劇場) ※錦織ソロ
 ABC座 星(スター)劇場(2012年/日生劇場

じいさんになった平野がピアノを弾き出しフライング(SHOCKの車のやつですね)。子供達が「もしかしておじいさんってやつ!?初めて見た!超ラッキー!」などと言ってるのがぞくっとします。この子供は元木湧くん、ヴァサ、一世の時など日替わりだったらしい。子供「ここは太陽系の新しい惑星。宇宙は不思議なところ、ありもしないものが現れる」と言ってるけどさっきの太陽の裏側とは違うところなんだろうか?

ちなみにこの”D”の演出は、ピアノ以外の部分が大体PLAYZONE 2005と一緒すぎてびっくり。

世界の悲劇

♪My Heart will go on
 CELEANE DION(1997年)
 JOHNNYS’WORLD(2012年~2016年/帝国劇場)
 JOHNNYS' Future WORLD(2016年/博多座梅田芸術劇場
 JOHNNYS’ALL STARS ISLAND(2016年/帝国劇場)

おなじみタイタニック。スペオキ扱いだけど、ちょっとずつ短くなっている気がする…。設計士の安井さんはこれまでの設計士より落ち着いていて慈愛に溢れた表情で「私が設計した豪華客船、タイタニック号。その佇まいは豪華でゴージャス。もちろん安全対策も番宣です」と自慢し、柱とか撫でたり楽しんでいる人たちを優しい目で見つめたりしています。

今までの設計士はもっとドヤ感が強くて、沈没時に「まさか完璧なはずの設計が…!?」と驚いていました。つまり人間の驕りを表す存在でもあったわけです。今回はタイタニックが短くなって、設計士が船と一緒に沈没する場面がないので、優しい感じなのかな、と思いました。

ヒンデンブルク号*1
 JOHNNYS’WORLD(2012年~2016年/帝国劇場)
 JOHNNYS' Future WORLD(2016年/博多座梅田芸術劇場
 JOHNNYS’ALL STARS ISLAND(2016年/帝国劇場) 

こちらもおなじみヒンデンブルク。これもちょっと短くなっている。ここの真田さんが真骨頂って感じですよね〜。私は自害するときのシルエットが好きでした。

♪All I NEED(prince)
 JOHNNYS’WORLD 2015-2016(2016年/帝国劇場)
 JOHNNYS' Future WORLD(2016年/博多座梅田芸術劇場

「宇宙に来ても学ぶのは悲しい過去ばかりだ。100年前の悲しい出来事が今も起こっている」みたいな感じで地震原発事故、テロなど世界中の災難について語り始める。「なんで人間は殺しあうんだろう」「明日にも隣の国からミサイルが飛んでくるかもしれないのに、のんきにしていていいのか」「平和とは何か、もっと学ばなければ」人種や宗教を超えて本当の幸せは何なのか」といった感じで語りあうPrince。隣の国のミサイルにどきっとしますよね…。

そして!らぶ担的には長妻!上手でピアノ伴奏!いや弾いてるかは別にして、ここに!?とびっくりしました。

 

長すぎるのでさらに後編へ続く…。

 

1幕はこちら 

sasagimame.hatenablog.com

 

 

*1:ブルクなのかブルグなのか、こっちのが一般的みたいなので